前回のメールマガジンなどで漳平水仙の入荷予定日を11月25日頃とお伝えしておりましたが、予定よりも検疫検査、通関が早く完了し、11月18日頃となります。
また、当店会員、メールマガジンご購読の方でご予約いただきました方には特典として漳平水仙を1個増量させていただきます!
11月17日までにご予約いただいた方が対象となります。(既にご予約いただいている方も対象となります)
先日、訪れてきた雲南省シーサンパンナで譲っていただいた、勐海老班章の古樹単叢秋茶が入荷しました。
老班章 古樹単叢 2018秋
今回ご紹介するこのお茶は老班章で代々製茶を営む哈尼族(ハニ族)の高老師によるものです。高老師は伝統的な製茶方法を守りつつ、非常に論理的な作り手で、日々より良いお茶を目指して製茶を続けています。老班章に限らず、勐海の各茶産地には高老師の教えを請う作り手も多くまた、中国の名だたる普洱茶の専門家も信頼し取引を続けている方です。以前から個人的にお付き合いはあったのですが、非常に上質で素晴らしい普洱茶ではあるものの、高価なため、ショップではご紹介することを見送ってきましたが、今回は老師のご好意もあり、今回の価格でご紹介することができました。
実際には老班章ではなく、その周辺で作られているのにも関わらず、「老班章」と名乗るお茶も多い中、本当の老班章をご紹介させていただきます。
崖のような急傾斜地にある樹齢300年以上と思われる茶樹を特別にお願いして単一茶樹、単叢として作っていただきました。農薬はもちろん、肥料も与えずに自然のままに生きる茶樹から丁寧に摘み取り、機械を使用せずに全て手作業で作られた普洱生茶です。
老班章らしくパワフルでミネラル感がしっかりと感じられる普洱生茶です。雨の多い時期に作られる春茶と違い、秋茶は香りが非常に良いと言われています。それを裏付けるかのような高く深い花の香りも、その味わいをより深く感じさせる1つの要因となっています。
勐海の若い普洱生茶によく見られる渋みなどは感じません。強さのなかに優しさもしっかりと感じられるこのお茶は、老班章だからというだけでなく、老師の技術の高さによるものでもあります。
2018年の英徳紅茶が入荷しました!
英徳市では古くから製茶が行われていましたが、英徳紅茶は比較的近年になって作られるようになった紅茶です。限られた生産者のみで生産されてきたことや、ほとんどが中国国内ですら流通することなくヨーロッパなどへ輸出されてしまうため、入手の難しい紅茶です。近年の紅茶ブームによって生産者が増えたものの、今も入手しやすいとは言えないお茶の1つです。
英徳紅茶の原料となる茶葉品種には規定がありませんが、主に鳳凰単叢に使われる鳳凰水仙種、雲南大葉種から作られています。また、先に挙げた品種よりも生産量はかなり少なくなりますが、これらを掛け合わせて作出された英徳九號からも作られています。
どれも同じ「英徳紅茶」として流通していますが、実際には香り味わい共に大きく異なります。英徳九號から作られた上質な英徳紅茶はとても香りが高く、味わいも深みのある甘味とミネラル感があります。鈴茶堂ではこの英徳九號にこだわります。
英徳紅茶 2018
有機栽培と無農薬を徹底的に管理された山中の茶園で育った英徳九號を2018年3月に摘み取り、丁寧に製茶しています。黒褐色を基調に適度に金毫(ゴールデンチップ)が入ったバランスの良い茶葉です。上質な英徳紅茶は年月を経ることでより味わい、香りが深く変化していきます。お手元でゆっくりと後熟成して、その変化を楽しむのもおすすめです。
2017年の英徳紅茶も若干数ですが、ございます。
味わい、香りの深さではこちらがおすすめです。
毎日のお茶としてお楽しみいただいている方も多く、人気の高い蔵茶が再入荷しました!
品切れでご迷惑をおかけして申し訳ありません。
蔵茶 康磚(布袋)
蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、プーアル茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。辺境の少数民族へと運ばれ消費される辺茶であり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。
甘い香りで味は非常に柔らかくて甘く、飲みやすく、癖は全くといってよいほどにありません。香ばしさもあり、香り高く、品のある甘さが感じられます。
蔵茶は胃腸に優しいのが特徴です。胃腸をはじめ、体に疲れがでるこの時期こそ、おすすめのお茶です。
店主は過去に急性胃腸炎になった際、当然、お茶はもちろん白湯も受け付けないほど胃腸が弱っていたのですが、この蔵茶だけは大丈夫でした。それほど胃腸、体に優しいお茶です。
漳平水仙 2018年秋茶ご予約受付中です!
当店会員、メールマガジンご購読の方でご予約いただきました方には、特典として漳平水仙を1個増量させていただきます!こちらは11月17日までにご予約いただいた方が対象となります。(既にご予約いただいている方も対象となります)
漳平水仙は福建省の漳平市という場所で伝統的に作られる烏龍茶です。その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。
中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、鈴茶堂ではずっと何年もこのお茶を探し、ようやく納得できる品質のお茶を作る茶農家さんと出会い、日本の方が殆どこのお茶をご存じない頃からずっとご紹介してきました。おかげさまで今では産地でも優先的に良いお茶を譲っていただけるようになり、これもずっと漳平水仙を愛飲してくださっているみなさまのおかげです。ありがとうございます。
昔のままの村で、今も殆ど手作業で1つ1つ丁寧に作られています。また、無農薬、有機栽培を徹底しており、茶畑の中には養蜂の巣箱がたくさん配置されています。茶畑で取れるこの蜂蜜も村の大事な収入源となっています。
伝統 漳平水仙 2018年秋茶
漳平水仙には桂花香型と花香型とあります。桂花香型は漳平の中でも比較的低標高の茶畑で作られたものを、花香型は標高の高い茶畑で作られた上質なものとなります。この漳平水仙は花香型の中でも最高品質の蘭花香型になります。標高800m以上の、漳平の中では最も高地の茶畑で作られています。また、機械を可能な限り使用しない伝統的な製法で作られています。現地で流通している多くの漳平水仙とは味わいも香りも煎持ちも違います。
また固形にする際の技術も味わいや香りに影響します。熟練した作り手によるものは、大きすぎず、圧をかけすぎず、最適な大きさ、緊圧をもって成形を行います。産地でもこの成形技術のレベルはまちまちで、大きすぎるものや小さすぎるものなど様々なものが見られます。実際、大きすぎるものなどは味わいが鈍く感じるようになってしまいます。当店では最適な大きさ、味わいが鈍くなるような成形のものは選ばす、最高品質の蘭花香型にこだわって選んでいます。
伝統 漳平水仙 2018年 炭焙煎 秋
この炭焙煎は紙に包んでから行うため、通常の散茶よりもずっと時間も技術も必要となり、今では数件の茶農家でしか行うことができません。
ほっこりとした香ばしい火の香りと、甘い柔らかな花香が感じられます。深みのある旨みと柔らかで心地良い回甘、ミネラル感がとても強く、焙煎を施すことで蘭花香系とはまた違った茶樹の旨味を強く感じることができます。
漳平水仙 紅茶 2018年秋茶
甘い果実香と深みのある旨味、甘さを持っています。
中国紅茶にしては珍しく甘く柔らかい中にミネラル感も感じることができます。紅茶でありながらも煎持ちが非常によく、かなり長く楽しめます。英徳紅茶にも通じるような心地良い独特な余韻もしっかり感じられます。
発送は入荷後、11月18日頃を予定しております。
システムの都合上、本商品と一緒にご注文いただきました商品は本商品の入荷後、同梱での発送となります。先に発送をご希望される場合は、ご注文を分けていただけますようお願いいたします。
11月23日から11月26日まで中国出張のため発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に、いつもより少しお時間をいただく場合がございます。大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。