鈴茶堂からのお知らせ」カテゴリーアーカイブ

2013年 どうもありがとうございました!

鈴茶堂
チベット・タンラ山脈

2年目を迎えた2013年もたくさんのみなさまのおかげで無事に終えることができます。
おかげさまで私たちが想像していたよりも遥かに素敵な経験や出会いが沢山あった、素晴らしい1年でした。
どうもありがとうございました。

年々の物価上昇と共にお茶の価格も値上がりしているのにも関わらず、今までと変わらない価格で美味しいお茶を提供してくれる作り手さんや茶業さんたち。中には今までよりも価格を抑えてお茶を提供してくださった方もたくさんもいました。予想以上の円安にも関わらず、お茶の品質を下げずに、今までと変わらない価格でご提供できるのも、そういったみなさんのおかげです。

4月の中国・四川省雅安の大地震では当店と取引のある茶業さんも決して少なくない被害を受けました。多くのみなさまのご支援をいただき、四川のお茶の売上の一部などを義捐金を届けることができました。現在もまだ完全に復旧したとは言えない状況だそうですが、製茶場はほぼ元通りに戻っています。
ご協力いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました。

武夷山では製茶に忙しい時期にも関わらず、茶畑をはじめ武夷山の隅々まで案内してくれた茶業さん。マニアックな細かい質問にも嫌な顔もせずにきちんと答えてくれたり、焙煎室で根気よく焙煎技術を教え続けてくれたりもしました。
正山小種の作り手さんは、外国人立ち入り禁止区域にも関わらず、桐木の製茶場まで招待してくださいました。

チベットでは蔵茶をはじめとする黒茶がどのように楽しまれているか知りたいという私たちの希望に答えて、現地チベット族のガイドさんには一般的な観光客が訪れることのないような地元の人々が集まる茶館に案内していただきました。
バター茶を作るドンモという器具を買いたいという私たちのために、家族、親戚総出で探してもらったりと本当にお世話になりました。
ようやく見つけたドンモの製造者の方は、外国人を自宅に招くと当局に罰されてしまうというのにも関わらず、私たちを工房まで招待、色々と説明をしてくださいました。

友人たちのおかげで、製造過程が国家機密に該当するという黒茶の茶廠へも行くことができました。通常は見せられないという工程まで見せていただいたり、たくさん勉強させていただきました。

国家機密といえば台湾の茶業さんも。国賓用のお茶も作っているために撮影は許可できないけれど・・・といいながら色々と細かく案内、教えてくださいました。現在とはとても異なる、昔ながらの製茶方法を教えていただき、その味わいの理由が改めて納得できたことも。

各地でふらりと立ち寄ったお茶屋さんや茶業さん。この土地のお茶は殆ど流通していないので勉強させて欲しいという私たちに忙しい最中にも関わらず長い時間を使って細かい部分まで教えていただいたり、とても面倒な客であったにも関わらず嫌な顔もせずに付き合ってくださいました。

今年も茶器などの作家さんたちにも沢山お会いできました。作業の手を止めて工房を案内してくれるだけでなく、他の作家さんの工房までいくつも案内して紹介してくださったり、儲けが一切無いような価格でワガママなオーダーを聞いてくださったりも。

そして中国、台湾をはじめとする各地の友人たち。自分たちの得には一切ならないにも関わらず、時間を作って各地の移動を手伝ってくれたり、案内してくれたり・・・本当に感謝しています。彼らの協力がなければ鈴茶堂はありません。

上海、安徽、浙江、北京、台中、そして日本の老師の方々。今年もたくさんのことを教えていただきました。

今年も数え切れないほどの縁がありました。

そして宣伝もしていないようなWEBショップにも関わらず、ご利用いただいたみなさま。
また、バーやレストランで私たちの選んだお茶をお楽しみいただいたみなさま。
今年からはじめたお茶会に参加してくださったみなさま。
数あるお茶の中から選んでいただいたことに、心から感謝しております。
どうもありがとうございました。

2014年はたくさんの「縁」をもっともっとお返ししていけるように努めてまいります。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。

お茶会のお知らせ & おかげさまで2周年を迎えます

中国の茶市場

来年、2014年1月のお茶会は黒茶がテーマです。

黒茶は一言で言うと「後発酵茶」です。
紅茶や青茶(烏龍茶)が鮮葉の酸化発酵を利用して作られているのに対して、黒茶は麹菌による発酵が行われたお茶になります。
黒茶は昔から雲南省、四川省や湖南省、陜西省などで作られ、チベットをはじめとする辺境の地へ、その地に住む人々の健康に欠かせないものとして大切に運ばれています。
一方、香港や台湾、東南アジアへも輸出され、その地の人々の喉を潤す美味しいお茶の1つとしても親しまれています。

普洱茶(プーアル茶)が非常に有名ですが、中国には様々な黒茶があります。
香港や台湾の乾倉で熟成された普洱茶、未入倉のフレッシュな味わいを持つ普洱茶、チベットで愛飲されている四川省の蔵茶、生産量では最も多い湖南省の茯茶、その茯茶のオリジナルとして近年復活した陜西省咸陽の泾渭茯茶(涇渭茯茶)、広西の六堡茶、かつては小葉種で作られていた重慶市の重庆沱茶(重慶沱茶)など沢山の黒茶が存在しています。
そしてその味わいも様々です。濃厚なボルドーワインのようなものからフレッシュな蜂蜜のような甘い香りを持つもの、フルーツのニュアンスをもつものや穀物のような香ばしさをもつものなど・・・

1月はその黒茶の一部分をご紹介、美味しく楽しみたいと思います。

日時 2014年1月13日(月曜・祝日)12時30分~14時30分
場所 Bistro&Bar After Taste
東京都新宿区新宿3-28-16 新宿コルネやまとビル5F
03-6273-2001
新宿駅 徒歩2分 / 新宿三丁目駅 A5出口 徒歩1分
料金 3000円(お茶3種以上・デザート・お土産つき)
ご予約 お席に限りがありますため、1月10日までにAfter Taste店舗までご予約ください。満席になりしだい、ご予約を締め切らせていただきます。ご了承ください。
( 03-6273-2001)

開催時間、料金が前回と変更になっております。ご注意ください。

おかげさまで満席となりました。ありがとうございます。現在はキャンセル待ちをお受けしております。どうぞご了承ください。


チベット ポタラ宮

12月13日で鈴茶堂Webショップはおかげさまで2周年を迎えます。

鈴茶堂では現地の普通の人々ではなく、お茶好きの人々が大切に楽しんでいるお茶、かつ、私たちも美味しく安心して味わえるお茶をご紹介したいと思って選んでいます。1年目よりもちょっとマニアックな品揃えに変わってきたにも関わらず、この1年も私たちが想像していたよりもずっと多くのお客さまにご利用いただきました。本当にどうもありがとうございます!心から感謝しております。どうもありがとうございました。

まだまだ日本できちんと紹介されていないようなお茶が沢山あります。これからも美味しく、安心して楽しめるお茶をご紹介していきたいと思っております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

お世話になっているみなさまにお礼の気持ちをと思い、今年も本日12月7日から1月15日までにご注文いただいた方には心ばかりではありますが、お茶などのセットをプレゼントさせていただきます。数量が少ないためショップにでていないお茶や販売を検討したものの業務販売のみに絞ったお茶などを予定しておりますので、珍しいものもあれば、特別に美味しいお茶、普通に美味しいお茶など様々です。

期間中のご注文毎に1セットずつプレゼントさせていただきます。
お茶の組み合わせはどうぞお任せください。また、数量限定のため内容の変更、早期終了などもございます。
ただし、メール便対象商品のみをご注文の場合は対象外とさせていただきますのでご注意ください。(メール便でお届けする場合はプレゼントを同梱することができません)
どうぞご了承ください。

1年目もたくさんの茶縁がありましたが、この2年目ももっと多くの、戸惑うほどに多くの茶縁があり、たくさんの素晴らしい出会いがありました。今年からはじめさせていただいている新宿のAfter Tasteさんで行っているお茶会もその1つです。多くの方にご参加、お申込みいただき、本当に楽しく、嬉しく、心から感謝しております。

3年目も美味しく安全なお茶をお届けできるようにスタッフ一同努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

発送業務再開しました&手摘み川根茶 2013年熟成茶 入荷しました!

チベット・ラサ・ポタラ宮

長期間の発送業務お休みでみなさまにはご迷惑、ご不便をおかけしました。
無事に中国・チベット・台湾を回って帰国いたしました。
発送業務も再開しております。

北京からはじまり、安徽省では合肥と涌渓火青の産地を見学させていただき、上海、四川省成都、そしてチベット自治区のラサ、シガツェ、ギャンツェ。ラサからは鉄道で西安まで。西安のお隣、咸陽で黒茶の泾渭茯茶(涇渭茯茶)工場を見学させていただき、再び北京へ。今までに経験したことのない距離を移動しましたが、どこも素晴らしい景色はもちろん、素敵な人たちと素晴らしいお茶との出会いがありました。

写真は紅葉が美しいチベット・ラサのポタラ宮です。

日月潭紅茶工場

その後の台湾では台中をベースに南投縣、台北とまわりました。
南投縣ではいつもの凍頂烏龍茶、渓頭、日月潭を。台中では陶磁器作家のみなさんと交流させていただきました。沢山の方と新たな交流がはじまり、今回も茶縁の深さに驚かされた旅になりました。

写真は台湾南投縣日月潭の紅茶工場です。

今回であった美味しいお茶たちは通関終了次第、順次ご紹介させていただきます。
また、旅の様子は本ブログやお茶会などで改めてご報告させていただきます。


手摘み川根茶 2013年熟成茶
手摘み川根茶 2013年熟成茶

春に大変ご好評をいただいている鈴茶堂唯一の日本茶、手摘み川根茶の熟成茶が入荷しました。
春の新茶の時期ももちろん美味しいのですが、実は一番美味しくなるのは適切に管理されて夏を越した秋以降のお茶です。
新茶時期のように香りは望めませんが、新茶特有の強さが抜け、柔らかく深みのある甘味の増した、この上なく美味しい日本茶になりました。

新茶の状態で完売してしまう、この茶農家さんの日本茶を贅沢にも熟成茶に仕上げています。今までは販売せずに自家消費で楽しんでいたものを、今年は確保していただきました。

発送は12月7日以降を予定しています。

柴窯 冬梅傲雪杯 再入荷しました!

柴窯 冬梅傲雪杯
柴窯 冬梅傲雪杯

あっという間に完売してしまった冬梅傲雪杯が再入荷しました。
メールマガジンご購読者限定でのご予約数が多かったこともあり、数量が限られますのでご注意ください。

普段使いにできる粉彩の茶杯ですが、柴窯の製法で作られています。
綺麗な梅と鳥の図柄は「冬梅傲雪」と呼ばれる書画の題材に良く使われる縁起の良いものです。
高さのある茶杯はお茶の香りを際立たせてくれますので、青茶などの香りの良いお茶に最適です。


お問い合わせの多い凍頂烏龍茶、台湾茶のご報告です。

凍頂烏龍茶2013年冬茶の入荷予定は来年1月以降を予定しております。今シーズンも天候に恵まれず、作り手さんにとっては厳しいシーズンだったようですが、非常に品質の良い冬茶を確保できました。

一般的には流通しはじめている冬茶ですが、当店が信頼している作り手さんは非常に頑固で昔と変わらない「冬茶」しか作りません。そのため、現在では冬片と呼ばれるような時期に摘み取り、製茶します。また、焙煎に期間をおくため、仕上がりは12月中旬以降になります。

もう1つお問い合わせの多い香檳烏龍茶 (東方美人)について。

本年度も納得できる品質のお茶に仕上がっていました。
とても清らかでありながら力のある香檳烏龍茶のため、作りたてよりもしばらく期間をおいて寝かせた方が良いということで、当店ではこの時期にご紹介することにしています。
本当は1年以上寝かせておきたい位、時間をおいた方がより美味しく甘くなるお茶ですので、現在お勧めはショップでご紹介中の2012年物です。

特級 香檳烏龍茶 (東方美人)

2013年の香檳烏龍茶のご紹介は早くて12月中旬以降になります。

昨年、茶樹の状態が良くないからという理由で冬茶の製造を断念した渓頭高山茶の作り手さんですが、今年は製茶することができました。とても丁寧な作り方をする上質な高山茶で、こちらも12月中旬以降にはご紹介できると思います。
日本ではあまりメジャーではない渓頭高山茶ですが、とても美味しいお茶です。

発送業務お休みのお知らせ

アバ・チベット族チャン族自治州

10月27日から11月21日、11月23日から11月30日までのあいだ、中国および台湾へ出張・研修のため、発送業務をお休みさせていただきます。
かなり長期に渡るお休みとなります。ご迷惑、ご不便をおかけして申し訳ありません。

10月25日21時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文、銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は同じく10月25日中に入金確認ができたご注文を10月26日に発送させていただきます。それ以降のご注文は11月22日または12月1日以降の発送となります。

11月は発送可能日が22日のみとなっております。ご注文が集中した場合は22日に発送できない場合もございます。その場合はメールにてご連絡、ご相談させていただきますが、11月22日に確実に発送を希望する場合は備考欄にその旨をお書き添えください。可能な限り対応させていただきます。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。ネット接続環境が不明な場所へも行くことを予定しておりますため、ご返信などに最長で5日程度のお時間をいただくことも予想されます。

ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。


気温が下がって岩茶が美味しい季節になってきました。

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青獅子岩 金牡丹

武夷岩茶の中でも一番のお勧めはこの青獅子岩 金牡丹です。

金牡丹は福建省農科院研究所が作出した比較的新しい品種です。非常に香り高く、味わいも良いことから評価の高い品種ではあるものの、栽培量が極めて少なく、産地である武夷山はまだしも、中国でも金牡丹という品種を知らない人の方が圧倒的に多い希少な岩茶です。
その中でも青獅子岩と呼ばれる山深い場所で作られている金牡丹です。この青獅子岩で作られる岩茶は最高の味わい、香り、岩韻を備えています。同じ品種の岩茶でも他の場所で作られた岩茶とは全く別物と言って良いほど味わいと香りの深さがあります。
産地でもまず青獅子岩の金牡丹に出会えることはありません。

慧苑坑 鉄羅漢
慧苑坑 铁罗汉(鉄羅漢)

四大名欉として知られる鉄羅漢です。
本来の生産地は福建省武夷山のなかでも慧苑坑という場所ですが、現在では生産される鉄羅漢の殆どが慧苑坑以外の場所で栽培されています。
慧苑坑とは三坑両澗と呼ばれる、ワインで言うところのグランクリュ畑。その正岩茶区の中心となる地域で作られた素晴らしい岩韻を持つ鉄羅漢です。鉄羅漢という岩茶が本当はこんなに美味しいお茶だったのかと実感していただけると思います。

臨時休業のお知らせ

誠に勝手ながら、10月19日および20日はお休みをいただきます。
臨時休業中もご注文はWEBフォームより24時間受付しておりますが、当店よりの返信、商品の発送は21日以降の対応とさせていただきます。

長期発送業務お休み前にご迷惑、ご不便をおかけして申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いいたします。

La Belta CUCCINA E BAR お茶メニュー変わりました & お茶カクテル

La Belta CUCCINA E BAR

町田の本格イタリアンレストラン、La Beltaのお茶メニューが変わりました。
定番の祁門、正統派の正山小種(Lapsang Souchong)はそのまま、秋から冬にふさわしい岩茶が登場です。

昨年も大変ご好評をいただいた3年ビンテージの老欉水仙と今年はもう1つ、青獅子岩 金牡丹のご提供がはじまりました。

青獅子岩 金牡丹はWEBショップでもご紹介しているように、武夷正岩地区の中でも特別な場所である青獅子岩で作られた岩茶です。青獅子岩の岩茶というだけでも貴重なため日本へはあまり輸入されませんが、中でも金牡丹という現地でもあまり栽培されていないとても珍しい品種から作られています。
金牡丹は非常に香り高く、味わいも良いことから評価の高い品種ではあるものの栽培量が極めて少なく、産地である武夷山はまだしも、中国でも金牡丹という品種を知らない人の方が圧倒的に多いといった希少な岩茶です。

また、3年ビンテージの老欉水仙はWEBショップなどではご紹介していない、La Beltaだけでお楽しみいただける岩茶です。色々な老欉水仙がありますが、この老欉水仙はしっかりと醗酵と火入れを行った昔ながらの伝統的な製法で作られた岩茶です。

美味しい食事の後に美味しいお茶を提供したいというお店の思いがあり、普通にお楽しみいただけるお値段でご提供しています。ぜひこの機会にLa Beltaで美味しい食事とお茶をお楽しみください。

また、La Beltaではお茶を使ったカクテルも充実しています。

La Belta CUCCINA E BAR

こちらは3年ビンテージの老欉水仙を使ったリキュールです。
老欉水仙の旨みと香りがベースの甘いお酒ととても良くあっていて、とても美味しいLa Beltaオリジナルのお酒です。

ストレートでも美味しいですがロックがおすすめです。より老欉水仙の香りが引き立ちます。お酒が苦手な方はソーダ割りなどにしてもお楽しみいただけます。
とても美味しいお酒で、私たちも食事の後には必ずお願いしてしまうほどです。

La Belta CUCCINA E BAR

こちらは四川公主というLa Beltaオリジナルカクテルです。
四川公主というのは四川の王女さまという意味で、四川省のジャスミン茶である碧潭飄雪を使って作られています。

ジャスミンの綺麗な香りと爽やかに甘く、可憐な四川公主を連想させるようなカクテルに仕上がっています。

お酒は強くないので・・・という方にはアレンジも可能です。
どうぞスタッフまでお気軽にご相談ください。

La Belta CUCCINA E BAR

こちらはまだ試作中の鳳凰単欉を使ったリキュールです。少し味見させていただきました。
このままでも充分に美味しいのですが、まだまだ改良中なんだそうです。
La Beltaでは熱心なスタッフがお茶を使ったカクテルやリキュールの開発を行っていますので、今回ご紹介したもの以外にもお茶を使ったお酒がお楽しみいただけると思います。
美味しい食事とデザートの後の食後酒に、お茶を使ったリキュールやカクテルでゆっくりとお楽しみください。


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青獅子岩 金牡丹

金牡丹は福建省農科院研究所が作出した比較的新しい品種です。非常に香り高く、味わいも良いことから評価の高い品種ではあるものの、栽培量が極めて少なく、産地である武夷山はまだしも、中国でも金牡丹という品種を知らない人の方が圧倒的に多い希少な岩茶です。
その中でも青獅子岩と呼ばれる山深い場所で作られている金牡丹です。この青獅子岩で作られる岩茶は最高の味わい、香り、岩韻を備えています。同じ品種の岩茶でも他の場所で作られた岩茶とは全く別物と言って良いほど味わいと香りの深さがあります。
産地でもまず青獅子岩の金牡丹に出会えることはありません。

新ロットも登場しています。

特級 祁門
特級 祁門

雑味が一切無く、甘く、旨味をしっかりと含んだこの祁門紅茶はホットはもちろんアイスティーにしてもとても美味しくお楽しみいただけます。
また、苦味や渋みなどがないため、ラム酒や焼酎などで割っていただくととても美味しいカクテルとしてもお楽しみいただけます。
祁門紅茶の多くにはスモーキーな香りや渋みなどがあることが多く、アイスティーやカクテルとしてお酒と合わせるとそれらが増幅してしまって思うようになりません。当店の祁門は本来の祁門香と美味しさにこだわりました。自信をもってお勧めできる祁門紅茶です。


貢品 碧潭飄雪

四川省蒙頂山で栽培された茶葉を使って丁寧に作られた蒙頂甘露に、四川省はもちろん、中国大陸でも最も品質の良い四川省楽山市のジャスミンの花を厳選して丁寧に香りを移したジャスミン茶です。茶葉はもちろんですが、ジャスミンの花も無農薬栽培にこだわっているとても手間をかけたお茶です。(ジャスミンの花は虫がつきやすく、無農薬栽培をするのはとても大変です。)
こだわりの上に高い製茶技術を持った作り手が作っているため、ジャスミン茶に良くある「焼けた感じ」が一切ありません。普通のレベルとは違う、上質なジャスミン茶を楽しみたい方にお勧めします。


春韻白毫

君子蘭の香りを丁寧に移した、とてもめずらしい花茶です。
このお茶のベースにも、四川省蒙頂山で作られた蒙頂甘露が使われています。
花茶が苦手な方や男性の方がハマってしまう、不思議なお茶です。

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杉林溪烏龍紅茶

杉林溪は台湾・凍頂茶区の奥、標高を更に上げた高山地帯にあります。
高山茶が有名な地域ですが、紅茶も作られています。

この地域では高い技術を持つことで有名な作り手が自ら開発した紅茶がこの杉林溪烏龍紅茶です。

一般的に連想するような紅茶のイメージとは少し異なり
東方美人を連想させるような独特の果実香のある、限りなく青茶に近い紅茶です。
紅茶と青茶の良い所を合わせたような、とてもまろやかで優しいお茶に仕上がっています。

鉄観音 入荷しました & 発送業務お休みのお知らせ

身体に染み込むように美味しい鉄観音が入荷しました。
今回はとても珍しく美味しい絶品ともいうべき鉄観音も入荷しています。

感徳鉄観音 6年老茶
感徳鉄観音 6年老茶

感徳鉄観音 9年老茶
感徳鉄観音 9年老茶

感徳鉄観音 14年老茶
感徳鉄観音 14年老茶

中国・福建省安渓の感徳で伝統的製法を守り作り続けている作り手による鉄観音の老茶です。昔ながらの深みのある甘い味わいに年月を経た柔らかさがとても美味しい鉄観音に仕上がっています。

鉄観音の老茶は珍しいというだけでなく、茶葉に充分滋味を持っていないと年月をかけても美味しく仕上がりませんが、これらの鉄観音老茶はしっかりと醗酵させられる力を持った茶葉を丁寧に製茶し熟成した、とても美味しいお茶に仕上がっています。

鐵觀音茶王
鐵觀音茶王

絶品ともいうべき鉄観音です。

鉄観音発祥の地、中国福建省安渓の西坪で無農薬・有機栽培で大切に育てられた茶葉を使い、高い製茶技術を持つ作り手が丁寧に作った鉄観音を台湾の凍頂烏龍茶で有名な南投県凍頂へ運び、熟練した焙煎技術者によって焙煎、後熟成を行った非常に贅沢な鉄観音老茶です。
私たちが師事する台湾の高名な茶人が自ら福建省まで赴き、茶摘みから監修して作り上げた最高の鉄観音です。

台湾では木柵で作られる木柵鉄観音が有名ですが、今や生産量が減少し、木柵で作られたものではない鉄観音が「木柵鉄観音」として流通しているような状態になっています。また、数少ない木柵で生産される鉄観音も以前に比べて質が低下してきてしまっている状態となってしまいました。
そんな中、昔ながらの最高に美味しい鉄観音を作ろうと中国安渓の西坪でも名人として知られる作り手に依頼、納得のいく、老茶となることのできる美味しさを持った鉄観音を作ってもらったそうです。その鉄観音を今度は台湾でも製茶技術が高いことで知られる凍頂の中でも焙煎名人として有名な作り手に託し、3年間ゆっくりと火入れを行いながら熟成させてきた、言わば「好いとこ取り」の傑作です。

凄みを感じるほどに滋味深く、柔らかく、華やかな鉄観音です。

冬梅傲雪杯
冬梅傲雪杯

普段使いにできる粉彩の茶杯が入荷しました。

綺麗な梅と鳥の図柄は「冬梅傲雪」と呼ばれる書画などでよく題材に使われる縁起の良いものです。高さのある茶杯はお茶の香りを際立たせてくれますので、青茶などの香りの良いお茶に最適です。


四川省アバ・チベット族チャン族自治州

10月27日から11月21日、11月23日から11月30日までのあいだ、中国および台湾へ出張・研修のため、発送業務をお休みさせていただきます。
かなり長期に渡るお休みとなります。ご迷惑、ご不便をおかけして申し訳ありません。

10月25日21時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文、銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は同じく10月25日中に入金確認ができたご注文を10月26日に発送させていただきます。それ以降のご注文は11月22日または12月1日以降の発送となります。

11月は発送可能日が22日のみとなっております。ご注文が集中した場合は22日に発送できない場合もございます。その場合はメールにてご連絡、ご相談させていただきます。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。ネット接続環境が不明な場所へも行くことを予定しておりますため、ご返信などに最長で5日程度のお時間をいただくことも予想されます。

ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。

PhotoBook

Photobook

鈴茶堂では訪れた茶産地などのフォトブックを作成しています。

四川省編では雅安、蒙頂山はもちろん、成都の茶文化にまつわる景色や四川省内のチベット自治州で蔵茶と共に生活している方々の様子など、安徽省編では祁門紅茶の産地や黄山毛峰の産地などをご紹介しています。
四川省、安徽省については先日のお茶会にご参加いただいたみなさまにはご覧いただきましたが、福建省武夷山編が新しくできあがりました。

いくつかの写真はFacebookページなどでご紹介していますが、WEBで公開するには少しむずかしい写真はフォトブックの方に掲載しています。
今後は台湾、上海、北京などを作成していく予定です。
お茶会などのオフラインのイベントなどでご紹介させていただければと思います。機会がありましたらぜひご覧になってみてください。

Facebookページの方には台湾や中国の茶産地はもちろん、インドネシア・プンチャックやマレーシア・キャメロンハイランドの茶畑や工場の様子もアップしています。他にも茶器などの写真もアップしていますので、よろしければご覧になってみてください。

鈴茶堂Facebookページ


特級 祁門
特級 祁門

アイスティーにしてみると、その美味しさが再認識できる紅茶です。
雑味が一切無く、甘く、旨味をしっかりと含んだこの祁門紅茶はアイスティーにしてもとても美味しくお楽しみいただけます。
また、苦味や渋みなどがないため、ラム酒や焼酎などで割っていただくととても美味しいカクテルとしてもお楽しみいただけます。
祁門紅茶の多くにはスモーキーな香りや渋みなどがあることが多く、アイスティーやカクテルとしてお酒と合わせるとそれらが増幅してしまって思うようになりません。当店の祁門は本来の祁門香と美味しさにこだわりました。自信をもってお勧めできる祁門紅茶です。

Bar ArgyllLa Beltaでもご提供しています。
(アイスティー・お酒と合わせてカクテルとしてもご注文いただけます。)

夏向きのお茶として知られる白茶。ご好評いただいています。
体内の余分な熱を取り去る去熱作用はもちろんですが、抗酸化作用・美肌作用があるとも言われています。当店でもこの夏は白茶を集中的に飲んで、その作用を実感しています。肌がモチモチしてくるだけでなく、油浮きも抑えられるんですね。
もちろん薬ではありませんので効果がどのように出るかは人それぞれ違うと思いますが、私の場合は野生白牡丹、雲南白茶 月光美人、思芽 雲南白茶、白毫銀針の順に効果がより出るような感じでした。おそらく元々の茶葉の持つ成分によるのだと思います。ある程度成長している茶葉を原料としている方がより分かりやすいように思います。
(薬ではありませんので効果の有無、程度は個人差があります)

雲南白茶 月光美人 2008
雲南白茶 月光美人 2008

この雲南白茶は樹齢100年を越す無農薬栽培の老茶樹から一芽一葉で丁寧に摘み取り、製茶されています。太陽の光ではなく、静かな月の光を浴びて緩やかに微発酵、乾燥の工程を経て作られます。
雲南大葉種の持つ深い甘さと、爽やかな紅茶のような風味、プーアル生茶のようなミネラル感を持つ深みのある味わいに仕上がっています。また、餅茶の形状にするために行う「蒸し」によって、散茶の白茶よりも柔らかく深みのある味わいになっています。
1枚は平均して357gですので120回近く、1回で3〜6杯はお楽しみいただけますので、コストパフォーマンスも良いお茶です。(1回使用量を3gとして約92円、3〜6杯お楽しみいただけますので1杯15〜30円程度)
年月が経てば経つほど柔らかく美味しくなっていくお茶ですので長くお楽しみいただけます。

四川雅安地震 義捐金のご報告

蒙頂山

6月1日から11日までの中国出張では発送業務をお休みさせていただき、みなさまにはご不便、ご迷惑をおかけしました。
中国の北京をベースに福建省の武夷山を訪問して、岩茶の焙煎技術のブラッシュアップと新茶の状況を確認してまいりました。武夷山での様子はまた改めてこのブログでご報告させていただきます。

・・・

4月19日に発生した四川省雅安大地震の義捐金を当店がお世話になっている蒙頂山の作り手さんにお渡ししてきました。
以前にもご報告させていただいていましたが、支援物資としてお渡しするか、中国赤十字をはじめとする支援団体へ義捐金をお渡しするか悩んだのですが、本来の目的以外に使用されてしまう可能性も捨てきれず、現地スタッフや友人たちのアドバイスもあり蒙頂山の作り手さんに直接お渡しして役立てていただくこととしました。

この蒙頂山の作り手さんは蒙頂山主峰とその周辺に茶畑を持っていますが、それらの管理を村の人々にお任せしています。彼らは茶畑を借りて茶葉を収穫するのですが、この作り手さんは非常に研究熱心な方で、無農薬はもちろん、可能な限り肥料は使わない(必要な場合は最低限の有機肥料のみ使用しているそうです)と指導しています。また、低温被害がでそうな場合は茶畑にヒーターを持ち込んで徹夜で過ごすこともあります。村の人々はこれらの指示に従って茶畑を管理していくことで、収入を保証してもらうというシステムになっています。他にも契約農家がありますが、こちらも同様です。

通常、収穫した茶葉は鮮葉を扱う市場で売りに出されます。鮮葉の価格は当然ですが、その時の品質で上下します。高い価格で売れる年もあれば、その逆もあり、茶葉栽培農家にとってはリスクもあります。買い手側、製茶側も同様ですが、中でも大きな問題は買い取った鮮葉の素性が分からないということが挙げられます。市場では美しい鮮葉でも、もしかしたら農薬を使用されていたかも、肥料を多用していたかもしれません。ある程度は茶葉を味わうことで分かりますが、全く使用していないかどうかは確信できません。

蒙頂山の一部にある小さな村ですが、この作り手さんはこの村の生活を担っている方です。役人でもなく、村長でもなく、公的には何の肩書きもない方ですが、村の人々からとても信頼されています。
私たちが訪れた際にもすれ違う村の人々から「老板!(中小企業の社長さんといった意味です)お客さん?そうそう、ウチの畑、そろそろ茶摘みできそうだから見て!」といった感じで、たくさん声をかけられていました。ご本人はとても無口な方なのですが、周囲の人が話しているのを黙って聞き、最後に的確なアドバイスをしていて、とても良い信頼関係があるのが感じられました。

蒙頂山 茶業訪問

蒙頂山

この作り手さんの奥さまにお会いしてきました。
奥さまも高級評作り手として活躍されている方で、お茶や製茶のベテランです。

とても気丈な方なので、最初は「震源から60キロも離れていたし大丈夫よ!」と話していたのですが、作り手さんと村の人々へお役に立てて欲しいとお願いして義捐金をお渡しした途端に涙ぐんでしまいました。
お話を聞いていくと、実際には人的被害は無かったものの、建物の被害は相当であったようで、まだ沢山直さなくてはならない場所があるそうです。お会いした日の数日前に丁度、花茶の製茶が終わったばかりで、これらのお茶を作るのにも例年にはない大変な苦労があったようです。これからの時期は四川高山紅茶の製造が始まります。きっと何とか例年通りに美味しい紅茶を作ってくれるとは思いますが、製茶場の修復状況によっては製茶ができない、あるいは大きな減産となってしまうことも考えられます。

また、2008年の四川大地震に比べて規模が小さかったせいか、中国でも私たちの滞在中は雅安大地震の話題は既に殆ど見かけることはありませんでした。そういった事情もあり、また政府からの支援も殆ど望めない状況で、まだまだこれからも大変な状況が続くものと思います。

義捐金にご協力いただいたみなさまには本当に感謝しております。ありがとうございました。
現地ではまだ支援が必要な状況であると思われますので、引き続き蔵茶、蒙頂茶などの四川のお茶の売上の一部を義捐金に変えて送らせていただきます。

また、作り手さんより義捐金のお礼としてお茶をお預かりしております。お礼を受け取ってしまうと義捐金の意味が意味がなくなってしまうと一度はお断りしたのですが、本当に喜んでいただけたのだとと思います。義捐金に協力してくださった方に渡して欲しいとお茶をお預かりしてきました。四川のお茶をご注文いただくなど、ご協力いただいたみなさまに次回のご注文時に同梱させていただきます。数に限りがありますので、無くなり次第終了させていただきますこともご了承ください。

# 写真は私たちが訪問した際、震災前の蒙頂山の様子です。


7月7日に開催するお茶会ですが、ご予約いただき、ありがとうございます!
残りのお席が少なくなってきております。完全予約制ですので、参加をご希望される方は事前にAfter Tasteまでご予約いただけますよう、お願いいたします。

日時 2013年7月7日(日曜)13時~15時
場所 Bistro&Bar After Taste
東京都新宿区新宿3-28-16 新宿コルネやまとビル5F
03-6273-2001
新宿駅 徒歩2分 / 新宿三丁目駅 A5出口 徒歩1分
料金 2500円(お茶3種以上・デザート・お土産つき)
ご予約 お席に限りがありますため、事前にAfter Taste店舗までご予約ください
( 03-6273-2001)

多くの方とお会いできるのを楽しみにしております!

新茶 第2弾 入荷しました & 発送業務お休みのお知らせ

浙江省

入荷が遅れていた新茶が入荷しました。

第2弾はとても珍しい野生茶と普洱茶(プーアル茶) の新茶です。

金華 野生茶
金華 野生茶

野生茶は浙江省金華市に住む私たちの友人のお母様が毎年春になると手作りしているもので、本来は名前のない自家製茶です。野生茶樹から作るお茶のため、いつしかみんな野生茶と呼ぶようになりました。

この地域では自家消費用のお茶はその家を守る主婦が作ります。春になると各家庭の主婦は所有する畑の片隅にある茶樹などから茶摘みし、その年のお茶を作るそうです。この友人のお母様はそういった茶樹よりも安全で美味しいものを飲んで欲しいという思いから付近の山に登り、そこで自生する野生茶樹から茶葉を摘んでお茶を作ります。

標高約800mの中国特有の急斜面の山を登り、1日ずっと茶摘みをして回っても1日で作れるお茶の量はたった250gだそうです。山が厳しいうえに野生茶樹は成長が遅く、また点在して生えているために折角山に入っても少しずつしか摘めないそうです。そうして苦労して摘み取った茶葉は、夜を徹してお茶に加工されます。

薄い金色の透明なお茶は表面に艶もあり、自家製茶とは思えない品質です。香りは若干弱いものの、花の香りと豆のほっこりした香りが感じられます。味は驚くように甘く、自然な、身体にすっと入ってくるような優しい味わいは、農薬はもちろん、肥料すらも与えられずに自然のままに育ってきた野生茶樹の美味しさです。製品化されているお茶には無い、上品で優しい美味しさがあります。

今回は友人にお願いして鈴茶堂でご紹介するように譲っていただきました。
数に限りがあるお茶ですので、是非お早めにご注文ください。

もう1つの新茶は普洱生茶の班盆 早春茶です。

班盆 早春茶
班盆 早春茶

雲南省の有名な布朗山、その中にある老班章と程近い班盆という村で作られた2013年の普洱生茶です。今年に最初に摘み取られた茶葉で作られたお茶です。
完全に手作業で作られているため、良くある小沱茶の形ではなく、単純に丸めただけの形をしています。

先にご紹介させていただいている、班盆古樹純料谷花茶 2012年の妹分のようなお茶になります。

薄い金色の透明度が高いお茶は蜜のような、甘い樹液を連想するような香りと、ミネラル感のある深みのある甘さが心地よい美味しさです。とても柔らかく、出来たばかりの普洱生茶とは思えないような優しさは、班盆ならではの味わいです。

今はとてもフレッシュで美味しい味わいが楽しめますが、年月と共に緩やかに熟成もしていきます。段々と味に今とは違う深み、甘さが感じられるように変化し、5年、10年と経過したものは上質なブルゴーニュワインのような深みのある味わいになっていきます。
時間と共に変わっていく香気や味わいも楽しんでいただけるお茶です。

普洱茶はかび臭い、美味しくないと思っている方にも是非お勧めです。普洱生茶の美味しさをぜひ味わってみてください。

岩茶 慧苑肉桂
岩茶 慧苑肉桂

新茶ではありませんが、とても美味しい武夷岩茶、慧苑肉桂が入荷しました。
慧苑坑という特別な場所で摘み取られた茶葉から作られているため「慧苑肉桂」と呼ばれています。

慧苑坑という場所は正岩茶区の中心となる特別な地域です。その場所で育った武夷岩茶は特別な香気と味わいを持っています。正岩茶ならではの味わい、岩韻が素晴らしいこのお茶は、むせ返るような見事な花果香と質の良い岩茶特有の蜜蝋のような深み、ミネラル感、甘味がとても上品なバランスで同居しています。

岩茶本来の美味しさを知るのに最適な、最高のお手本のような武夷肉桂です。


6月1日から11日までのあいだ、中国出張・研修のため、発送業務をお休みさせていただきます。
度々のお休み、大変申し訳ありません。

5月30日21時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は翌日31日に発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は、5月30日中に入金確認ができたご注文を5月31日に発送させていただきます。それ以降のご注文は6月12日以降の発送となります。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。ネット接続環境が不明な場所へも行くことを予定しておりますため、ご返信などに最長で4日程度のお時間をいただくことも予想されます。

ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。


蒙頂山 茶業さん

四川省雅安市の地震について、多くの方にご心配いただき、またご配慮をいただき、本当にどうもありがとうございました。

みなさまにご購入いただいた四川のお茶の売上の一部を雅安市蒙頂山の茶業さんを通して寄付させていただくことにしました。
以前にもブログで紹介させていただいた茶業さんで、公的な役職などには何も就いてはいないのですが、実質的な村の世話役で、その村の茶葉農家を抱え、栽培技術の指導を行っています。
とても村人の信頼の厚い方で、私たちも何度かお会いして信頼しています。
必ず地域の復興のために役立ててくれると思います。

蒙頂山 茶業訪問

義捐金の送付先は中国赤十字をはじめ、いくつかの支援団体を検討しましたが、本当に被災された方まで支援が届くかどうか確信が持てない状況で、私たちがもっとも信頼できる、そして被災されたご本人とその村にお渡しさせていただくことにしました。
どうぞご理解いただければと思います。

今後も当面の間、継続して蔵茶、蒙頂茶などの四川のお茶の売上の一部を義捐金または支援物資に変えて送らせていただきます。