鳳凰単叢と紫砂茶壺 入荷しました!

2014年の鳳凰単叢が入荷しました。
ご好評の鴨屎香 冬片や生産量が少なく、ここ数年ご紹介できなかった梔蘭香なども入荷しています!

鳳凰単叢 鴨屎香 冬片
鳳凰単叢 鴨屎香 冬片

鴨屎香を直訳すると「鴨の糞の香り」という意味ですが、あまりにもこの品種の茶樹から作られたお茶が香り高く美味しいため、その木を盗まれないように「鴨屎香」と名づけたことに由来しています。その名の通り、数年前までは一部で栽培されていたのみでしたが、現在は標高の低い場所にある茶園でも大量に栽培されるようになりました。

この鴨屎香はその茶園栽培のものではなく、標高1000m付近にある、樹齢80年ほどの1本の茶樹から11月中旬に摘み取られた冬茶です。

清らかな甘い花の香りと微かな乳香が感じられるお茶です。一般的な鳳凰単叢に見られる苦みが殆ど無く、すっきりとした上品な甘さと茶園栽培のものには無い繊細なミネラル感が感じられます。

鴨屎香はとても美味しい鳳凰単叢の1つですが、その中でも老茶樹の単叢ならではの味わいが楽しめるお茶です。

鳳凰単叢 玉蘭香
鳳凰単叢 玉蘭香

玉蘭とは中国語で白木蓮を意味します。その名の通り白木蓮のような品のある上質な香りを持つ鳳凰単叢です。

かつて、鳳凰単叢は三無主義と呼ばれる、茶樹に「肥料を与えない・選定を行わない・農薬を与えない」方法で栽培されてきました。しかしながら近年流通している殆どの鳳凰単叢が作られる茶園栽培では、この三無主義はまず行われていません。生産量が劣る三無主義は今や一部を除いて殆ど行われていないのが現状です。
この玉蘭香は樹齢はまだ若い茶樹ですが、この三無主義で栽培された茶樹から作られました。そのため、ミネラル感のしっかりした味わいが楽しめます。

鳳凰単叢 梔蘭香
鳳凰単叢 梔蘭香

その名の通りクチナシのような品のある上質な香りを持つ鳳凰単叢です。玉蘭香と同じく、三無主義で栽培された茶樹から作られています。

香りは非常に綺麗な梔子の花の香りとバターのような乳香があります。深みのある甘味と鳳凰単叢らしい抜けの良い苦味、しっかりとしたミネラル感が複雑、かつバランスよく楽しめます。

数年前にご紹介したことのある鳳凰単叢ですが、大変ご好評をいただいたにも関わらず、生産量が安定しないため、ここ数年入荷できずにいました。


今回はいつもの湯宣武の作品以外にも若手作家の作品のご紹介です。
非常に土質に拘る作家に限定しています。私自身も長く使っている作家さんたちですが、とても使いやすい上質な茶壺です。

湯宣武 蓮蕾(和蓮)
湯宣武 蓮蕾(和蓮)

お茶会などにご参加いただいた方は何度か目にしていただいている、国家級工芸美術師である湯宣武の紫砂茶壷が入荷しました。

湯宣武は非常に技術力の高い人気のある女性紫砂作家です。夫である范澤鋒は紫砂茶壷の大家で、彼の作品は既に日本円にして数十万~数百万円という値がついています。

現在は紫砂泥の採掘井が政府によって閉鎖されています。そのため、紫砂茶壷の原料である紫砂泥の価格が高騰し、本来は茶器に使用されるべきではないような土も使用して作られることが多々あります。安価な紫砂茶壷はそのような原料を使用している可能性が高いだけでなく、土質が柔らかいため、相当な時間をかけても美味しくお茶を入れることができるまでには育ちません。
湯宣武は夫の范澤鋒と共に紫砂泥を既に確保しているため、非常に上質な紫砂泥を使用して作品を作っています。また、その技術力の高さから硬い土質のままで作り上げることができるため、とても硬度の高い茶壷になっています。彼女の茶壷は数回の使用で茶壷に香りや味わいが取られてしまうことなく、美味しくお茶を淹れることができます。

蓮蕾のモチーフをあしらった美しい茶壷です。

徐国強 小周盤
徐国強 小周盤

工芸美術師の徐国強による小周盤です。

近年、作家物の紫砂茶壺は200ml前後の大きさのものが多く、日本人が好む小壺が作られることが少なくなってきています。この徐国強の小周盤は100mlという使いやすい大きさであるだけでなく、均整の取れた美しい形の茶壺に仕上がっています。

徐国強は技術力が高いことで知られる、人気のある若手の紫砂作家です。確かな技術により、しっかりと締まった土を扱うことのできる作家の1人で、この作品に使用されている紫砂泥も安心してお使いいただける品質のものです。細部まで丁寧に作られており、非常に使いやすいのも特徴です。

顧新軍 宛玉壺
顧新軍 宛玉壺

工芸美術員の顧新軍による宛玉壺です。

顧新軍は土質に拘ることで知られる、人気のある若手の紫砂作家です。
その拘りは非常に強く、石英、雲母、赤鉄鉱の含有量が多い、非常に良質な土が採れる井戸で知られ、現在は閉鎖されてしまった江蘇宜興丁山黄龍山脈4号井の土を多く保有しています。
この作品もその4号井の土を使用して作られており、他の作品には見られない、手が吸い付くような作品に仕上がっています。また、非常に使いやすい均整の取れた造形です。

ありがとうございます。完売いたしました。

王育春 石瓢
王育春 石瓢

工芸美術員の王育春による石瓢です。

王育春は工芸美術大師の倪順生氏に師事している、非常に技術が高いことで知られる若手紫砂作家です。努力家でもあり、日々、土質から焼成まで研究を続けています。そんな彼の作品にはファンも多く、収集家も多く存在するほどです。

この石瓢壺もシンプルながら洗練された造形で、品格も感じさせる仕上がりです。基本の形とも言える石瓢ですが、それだけに造形の狂いが目立つ形でもあります。この石瓢は全体の均整はもちろん、細部に至るまで非常に美しく細やかに作られています。

また、特筆すべきはその土質です。
段泥の茶壺の多くは納得できるような硬度を持っているものが少ないのですが、この石瓢壺の土質の良さは他に類を見ないほど素晴らしいものがあります。上質な紫砂が採れることで知られる黄龍山本山から採れる、現在では貴重とも言える原鉱段泥を使用して作られています。段泥の茶壺でここまで完成度の高い茶壺は滅多にありません。


2月28日から3月2日まで発送業務をお休みさせていただきます。

2月26日18時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文、銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は同じく2月26日中18時までに入金確認ができたご注文を2月28日までに発送いたします。それ以降のご注文は3月3日以降の発送となります。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。

ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。

黒茶 入荷しました!

六堡茶 2009年
六堡茶 2009年

お茶会でも初めて飲んだという方が多かった六堡茶ですが、この六堡茶は2009年というビンテージを経た上に非常に癖が無く、美味しく仕上がっています。お茶会でも販売を希望された方が多かったお茶でした。

六堡茶は広西チワン族自治区梧州市蒼梧県六堡鎮で作られる黒茶で、名前の由来はその地名からきています。一芯二~三葉で摘み取られて渥堆工程を経て作られる熟茶になります。六堡茶には固形茶もありますが、この茶葉は散茶になりますが、発酵の関係上、若干固形になっている部分もございます。

日本ではまだあまり見かけることのない六堡茶ですが、なかでもこの六堡茶は2009年に作られてから広東省にある茶商の茶倉でゆっくりと熟成された上質なものです。年月を経た六堡茶で、ここまで癖がなく美味しく楽しめるというものも、なかなか出会えません。

班盆 早春茶 2014
班盆 早春茶 2014

2013年に入荷以来、大変人気の高かった班盆 早春茶が入荷しました。
今回の入荷は2014年に作られたものです。

2014年はプーアル茶バブルとも言える価格の高騰があり、入荷を見送っていましたが、昨年末近くになって価格が安定し、現地の老師や友人たちの協力もあり、入荷することができました。

このお茶を待っていたという方も多かったのではないでしょうか?たくさんのお問い合わせをいただいておりましたが、入荷実現が遅くなってしまい、本当にお待たせしてしまいました。

薄い金色の透明度が高いお茶は蜜のような、甘い樹液を連想するような香りとミネラル感のある深みのある甘さが心地よい美味しさです。柔らかく、出来たばかりのプーアル生茶とは思えないような優しさは、班盆ならではの味わいです。

易武正山老樹茶 2009年十年経典回顧
易武正山老樹茶 2009年十年経典回顧

沱茶で日本でもよく知られる下関茶廠が2009年に作ったプーアル生茶です。

下関茶廠は上質な茶葉が採れることで有名な易武山の中でも、選りすぐった特別な場所から摘み取られた茶葉を使い、非常に技術が高いことで有名なプーアル茶の作り手、葉炳懷氏の監修によるプーアル生餅茶のシリーズを1999年から開始しています。その生産開始10年を記念し、数量を限定して作られたのが、この易武正山老樹茶 2009年十年経典回顧になります。通常、このシリーズは葉炳懷氏の監修によるものとはいえ、自ら製茶に携わることはありませんが、これは氏が自ら製茶を行っています。

花香と微かな樟香が素晴らしく、ミネラル感と甘味のバランスの良い味わいです。茶樹の力が伝わってくるような力強さもあり、優しく柔らかくもあり、非常に多面性を持った魅力的なお茶です。

先日のお茶会でもたいへんご好評をいただいたお茶です。

J03.1
ガラス 公道杯 茶海

品切れでご迷惑をおかけしていたガラスの公道杯・茶海が再入荷しました。
適度な薄さと無骨ではない、シンプルな形でご好評をいただいています。
透明ですので茶水の色や透明感が確認しやすくなっています。

I03.1
青花 茶こし

美しい青花が描かれた人気の茶こしが再入荷しました。

1つ1つ丁寧に手書きで描かれています。
また、茶こし部分のネットが細かく、細かい白毫も取り去ることができます。
一般的な金属の茶こしよりも細かい網目のため、口当たりが柔らかく、金属を使用していないために錆などの心配もありません。


2月6日から2月9日まで発送業務をお休みさせていただきます。

2月4日18時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文、銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は、同じく2月4日中18時までに入金確認ができたご注文を2月5日までに発送いたします。それ以降のご注文は2月10日以降の発送となります。

ご注文状況によっては上記締め切り日時前に発送を締め切らせていただく場合や発送までお時間をいただく場合もございます。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。

ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。

シーズン前の武夷岩茶製茶場

武夷山

やはり政和県、水吉建窯まで来たのであれば武夷山に立ち寄らないということは考えられません。いつもお世話になっている茶業さんの製茶場を訪問させていただきました。
この時期(2014年4月上旬)の武夷山はシーズン直前といったところで、観光客も少なく静かな雰囲気でありながらも、じっくりとパワーを溜めているような、動き出すタイミングを計っているような熱を帯びているような不思議な雰囲気でした。

岩茶製茶場

前回訪れた時にはフル回転していた焙煎室も時折、ビンテージの岩茶をメンテナンスする他はお休み状態です。とはいえ、この茶業さんは非常に衛生面も気にしているということもあって、チリひとつ落ちていないような非常に綺麗な状態でありました。
一口に製茶場といっても管理する人によって状態は様々です。シーズン中、実際に製茶場を使う時期は清潔を保つけれどもという茶業さんが殆どですが、こちらは感心させられるほどに徹底して清掃が行き届いています。正直なところ、ここまで製茶場を綺麗に保っている茶業さんを私は他に知りません。中国ではもちろんですが、台湾や日本でも殆どいないのでは?と思います。

岩茶

こちらは熟成中のビンテージの岩茶、水仙です。
とてもパワーのある良い岩茶は最初に摘み取られ、製茶された年にはまだまだ強すぎるということは良くあることです。むしろ、その年に美味しく楽しめることの方が少ないように思います。この水仙もタイミングを見て試飲、火入れをを行いながらじっくりと美味しく完成するのを待っているところです。
製茶場の中にはそのような岩茶がいくつもあって、シーズン中のように沢山の職人さんがいるという訳ではありませんが、工場長が一人でずっとこの作業を繰り返してオフシーズンを過ごしています。

牛欄抗肉桂

折角来てくれたんだからと、とっておきの牛欄抗肉桂をいただきながら、少しずつ動き始めていた茶樹の状態や今シーズンの予想などといった情報交換など、とても充実した時間を過ごさせていただきました。
シーズン中は忙しくてなかなか細かい話まではできないけれど・・・と、この時はかなりマニアックなお話もお伺いすることができ、大変勉強させていただきました。


岩茶 慧苑肉桂
岩茶 慧苑肉桂

昨年も大変ご好評をいただいた岩茶 慧苑肉桂が入荷しています。
とてもパワーのある岩茶ですので、他の岩茶よりも熟成に時間がかかりました。

慧苑肉桂という名前ですが、一般的には武夷肉桂と呼ばれる岩茶です。ただし、慧苑坑という特別な場所で摘み取られた茶葉から作られているため「慧苑肉桂」と呼ばれています。

慧苑坑という場所は正岩茶区の中心となる特別な地域です。その場所で育った武夷岩茶は特別な香気と味わいを持っています。正岩茶ならではの味わい、岩韻が素晴らしいこのお茶は、むせ返るような見事な花果香と質の良い岩茶特有の蜜蝋のような深み、ミネラル感、甘味がとても上品なバランスで同居しています。

岩茶本来の美味しさを知るのに最適な、最高のお手本のような武夷肉桂です。

流香涧(流香澗) 雀舌 2012年
流香澗 雀舌 2012年

大紅袍母樹の1つに起源する岩茶です。
雀舌は岩茶の中でも香り高く、味わい深い品種として知られていますが、この雀舌は特に力をしっかりと秘めた岩茶に仕上がっています。これがお茶ですか?と驚かれる方もいらっしゃるほどです。

岩茶 牛欄抗肉桂 2012年
岩茶 牛欄抗肉桂 2012年

肉桂のなかでも最高峰とされるのが、この牛欄抗で作られる肉桂です。その味わいや香りは説明が必要ないほど、素晴らしいものがあります。

青獅子岩 金牡丹
青獅子岩 金牡丹

現地でも殆ど作られることが無く、流通が非常に少ない希少な岩茶です。やはりこの品の良さ、美味しさは他の岩茶ではなかなか感じることはできません。

岩茶 慧苑肉桂 入荷しました!& 老茶頭・蔵茶 再入荷しました! / 発送業務お休みのお知らせ

岩茶 慧苑肉桂
岩茶 慧苑肉桂

昨年も大変ご好評をいただいた岩茶 慧苑肉桂が入荷しました。
とてもパワーのある岩茶ですので、他の岩茶よりも熟成に時間がかかりました。

慧苑肉桂という名前ですが、一般的には武夷肉桂と呼ばれる岩茶です。ただし、慧苑坑という特別な場所で摘み取られた茶葉から作られているため「慧苑肉桂」と呼ばれています。

慧苑坑という場所は正岩茶区の中心となる特別な地域です。その場所で育った武夷岩茶は特別な香気と味わいを持っています。正岩茶ならではの味わい、岩韻が素晴らしいこのお茶は、むせ返るような見事な花果香と質の良い岩茶特有の蜜蝋のような深み、ミネラル感、甘味がとても上品なバランスで同居しています。

岩茶本来の美味しさを知るのに最適な、最高のお手本のような武夷肉桂です。

大益 老茶頭 2012年
大益 老茶頭 2012年

プーアル茶の中では一番人気の大益 老茶頭 2011年が再入荷しました。
長く品切れていて大変ご迷惑をおかけしました。

茶頭というのはプーアル熟茶を製造するのに必要な麹菌などによる後発酵で発生する、いわゆる半端モノです。渥堆工程では積み上げた茶葉に水をかけ、温度と湿度を上げた状態で後発酵を行います。その発酵過程で茶葉同士が固まりになってきます。それを人間が鍬のような道具でほぐしていきますが、そこで発生する、特に熟成が進んだために、ほぐしきれなかった塊を茶頭といいます。
しっかり熟成が進んでいる良質の茶葉が多く、お値打ち品です。
モウ海茶廠は熟茶の技術には定評があり、この茶頭も非常に評判が高く人気があります。
元の茶葉はどのプーアル熟茶を作ったのか分かりませんが、もしかしたら、とても高級なプーアル熟茶の茶頭かもしれません。

蔵茶 金尖 雅細
蔵茶 金尖 雅細
蔵茶 金尖 雅細(バラ)

人気のチベット茶、蔵茶の中でも味わい、香りともにダントツで美味しい、蔵茶 金尖 雅細が再入荷しました!

蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、プーアル茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。辺境の少数民族へと運ばれ消費される「辺茶」の1つであり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。

この蔵茶は香り高く、甘い花の香りを楽しむことができます。
さっぱりした癖のない回甘の感じられる上品な味わいです。

徐飛 合歓
徐飛 合歓

国家級工芸美術師の徐飛による合歓が再入荷しました。

既に作家本人はこの作品の制作を終了していますので、この入荷が最後となります。今回は紫砂茶壺コレクターでもあり、当店の現地窓口をしてくれている親友のコレクションから譲っていただいたものになります。(未使用)

非常に美しい造形をした紫砂茶壺です。歪みのないフォルムと細やかで繊細な装飾のバランスが見事なとても美しい作品になっています。このような細やかな装飾を施しているにも関わらず、土質の硬さも特筆すべきほど硬く上質な紫砂泥が使用されています。
このような硬度の高い紫砂泥を使い、細やかな装飾を施した繊細な茶壺を作ることの出来る作家はなかなか見つかりません。

徐飛は非常に技術力が高く、人気のある青年紫砂作家です。
良質な紫砂泥を所有する、湯宣武といった技術が高いことで知られる工房、龍徳堂に所属し、中でもトップクラスの技術の高さを誇る作家です。


2月6日から2月9日まで発送業務をお休みさせていただきます。

2月4日18時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文、銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は、同じく2月4日中18時までに入金確認ができたご注文を2月5日までに発送いたします。それ以降のご注文は2月10日以降の発送となります。

ご注文状況によっては上記締め切り日時前に発送を締め切らせていただく場合や発送までお時間をいただく場合もございます。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。

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あけましておめでとうございます! & 黒茶のお茶会 ありがとうございました。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます!

おかげさまで2015年も忙しく仕事始めを迎えさせていただきました。ありがとうございます。

ご利用いただくお客さまも増え、昨年の今頃には想像もしていなかったほど多くのお客さまに恵まれております。これも数あるショップやお茶の中から鈴茶堂を選んでくださっているみなさまのおかげと本当に感謝しております。

激しい円安状態と中国国内の物価および人件費の上昇という、中国茶においては2015年も厳しい年になると思われますが、本年も安心して美味しく楽しめるお茶をご紹介していくように努めてまいります。
今までの茶縁に続いて、2015年はどんな新しい茶縁と出会えるかと今から楽しみにしています。そんな縁を少しでもご紹介していけるよう、進んでいきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


黒茶のお茶会

1月11日に新宿のAfter Tasteで開催させていただいたお茶会、おかげさまで無事終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました!

今回は黒茶をテーマにご紹介しました。
以前、黒茶をテーマにしたお茶会では香港・台湾乾倉で熟成されたものをご紹介していましたが、今回は広東乾倉で熟成されたお茶を中心にご紹介させていただきました。
味わいの違いなどを感じていただければ嬉しく思います。

2013年 裕昌源 邦崴老樹茶(未入倉)

2009年 六堡茶(広東乾倉)

斎藤シェフによるデザート イチゴのパイ

易武正山老樹茶 2009年十年経典回顧(昆明・広東乾倉)

2003年 同慶號

After Tasteの斎藤シェフによるイチゴのパイ、とても美味しかったです。次回のデザートも楽しみですね。

お土産にお持ちいただいたものはこちらになります。

2000年宮廷普洱茶
2009年 六堡茶
临沧冰岛野生茶(臨滄氷島野生茶)

宮廷普洱茶と呼ばれるものはたくさんありますが、製法上、芯芽のみを使っているということもあり、独特の癖があったりと意外と難しいお茶の1つではありますが、この宮廷普洱茶は素直で美味しいお茶と思います。
お茶会で実際にお淹れした六堡茶もお持ちいただきました。日本にはあまり輸入されることのない黒茶ですが、この六堡茶は素直な味わいで飲みやすく美味しいとお茶会にご参加いただいた方にも好評でした。ぜひご自宅でもお楽しみいただければと思います。
臨滄氷島野生茶はとても良い品質のものです。今お楽しみいただいても良いですし、数年まだ寝かせてからお楽しみいただいても大丈夫です。

次回は3月を予定しています。日程が決まりましたらメールマガジンでご連絡させていただきます。
詳細な内容やテーマもまだ未定ですが、決まりましたらこちらもお知らせいたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


3周年プレゼント、おかげさまで予想を遥かに越えるご利用をいただき、早期終了とさせていただきました。
ありがとうございました。

2014年 どうもありがとうございました!

インドネシアの茶園にて
インドネシアの茶園にて

3年目を迎えた2014年、たくさんのみなさまのおかげで無事に終えることができます。
今年も想像をはるかに超える、たくさんの素敵な茶縁に巡り合えました。
どうもありがとうございました。

昨年に引き続いて物価が上昇している上に、今年は大幅な円安状態となり、輸入を行う者としては大変厳しい年でした。そんな厳しい状況ではありますが、今までと変わらない価格で美味しいお茶を提供してくれる作り手さんや茶業さんたちのおかげで今があります。日本のお茶好きの人たちにも美味しいお茶を、上質の茶器を楽しんで欲しいという気持ちをこれからも繋げていけるように、2015年も努めてまいります。

4月には白茶の製茶場を訪ねて福建省政和へ。山深い場所で無農薬と無肥料を徹底して栽培している貴重なお茶と出会うことができました。その帰りの武夷山では最上級の武夷肉桂が作られることで知られる牛欄坑なども見学させていただいたりも。
秋には茶縁のおかげでインドネシアの大規模茶園を訪問させていただきました。中国や台湾とは全く違う大規模な茶園とそのシステムは大変勉強になりました。また、通常であれば見学できないようなところまで快く許可していただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
当店でも人気のある紫砂茶器のふるさと、江蘇省宜興へもお伺いしました。素晴らしい茶器を作る作家さんたちにお会いできただけでなく、制作過程なども見せていただいたり、お忙しいにもかかわらず大変良くしていただきました。

こうした茶縁が続いていけるのも、中国、台湾をはじめとする、家族同様の付き合いをしてくれている各地の友人たちのおかげです。今年も本当にたくさんお世話になりました。
そして上海、安徽、浙江、福建、北京、台中、そして日本の老師の方々。今年もたくさんのことを教えていただきました。

そして鈴茶堂をご利用いただいたみなさま。
また、バーやレストランで私たちの選んだお茶をお楽しみいただいたみなさま。
お茶会に参加してくださったみなさま。
数あるお茶の中から選んでいただいたことに、心から感謝しております。
どうもありがとうございました。

2015年も今まで以上に茶縁をつなげていけるよう、多くの方に本当に美味しいお茶や素晴らしい茶器を楽しんでいただけるよう進んでまいります。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
どうぞ良いお年をお迎えください。

年末年始発送業務お休みのお知らせ

インドネシアの茶園にて

年末年始は発送業務をお休みさせていただきます。

12月27日18時までのクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は29日までに発送させていただきます。
銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は、12月27日15時までに入金確認ができたご注文を29日までに発送させていただきます。それ以降のご注文は翌年1月10日以降の発送となります。
また、1月11日はイベントのため、発送業務をお休みさせていただきます。

ご注文状況によっては上記締め切り日時前に年内発送を締め切らせていただく場合や発送までお時間をいただく場合もございます。年内発送をご希望される場合はご注文時の備考欄に「年内発送希望」とお書き添えください。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしております。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。

水吉建窯

水吉建窯

政和で白茶製茶場を見学させていただいた後に水吉建窯へも立ち寄ることができました。

水吉建窯とは、天目茶碗を焼成したとして知られている陶窯です。この付近では以前にご紹介した武夷遇林亭窯址をはじめとして、いくつかの古窯跡が残っています。唐代から作陶が盛んな地域ですが、その中でも最も有名な古窯跡といえば、この水吉建窯です。あの曜変天目茶碗はこの水吉建窯で作られたのではないかという説もあるほどです。

水吉鎮

この水吉建窯がある水吉鎮は政和と武夷山の丁度中間位の場所にあります。周囲には何もない場所で、有名な窯跡にも関わらず周囲はほんの少しの集落と田畑、山林があるのみです。
実はこの辺り、今でこそ武夷山で大切にされている老枞水仙(老欉水仙)の発祥の地でもあります。この付近で老欉水仙が発見され、今に至っているそうです。とはいえ、現在はこの付近でのお茶作りは随分と下火になってしまったようで、今も製茶業を営んでいる人はほんの僅かになってしまったそうです。

水吉建窯

一般公開されていないこともあって、訪れる人もなく、ひっそりと水吉建窯はありました。(見学には事前に許可が必要です)
周囲の住民の方もこの遺跡が一体何なのかは良く知らないようです。
観光用に一般公開されている遇林亭窯址と違って最低限の修復しかされていないということで、窯跡の中はもちろん、周囲十数メートルに渡って陶片が放置されています。ただし、窯跡から離れた場所の陶片はどうやら近年のもののようです。この地域では最近まで作陶が行われていたんですね。今は研究目的の一部を除いては、どうやら行っていないようです。

水吉建窯

遇林亭窯址と同様に山の斜面を利用して作られている龍窯(中国式の登り窯)です。規模としては遇林亭窯址よりもずっと小さいように見えるのですが、実際は世界でも例を見ない、最大級の龍窯だそうです。135.6mもの長さだそうですが、傾斜が比較的緩いせいもあって下から見上げるとそれほど大きく感じなかったのかもしれません。
非常に保存状態が良く、窯頭の様子もしっかり見せていただきました。

この地からあの曜変天目茶碗が生まれたのかもしれないと思うと、とても感慨深いです。見学できるよう手配してくださった茶業さんたちに感謝いたします。


10108.5
百年老枞水仙(百年老欉水仙)
慧苑坑にある樹齢160年ほどの水仙の茶樹から摘み取った茶葉で作られた貴重な老欉水仙です。
特別な古樹だけが持つ落ち着きある、凄みすら感じる旨味を持つ岩茶に仕上がっています。

10134.1
慧苑坑 瓜子金
甘く深みのある果香と柔らかい甘味のバランスが良い岩茶に仕上がっています。
煎を進めていくと甘い味わいが変化してお菓子のようなニュアンスもでてきます。
火入れの程度は中火。強すぎず弱すぎず、絶妙のバランスで火入れが行われています。

10133.1
天心岩 黄玫瑰
黄玫瑰はまだ比較的新しい品種で、2013年から本格的に収穫がはじまりました。
綺麗な優しいバラの香りのする岩茶です。
美しい琥珀のようなお茶は香りだけでなく爽やかな甘味と複雑で上品な滋味
しっかりとしたミネラル感と合わさり、上品で軽やかな美味しさがあります。


年末年始は発送業務をお休みさせていただきます。

12月27日18時までのクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文はその29日までに発送させていただきます。
銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は、12月27日15時までに入金確認ができたご注文を同じく29日までに発送させていただきます。それ以降のご注文は翌年1月10日以降の発送となります。
また、1月11日はイベントのため、発送業務をお休みさせていただきます。

ご注文状況によっては上記締め切り日時前に年内発送を締め切らせていただく場合や発送までお時間をいただく場合もございます。年内発送をご希望される場合はご注文時の備考欄に「年内発送希望」とお書き添えください。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしております。
大変ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。

川根熟成茶・渓頭高山紅茶入荷しました!

手摘み川根茶 2014年熟成茶
手摘み川根茶 2014年熟成茶

春に大変ご好評をいただいている鈴茶堂唯一の日本茶、手摘み川根茶の熟成茶が今年も入荷しました。

春の新茶の時期ももちろん美味しいのですが、実は一番美味しくなるのは、適切に管理されて夏を越した秋以降のお茶です。新茶時期のように香りは望めませんが、新茶特有の強さが抜け、柔らかく深みのある甘味の増した、この上なく美味しい日本茶になりました。

新茶の状態で完売してしまう、この茶農家さんの日本茶を贅沢にも熟成茶に仕上げています。
今年は熟成方法を改良し、氷温でじっくりと熟成させています。

年末年始のお茶としてもおすすめです。

柴窯 冬梅傲雪杯
柴窯 冬梅傲雪杯

普段使いにできる粉彩の茶杯が入荷しました。

綺麗な梅と鳥の図柄は「冬梅傲雪」と呼ばれる書画の題材に良く使われる縁起の良いものです。高さのある茶杯はお茶の香りを際立たせてくれますので、青茶などの香りの良いお茶に最適です。

以前までのデザインと茶杯の形状が変わっております。
より丸い可愛らしい形状になり、保温性を重視して中空になっています。
そのため、茶杯自体の保温性が高く、聞香杯のようにお茶の香りを綺麗に引き立たせてくれる効果もあります。

溪頭高山紅茶
溪頭高山紅茶

台湾南投県鹿谷郷渓頭地区の中でも標高1200m前後の茶畑から作られた溪頭高山紅茶です。通常は高山烏龍茶にする茶葉を使って作られた紅茶です。
今年も入荷いたしました。

リンゴを連想するような果香と香ばしさが合わさった素晴らしい香りです。
深みのある甘味とその後ろに複雑な旨みと清涼感があります。

ここ数年の紅茶ブームの影響で台湾の高山茶を作る地域でも紅茶を作るケースが徐々に増えてきました。とはいえ、本来の紅茶ほどの醗酵度まで言っているものは少なく、高醗酵烏龍茶といったものも多くあります。このお茶は紅茶レベルまでしっかりと醗酵度を高めています。研究熱心なこの作り手さんらしい紅茶です。

1月のお茶会のお知らせ & おかげさまで3周年を迎えます

1月のお茶会のお知らせ

次回2015年1月のお茶会は黒茶がテーマです。

黒茶は一言で言うと「後発酵茶」です。
紅茶や青茶(烏龍茶)が鮮葉の酸化発酵を利用して作られているのに対して、黒茶は麹菌による発酵が行われたお茶になります。
黒茶は昔から雲南省、四川省や湖南省、陜西省などで作られ、チベットをはじめとする辺境の地へ、その地に住む人々の健康に欠かせないものとして大切に運ばれています。
一方、香港や台湾、東南アジアへも輸出され、その地の人々の喉を潤す美味しいお茶の1つとしても親しまれています。

前回、黒茶をテーマとして行ったお茶会でご紹介したお茶とはまた違った、色々な味わいをお楽しみいただければと思います。有名な普洱茶(プーアル茶)はもちろん、その他にも沢山の黒茶があります。一部しかご紹介できないとは思いますが、ご一緒に美味しく楽しめればと思います。

After Taste自慢のデザートと共にお楽しみください。

日時 2015年1月11日(日曜)12時30分~14時30分
場所 Bistro&Bar After Taste
東京都新宿区新宿3-28-16 新宿コルネやまとビル5F
03-6273-2001
新宿駅 徒歩2分 / 新宿三丁目駅 A5出口 徒歩1分
料金 4000円(お茶4種以上・デザート・お土産つき)
ご予約 お席に限りがありますため、1月9日までにAfter Taste店舗までご予約ください。満席になりしだい、ご予約を締め切らせていただきます。ご了承ください。
(03-6273-2001 15:00~翌1:00)

多くの方とお会いできるのを楽しみにしております。

満席となりました。ありがとうございました!現在はキャンセル待ちをお受けしております。


12月13日で鈴茶堂Webショップはおかげさまで3周年を迎えます。

気がつけば、あっという間の3年でした。
この1年も、たくさんの素敵な出会いをいただきました。ありがとうございます。茶縁のおかげで出会えることができた茶業さんたち、茶器などの作家さんたち、茶商さんたち・・・それも、当店を信頼してくださっているお客さまのおかげと感謝しております。
これまで以上にお茶や茶器を作り、守っていく人たちと、みなさまを繋げていけるように頑張ってまいります。

お世話になっているみなさまにお礼の気持ちをと思い、今年も本日12月11日から1月15日までにご注文いただいた方には心ばかりではありますが、お茶などのセットをプレゼントさせていただきます。数量が少ないためショップにでていないお茶やWEBショップでの販売を検討したものの業務販売のみに絞ったお茶などを予定しておりますので、珍しいものもあれば、特別に美味しいお茶、普通に美味しいお茶など様々です。

期間中のご注文毎に1セットずつプレゼントさせていただきます。
お茶の組み合わせはどうぞお任せください。また、数量限定のため内容の変更、早期終了などもございます。
ただし、メール便対象商品のみをご注文の場合は対象外とさせていただきますのでご注意ください。(メール便でお届けする場合はプレゼントを同梱することができません)
どうぞご了承ください。

4年目も妥協すること無く、美味しく安全なお茶をお届けできるようにスタッフ一同努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。