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お茶を楽しむ会 2018年9月 ありがとうございました!&10月開催詳細

お茶を楽しむ会 2018年9月

9月8日、9日と開催させていただきましたワークショップ、お茶を楽しむ会にご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました! 今月も楽しい時間を過ごさせていただきました。どうもありがとうございます。

今回は初めてご参加いただく方、中国茶、茶器を扱うのはほとんど初めてという方も多くいらっしゃいましたので、まずは色々な種類の中国茶を楽しんでいただけるようにお茶をご用意いたしました。

会で今回使用したお茶は以下となります。

翁家山老樹龍井
(浙江省杭州市翁家山)

老茶 正山小種 2003
(福建省武夷山桐木)

2001年 楊聘號
(雲南省シーサンパンナ(西双版納)タイ族自治州倚邦)

高山鳳凰単欉 東方紅 2018
(広東省潮州市潮安県烏崠山)

岩茶 牛欄坑肉桂
(福建省武夷山牛欄坑)
 または
岩茶 馬頭岩肉桂
(福建省武夷山馬頭岩)
 または
2018年 明前 手工 蒙頂石花
(四川省雅安市名山県蒙頂山)

緑茶、青茶、黒茶、紅茶と色々な種類のお茶をお楽しみいただきました。また、回によってお茶が一部変更になっています。
初心者の方には蓋碗の正しい、安全な使い方を、何度もお越しいただいている方には継続して体幹の使い方、また、茶器によって淹れるお茶の味わいが大きく変わることなど、店主も勉強させていただきました。ありがとうございます。

茶器は写真の蓋碗もふくめ、九谷で染め付けの器を制作されている川上真子さんの作品をシンプルに使わせていただきました。ちかいうちにWebショップでもご紹介できるようになる予定です。

次回の開催は10月となります。

日時 2018年10月13日(土曜)16時00分~18時30分頃まで
2018年10月14日(日曜)
  1部 : 13時00分~15時30分頃まで
  2部 : 17時00分~19時30分頃まで
場所 東京都新宿区 丸の内線四谷三丁目駅徒歩5分
詳しい場所は参加受付後にお知らせいたします
料金 3000円
お申込みが確定しましたら銀行振込(SBIネットバンク)またはゆうちょ銀行振込にてお支払をお願いします。(詳細はお申込み確定後にご連絡いたします。)
その他 茶葉および茶器はご用意させていただきます。

お茶は同じ種類のものでも茶葉によって、気温によって、湿度によって、水によって、湯温によって、そして使う茶器によっても味わいや香りが変わります。茶葉の量は何グラム、湯温は何度、抽出時間は何秒というように淹れてしまっては、そのお茶の美味しさを引き出すことはできません。お茶の種類に関わらず、目の前にあるお茶を美味しく淹れるためのちから、また、安全で美しい茶器の扱い方などを体得していただくことを目標にご指導させていただきます。このお茶は何秒抽出、何度のお湯を・・・というお教え方はいたしません。その方の淹れるスタイルに合わせて、より美味しく淹れるかたちをアドバイスさせていただきます。

ご参加いただく方には各自30分程度、実際にお茶を淹れていただきます。

お申込みは継続してご参加いただき、体験していただきたいということもありますので、前回ご参加いただいた方を優先にお受けいたします。また、当店のご利用をされたことのあるお客さまを優先とさせていただきますのでご理解いただけますようお願いいたします。
ご参加いただいた方には個別にご予約開始のご案内をメールで送らせていただきます。次回のご参加をご希望される場合は指定期間内にご予約ください。
その後、お席に空きがでた場合のみ、予約受付のご案内をメールマガジン、ブログ、Facebookなどでご案内させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

碧潭飄雪(ジャスミン)四川高山花香紅茶 入荷しました! / 発送業務お休みのお知らせ

多くのお問い合わせをいただいているジャスミン茶、碧潭飄雪が入荷しました!
大変お待たせいたしました。

無農薬 碧潭飄雪 2018
無農薬 碧潭飄雪 2018

現在流通するジャスミン茶には完全無農薬のものはまず存在しません。というのも、茶葉よりも香りの強いジャスミンの花を栽培する場合に花が虫を引き寄せてしまうため、無農薬で栽培することが非常に難しく、茶葉は無農薬でもジャスミンは農薬を使用せざるを得ないという事情が
あります。

この碧潭飄雪はそのジャスミンの花においても無農薬にこだわっています。
この碧潭飄雪に使われるジャスミンの花は、一部の木にネットをかけて栽培し、それらの木から摘み取られたジャスミンを使って作られています。非常に手間のかかる栽培方法のため、多くの量を作ることはできません。
茶葉は四川省蒙山の標高1000m以上という高山地帯で栽培された蒙頂甘露を使用しています。こちらも無農薬で栽培されています。

当店の碧潭飄雪の特徴は無農薬というだけではありません。
ジャスミン茶を作るためには生の花から花の香りを茶葉に移しますが、その際にどうしても花のもつ水分が茶葉に吸収されてしまいます。そのため、1晩花の香りを移した茶葉は加熱して乾燥させます。これを何日も何度も繰り返すのですが、段々と茶葉も焼けてしまいます。多くのジャスミン茶に焼けたような味が残るのはそのためです。
この碧潭飄雪にはその独特の味がありません。作り手の技術がとても高いため、とてもフレッシュで甘く爽やかな香りと味を持つジャスミン茶に仕上がっています。

ジャスミン茶はどれも同じと思っている方も多いと思いますが、そういった方にぜひお勧めしたい、とても美味しいジャスミン茶です。


人気の高い四川高山花香紅茶が今年も入荷しました!

四川高山花香紅茶 2018
四川高山花香紅茶 2018

人気の高い四川高山花香紅茶が今年も入荷しました!

四川省で作られる紅茶は川紅と呼ばれ、古くから作られていた伝統的なお茶の1つです。しかしながら中国国内では殆ど見かけない希少な紅茶で、昨今の紅茶ブームで生産量も増えてきたものの、一般にはまだまだ見かけることの少ない紅茶です。

以前は四川高山紅茶としてご紹介、高い人気をいただいておりましたが、2017年からは製法を変更しました。この紅茶を作る作り手はとても研究熱心で製茶機械から自作、改良を続けていたり、農閑期には大学で製茶について学生に指導を行うような、とても研究熱心で真面目な方です。2年以上の時間をかけて、より美味しく、甘く、香り高い紅茶を目指して、ようやくこの紅茶が完成しました。2018年はその技術を更に向上させ、香り高く、甘く、美味しい紅茶に仕上がっています。

美しい黒い艶がある茶葉には金色のゴールデンチップが素晴らしく多く大変に美しい紅茶です。乾燥状態でも驚くほどの甘い花香を感じます。細かな柔らかい新芽のみを使用した大変に品質の良い紅茶です。花香と名前が付いていますが着香した花茶ではありません。茶葉本来の香りを引き出した大変上質な紅茶です。


ワークショップ お茶を楽しむ会の9月9日(日曜)1部にキャンセルがでました。
ご参加をご希望される方はこちらのエントリをご確認の上、お申込みください。


9月9日はワークショップのため発送業務をお休みさせていただきます。また、9月15日から9月23日までのあいだは中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

9月12日24時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は9月14日までに発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合、9月14日24時までに入金確認ができたご注文を9月14日までに発送いたします。それ以降のご注文は9月24日以降の発送となります。また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に
いつもより少しお時間をいただく場合がございます。今回はインターネット環境も無い、あるいは不安定な地域の訪問も予定しておりますため、最長で4〜5日間お返事ができない場合もございます。大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

ワークショップ お茶を楽しむ会 9月 予約受付開始します

勐海茶厂(モウ海茶廠)

9月8日および9日に予定しておりますワークショップ お茶を楽しむ会のご予約を開始いたします。
8日は満席となっておりますため、9日開催分のみの受付となります。

日時 2018年9月9日(日曜)
  1部 : 13時00分 – 15時30分頃まで 残席1 満席
  2部 : 17時30分 – 20時00分頃まで 残席2 満席

詳細は以下のエントリをご確認ください。

お茶を楽しむ会 2018年7月 ありがとうございました!&9月開催詳細

お申込みは当店のご利用をされたことのあるお客さまを
優先とさせていただきますのでご理解いただけますようお願いいたします。

ご参加をご希望の方は admin@suzuchado.com まで
・お名前
・ご住所およびご連絡先のお電話番号
・ご希望のお支払い方法
  銀行振込(住信SBIネット銀行)
  ゆうちょ銀行振込
・中国茶、茶芸などのご経験の有無
 ご経験がある場合は簡単で結構ですので内容をお知らせください。
を明記の上、8月31日までにお申込みください。

お席には限りがありますため、定員に達した場合は満席となります。
また、お申し込みのお返事は8月19日以降となります。ご了承ください。

易武落水洞小餅 武夷岩茶 鉄観音 入荷しました!

古茶樹の小餅で人気の易武滇王小餅、易武白花潭小餅に続いて落水洞が入荷しました!
大変コストパフォーマンスの高い上質なプーアル生茶です。

易武落水洞小餅 2018
易武落水洞小餅 2018

易武の中でも上質なプーアル生茶が作られることで知られる落水洞の喬木古茶樹から作られているプーアル生茶です。落水洞では喬木(樹高の高い切り戻しを行っていない茶樹)の古茶樹は決して多くはありません。喬木の茶樹は美味しさが違います。深みのある複雑な味わいは喬木の古茶樹ならではです。
落ち着きのある蘭香も素晴らしく、その味わいの深さを支えています。
しっかりと萎凋を行った最近では珍しく丁寧な製茶を行い、昔ながらの石磨圧延で成形されています。


今年の武夷岩茶の中でも、これは!と店主が惚れ込んだ岩茶です。
最近は武夷山でも製茶方法が変わりつつあり、本当に美味しい正岩茶は少なくなりつつあります。その中でもこの老叢水仙はぜひ美味しさを味わっていただきたいと、ご紹介することにいたしました。

慧苑坑 老叢水仙 2018
慧苑坑 老叢水仙 2018

慧苑坑にある樹齢100年以上の茶樹から摘み取った茶葉で作られています。深く、複雑なミネラル、旨味を感じさせる老叢水仙です。まるで黒糖をそのまま味わっているような、そんな感覚を覚えるほどに美味く、このような味わい深い岩茶も、そう出会えるものではありません。
これが老叢水仙なのかと驚いたほどです。香りも綺麗で高い甘い花香が、その味わいをより一層引き立てています。
2018年春の岩茶の中では店主一押しの岩茶です。


数年ぶりに岩茶の野生北斗が入荷しました。

北斗峰 野生北斗 2014
北斗峰 野生北斗 2014

北斗という武夷岩茶は大紅袍よりも上質な岩茶として知られています。
その上品な香りと味わいは他の岩茶にはなかなか見られないほどに素晴らしいのですが、市場に流通する量は決して多いとは言えません。
通常、北斗として流通する岩茶は北斗一号と呼ばれる新たに改良された品種の茶樹から作られていますが、この野生北斗は品種改良前の原種の「北斗」から作られています。中でも北斗の原産地域である北斗峰で栽培されている野生北斗は大変貴重な岩茶です。
品格を感じる甘味と南国のフルーツを連想させるような柔らかい微かな酸味、どこまでも続きそうな奥行きを感じさせる深いミネラル感は、原種である野生北斗ならではの味わいと風格です。

この原種である野生北斗は栽培が難しく、また生産量が多く見込めないことから、2014年を最後に、現在は作られなくなってしまいました。
とても美味しく、品格を感じる上質な岩茶の1つですが、今後の復活は難しい状態になっています。
その最後に製茶された野生北斗を、作り手のもとで大切に後熟成を行っていたものが、この野生北斗です。
今では最後となってしまった野生北斗に思いを込めた渾身のお茶です。


ご好評をいただき、2017年秋の鉄観音 軽火は完売いたしました。
その春茶が入荷しました。

感徳鉄観音 炭焙 2018春 軽火
感徳鉄観音 炭焙 2018春 軽火

福建省安渓感徳の中でも標高1000mを超える山の中で作られた鉄観音です。
鉄観音の原産地、安渓は今や随分と開発が進み、都会となっている部分も多いものですが、この鉄観音は安渓の中でも北側の感徳で作られています。感徳といっても大変広く、その中でも大変な山の中にある茶農家で作られています。標高が高いというだけでなく、電気がようやくあるのみといった昔のままの村で無農薬栽培で作られています。

柔らかい花香と火の香りがほっとするような優しい香りの鉄観音です。
春茶ならではの優しい味わいに加えて、炭焙煎の優しさが伝わるような深みのある旨み、甘味が身体中から戻ってくるような、ほっとする味わいの鉄観音に仕上がっています。
身体を沁み入るような美味しい鉄観音に仕上がっています。

鳳凰単叢 八仙 入荷 / 野生白牡丹 2015 特別リリース / 発送業務お休みのお知らせ

2018年の春茶、鳳凰単叢 八仙が入荷しました!
今年に作られた鳳凰単叢のうち、最初にご紹介するにふさわしい素晴らしい鳳凰単叢です。

鳳凰単叢 八仙 2018
鳳凰単叢 八仙 2018

八仙は十大花蜜香型にも挙げられる鳳凰単叢で、その歴史は宋代まで遡ります。その中でも樹齢が300年は超えていると思われる老茶樹から2018年4月15日に摘み取り、製茶されています。もちろん、無農薬栽培の単一の茶樹から作られている本当の鳳凰「単叢」です。

マンゴーのような甘い高い香りと爽やかな甘味が素晴らしいお茶です。目がさめるような、それでいて深く優しい複雑な味わいを持ったお茶で
言葉では言い表せないほどに美味しい宝物のような鳳凰単叢です。4月に製茶され、ようやく香り、味わい共に落ち着き始めてきました。今後も時間をかけて更に後熟成されていくお茶です。2018年の秋頃以降にもまた味わいが深く、香りは高くなっていきます。

本来はとても高価な鳳凰単叢ですが、懇意にしていただいている茶農家さんのご好意と、この素晴らしい鳳凰単叢を多くの方に楽しんでいただきたいと思い、2018年8月31日までは価格を抑えてご提供させていただきます。
(9月1日以降は価格が変更になります。)


猛暑の影響か、今年はご紹介した白牡丹があっという間に売り切れてしまい、特別に2015年の野生白牡丹もご紹介させていただきます!貴重な野生白茶のため数量限定でのご紹介となります。

野生白牡丹 2015
野生白牡丹 2015

山の中に群生している茶樹から摘みとって作られた白茶です。険しい山中をまわり、1枚1枚手摘みをするのも大変な作業ですが、栽培されている茶樹と違い、その美味しさは段違いです。茶樹の力が強く、3年間後熟成を行うことで優しく、深みのある素晴らしい白牡丹に仕上がりました。

繊細な花の香りを感じるお茶です。粘性のある茶水はしっかりと、爽やかな、そして深みのある甘味があります。また、茶樹の力強さを感じさせるようなミネラル感もあり、大変に上質で美味しい白茶です。

日常的にお楽しみいただける雲南の白茶もおすすめです!

雲南白茶 月光美人 翠芽 2018
雲南白茶 月光美人 翠芽 2018

雲南白茶 月光美人 2018
雲南白茶 月光美人 2018

当店取扱の雲南白茶は全て無農薬、有機栽培のもので、現地でも入手が難しい最高品質のものになります。


毎日のお茶としてお楽しみいただいている方も多い蔵茶が再入荷しました!

蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、プーアル茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。辺境の少数民族へと運ばれ消費される辺茶であり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。

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蔵茶 康磚(布袋)

甘い香りで味は非常に柔らかくて甘く、飲みやすく、癖のない甘茶のようです。
香ばしさもあり、香り高く、品のある甘さが感じられます。

気温の低い時期はもちろんですが、今年のような猛暑の夏にもおすすめです。ヤカンなどで煮出した蔵茶を冷水筒で冷やして味わっていただくと癖もなく、甘く美味しく、優しいお茶になります。(5gで1リットル)
また蔵茶は冷やしてお楽しみいただいても体を冷やしすぎることなく、胃腸に優しいのが特徴です。胃腸をはじめ、体に疲れがでるこの時期こそおすすめのお茶です。水出しのお茶などは体に疲れが溜まっていたりすると胃に負担がかかることも少なくありません。店主は過去に急性胃腸炎になった際、当然、お茶はもちろん白湯も受け付けないほど胃腸が弱っていたのですが、この蔵茶だけは大丈夫でした。それほど胃腸、体に優しいお茶です。


8月8日から8月13日までのあいだ中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

8月5日24時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は8月7日までに発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合、8月5日24時までに入金確認ができたご注文を8月7日までに発送いたします。それ以降のご注文は8月14日以降の発送となります。また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に
いつもより少しお時間をいただく場合がございます。大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

お茶を楽しむ会 2018年7月 ありがとうございました!&9月開催詳細

お茶を楽しむ会 2018年7月

7月27日、28日と開催させていただきましたワークショップ、お茶を楽しむ会にご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました! 今月も楽しい時間を過ごさせていただきました。どうもありがとうございます。

今回は雲南省の普洱茶、易武のそれぞれ異なる場所のお茶を淹れていただきました。一口に普洱生茶、易武といっても場所によって似ているところがあるものの、香りも味わいも異なります。そんな感覚を実感していただければ幸いです。

会で今回使用したお茶は以下となります。

易武 普洱生茶
(雲南省シーサンパンナ(西双版納)タイ族自治州易武)
 張家湾
 新寨
 麻黑寨
 曼秀村

百年老欉水仙白 2018
(福建省福鼎市点頭鎮柏柳村)

また、何人かの方には紫砂茶壺を使っていただきました。意外と正しい茶壺の持ち方をされていない方が多く、サイズが大きくなると扱いにくいという場合もあったようです。正しい持ち方と扱い方ができるようになれば大型の茶壺も楽に扱えるようになります。基本は蓋碗ですが、機会を見て今後も茶壺を使っていただこうと思います。

お茶を楽しむ会 2018年7月

こちらはお茶請けでご用意した茘枝干、ドライ茘枝です。茘枝が採れる地域では家庭などでも作られるものです。生の茘枝も美味しいですが、ドライにすることで濃縮された香りと甘みで、これもまたとても美味しいものです。とても人気でした。

次回の開催は9月になります。8月はお休みさせていただきます。
次回開催の詳細は以下となります。

日時 2018年9月8日(土曜)16時00分~18時30分頃まで
2018年9月9日(日曜)
  1部 : 13時00分~15時30分頃まで
  2部 : 17時30分~20時00分頃まで
場所 東京都新宿区 丸の内線四谷三丁目駅徒歩5分
詳しい場所は参加受付後にお知らせいたします
料金 3000円
お申込みが確定しましたら銀行振込(SBIネットバンク)またはゆうちょ銀行振込にてお支払をお願いします。(詳細はお申込み確定後にご連絡いたします。)
その他 茶葉および茶器はご用意させていただきます。

お茶は同じ種類のものでも茶葉によって、気温によって、湿度によって、水によって、湯温によって、そして使う茶器によっても味わいや香りが変わります。茶葉の量は何グラム、湯温は何度、抽出時間は何秒というように淹れてしまっては、そのお茶の美味しさを引き出すことはできません。お茶の種類に関わらず、目の前にあるお茶を美味しく淹れるためのちから、また、安全で美しい茶器の扱い方などを体得していただくことを目標にご指導させていただきます。このお茶は何秒抽出、何度のお湯を・・・というお教え方はいたしません。その方の淹れるスタイルに合わせて、より美味しく淹れるかたちをアドバイスさせていただきます。

ご参加いただく方には各自30分程度、実際にお茶を淹れていただきます。

お申込みは継続してご参加いただき、体験していただきたいということもありますので、前回ご参加いただいた方を優先にお受けいたします。また、当店のご利用をされたことのあるお客さまを優先とさせていただきますのでご理解いただけますようお願いいたします。
ご参加いただいた方には個別にご予約開始のご案内をメールで送らせていただきます。次回のご参加をご希望される場合は指定期間内にご予約ください。
その後、お席に空きがでた場合のみ、予約受付のご案内をメールマガジン、ブログ、Facebookなどでご案内させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

メールマガジンご購読者限定 武夷岩茶肉桂特別セット 共同購入

武夷山 牛栏坑(牛欄抗)

メールマガジンご購読者の方を限定に武夷岩茶肉桂特別セットを販売いたします。

武夷岩茶は栽培される岩によって味わい、香りが異なるお茶です。
とはいっても、比べて味わう機会もそう多くもありません。昨年にご紹介した易武プーアル茶セットからのリクエストもあり、今回ようやく茶農家さんのご協力もあり実現しました。

人気のある武夷肉桂を産地の岩別に飲み比べできるようセットにいたしました。岩茶を理解する上で大変勉強になる場所のものを特別価格でご提供します。どの肉桂もその場所で採れる最高品質のお茶です。

共同購入となりますので、検疫通関時の最低量に達しない場合は中止となります。
7月15日までお申し込みをお受けいたします。
共同購入の成立可否はお申込みいただいた方に追ってご連絡いたします。

発送は7月下旬を予定しております。
お申込み方法はメールマガジンをご確認ください

馬頭岩肉桂(马头岩肉桂)
九龍巣肉桂(九龙窠肉桂)
竹巣肉桂(竹窠肉桂)
慧苑肉桂
天心岩肉桂
牛欄坑肉桂(牛栏坑肉桂)
水簾洞肉桂(水帘洞肉桂)
特級正岩肉桂

全8種各15g (牛欄坑肉桂のみ10g)(115g) 26000円(税抜・送料込)
全て2018年の春茶になります。

最低購入量のお申込みをいただきましたので共同購入成立いたしております。ありがとうございます!


高山 白毫銀針 2017
高山 白毫銀針 2017

白茶の中でも最上位に位置するのが白毫銀針です。
今年ご紹介する白毫銀針は一般的な平地にある茶畑から作られたものではなく、標高1000mを超える高地で無農薬栽培された福鼎大白茶種から作られています。その白毫銀針を1年間じっくりと後熟成しています。

昨年、この白毫銀針を選ぶ際に平地で栽培されたものと比べてみました。どちらも美味しい白毫銀針であることに変わりはありませんが、高山のものの方が明確に味わい、香り、奥深さが違うものでした。また飲みたい!と思わせる深みがあります。
山の上の険しい場所にある傾斜が厳しい小さな茶畑で栽培されているため、生産量が非常に少なく、茶農家さんでも懇意にしている人にしか譲らないという白毫銀針です。

福鼎 野生小葉銀針白茶 2018
福鼎 野生小葉銀針白茶 2018

昨年大人気の福鼎小白茶を、今年はグレードを上げてご用意させていただきました。

通常、福建省の白茶は大白茶種、大毫種と呼ばれる品種から作られます。白茶の国家標準でもこの品種が指定されています。しかしながら、この品種は1960年代に品種改良されたもので、それ以前の宋代から民国時期までは、この小白茶種(地元では白毛茶と呼ばれています)から作られていました。この小白茶種は大変味わいが良いことで知られていましたが、その名の通り、葉が小さく、また茶樹自体も小さいため、生産量が少なく、経済的理由から現在の大白茶種、大毫種に変えられていきました。現在は栽培、生産を行う茶農家は殆どいない状態で、まず市場に流通することがなくなりました。

2018年は民国時期頃まで、かつて小白茶種を栽培していたものの、その後放置された野生化した茶樹から作られた白茶を入手することができました。大変に珍しく、鳥肌がたつほどに美味しく、野生茶樹ならではの茶樹のちからを感じるような素晴らしい白茶です。

小白茶種は栽培を復活させてほしいと心から願う程に上品で繊細、複雑な旨味、素晴らしい美味しさを持っている品種ですが、難しい品種でもあるようです。懇意にしている茶農家さんでは小規模ながら栽培を続けていますが(昨年ご紹介したものがその小白茶です)、今年は殆ど収穫できない状態になってしまいました。私がこの小白茶種を楽しみにしていたのを知ったその茶農家さんが、今年は収穫できないと申し訳ないと家族、親戚総出でお年寄りの記憶を頼りに山の中に入り、茶摘みをして作ったのが今年の野生小葉銀針白茶です。ご好意に感謝するとともに、結果的に昨年の小白茶よりも味わい深く美味しいお茶になりました。

九曲紅梅 妃子笑 入荷しました! / 発送業務お休みのお知らせ

毎年楽しみされている方も多い九曲紅梅が今年も入荷しました!

伝統 九曲紅梅 2018
伝統 九曲紅梅 2018

この紅茶は福建省北部の武夷山付近から太平天国の乱の混乱を避けて浙江省のこの地へ湖埠へ移住してきた人々が作り出した紅茶と言われ、その名にある九曲は武夷山にある九曲溪から名づけられたものと言われます。

この紅茶の伝統的な茶樹品種は在来種である鳩坑小葉種ですが、実際には様々な品種が使われています。龍井茶の品種が使われているとも言われますが、このお茶はその伝統的な鳩坑小葉種のみを使って作られています。

大湖山で栽培された伝統的な品種と製法を守って作られています。とても技術の高い現地では非常に有名な作り手が全て手作業で、機械を使わずに作ったとても上質な九曲紅梅です。

2018年は天候に恵まれ、大変良い仕上がりとなっております。上質な九曲紅梅は作られた半年後、更に1年を経過したものが味わいも香りも深く美味しくなります。後熟成が進み、美味しくなっていく様もお楽しみいただければ幸いです。

2018年度は奇蘭種の入荷はありません。
ご了承ください。

明前 正山小種 無焙煎 2018
明前 正山小種 無焙煎 2018

毎年早々に売り切れてしまうほどの人気の高い正山小種 無焙煎が今年も入荷しました。

最高品質の紅茶として有名な金駿眉を最初に作り出した1人という、とても技術の高い作り手によって作られた無焙煎の正山小種です。作り手によっては妃子笑とも呼ばれる紅茶です。

この正山小種は桐木保護地区内の在来種を通常は行う松の枝を使った焙煎を行わずに作られました。

香りの良さ、味わいの深さに驚かれた方も多い紅茶ではないでしょうか?
2018年も素晴らしい仕上がりです。茶樹の良さだけでなく、作り手の技術の高さが伝わってくるお茶です。通常はこの価格で現地であっても入手することが難しい、非常に品質の高い紅茶です。


7月14日から7月23日までのあいだ中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

7月10日24時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は7月13日までに発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合、7月10日中に入金確認ができたご注文を7月13日までに発送いたします。それ以降のご注文は7月24日以降の発送となります。また、ご注文が混みあう場合はお休み前の発送締め切りを早めさせていただく場合もございます。ご了承ください。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせのご返信に
いつもより少しお時間をいただく場合がございます。大変ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

落語とお茶の会「烏龍亭」ありがとうございました!

落語とお茶の会「烏龍亭」

6月23日に東京荒木町、ことたま堂さんとの共同企画として、落語家の林家たけ平さんをお迎えして開催した落語とお茶の会「烏龍亭」が無事に終了しました。
雨の中、ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました!

鈴茶堂としては1年半ぶりのお茶会ということ、落語とのコラボということもあり、お茶を淹れさせていただいた店主が一番楽しんで参加させていただいていたかもしれません。
林家たけ平さんの落語も大変面白く、落語を初めて聞くという方もお楽しみいただけたようで、とても楽しい会でした。
どうもありがとうございました!

落語とお茶の会「烏龍亭」

会でお淹れしたお茶は以下となります。

径山茶(緑茶)
中国・浙江省杭州市余杭区径山

老樹鳳凰単欉 鶏籠刊(烏龍茶)
中国・広東省潮州市潮安県烏崠山中坪

中国茶に緑茶がある、中国緑茶を初めて飲んだという方も多かったのではないでしょうか?
径山茶は日本とゆかりの深い歴史のある美味しい緑茶です。

鳳凰単欉の鶏籠刊は樹齢200年以上の1本の茶樹からのみ作られた大変貴重なお茶をご用意させていただきました。これは友人でもある作り手に今回の会で初めて鳳凰単欉というお茶を味わう方が多いということを説明したところ、とっておきのお茶として提供してくださったものです。樹高5m位の茶樹から手摘みで作られるこのお茶は年間1キロ半しか作ることのできないものです。

お土産でお持ちいただいたお茶は

老樹鳳凰単欉 鶏籠刊(烏龍茶)

黄山毛峰(緑茶・中国安徽省歙県黄山岗村)
または
四川野生緑茶(緑茶・中国四川省雅安市蒙頂山)

でした。
鳳凰単欉 鶏籠刊はもちろん、黄山毛峰も四川野生緑茶もそれぞれ個性のある美味しい緑茶です。ぜひご自宅でもお楽しみいただければと思います。

落語とお茶の会「烏龍亭」

林家たけ平さんの落語は宗論でした。
テレビではなかなか聞くことのできない演目の一つとのことで、マクラも含めてとても面白かったですね。
落語は初めてというお客さまも多かったこともあり、さりげなく落語についての説明をしてくださったり、私も面白く勉強させていただきました。

落語とお茶の会「烏龍亭」

打ち上げもとても盛り上がり、中国茶の話、落語の話と話題が尽きず、美味しい食事と合わせて、あっという間に2時間経ってしまいました。

打ち上げではチベット向けに作られている黒茶、「蔵茶 康磚」を冷やしたものを提供させていただきました。夏場はヤカンで煮出して冷やしておくととても美味しいお茶です。癖が無いため食事とも相性が良く、また、カフェインが全く含まれていないため、妊娠中の方やお子様などにもお勧めできるものです。身体を冷やしすぎず楽しめるお茶として、暑いこれからの時期におすすめです。

ご参加いただいた方からは次の開催もと嬉しいお言葉をいただきました。ありがとうございます。
いつになるか分かりませんが、また企画、開催できればと思います。

改めまして、ご参加いただきました皆様、無茶な企画にご賛同いただいた林家たけ平さん、企画開催をしてくださった「ことたま堂」さんに感謝いたします。どうもありがとうございました。

大紅袍朱泥 入荷しました!

朱泥の中では最高品質の大紅袍を使用した茶壺が入荷しました。

楊嬌 石瓢
楊嬌 石瓢

楊嬌は非常に技術力の高い女性紫砂作家です。
若くして紫砂大師となった範澤鋒の一番弟子として、その高い技術力、センスの良さで非常に注目されている作家です。また範澤鋒を中心とする技術力の高いことで知られる工房、龍徳堂で保有する大紅袍の使用許可を受けているということでも、将来が楽しみな作家です。

彼女の作品は現地価格の上昇が激しく、今後の入荷はかなり厳しくなります。師との長い付き合いということもあり、入手が可能となっておりますが、すでに価格が上がっております。
今回ご紹介する石瓢は専用箱のパーツが一部不足しておりますため、今までと同じ価格、特別価格でのご提供となっております。


青花が美しく人気の高い作家、範忠平の作品が久しぶりに入荷しました!

范忠平 青花洋桶壷
范忠平 青花洋桶壷

国家級工芸美術師の範忠平による青花洋桶壷です。
彼は造形の美しさでも定評がありますが、青花を茶壷に描いた作品も非常に有名です。その精密な絵柄は他の作家には真似できない品格と美しさを備えています。

この作品にも青花が描かれています。茶壷は使用していくうちに自然と深みを増した陶肌へ変化していきます。この青花は現在の美しさだけでなく、深みを増した陶肌になっていくにつれ、その美しさを増していきます。
特にこの作品は朱泥は大紅袍と呼ばれる最高品質の朱泥です。青花と陶肌とのコントラストが大変美しい作品です。

清代末期から伝わる伝統的な洋桶壷を高い技術で表現している作品です。最高品質の朱泥、大紅袍にふさわしく取っ手部分は銀を使用しています。出水が非常に綺麗なことも、この茶壺の完成度の高さを表しています。


検疫通関時の調整分が例年よりも多く出たため、その調整分の漳平水仙(ショウ平水仙)を販売再開いたします。
今年の春茶は例年よりもかなり良い仕上がりで、店主も驚くほどの仕上がりでした。特に炭焙煎ではない伝統 ショウ平水仙が特筆して素晴らしいですね。

中国・福建省の漳平市という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。

中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、鈴茶堂ではずっと何年もこのお茶を探し、ようやく納得できる品質のお茶を作る茶農家さんと出会い、以後5年間以上、日本の方が殆どこのお茶をご存じないという時からご紹介してきました。また味わい、香りの落ちる夏の時期のものなどはご紹介せず、ベストなタイミングで摘み取られた最高品質のものを選んでご紹介しています。

昔のままの村で、今も殆ど手作業で1つ1つ丁寧に作られています。また、無農薬、有機栽培を徹底しており、茶畑の中には養蜂の巣箱がたくさん配置されています。茶畑で取れるこの蜂蜜も村の大事な収入源となっています。

漳平水仙(ショウ平水仙)
伝統 漳平水仙(ショウ平水仙) 2018年春茶

漳平水仙(ショウ平水仙)には桂花香型と花香型とあります。桂花香型は漳平の中でも比較的低標高の茶畑で作られたものを、花香型は標高の高い茶畑で作られた上質なものとなります。この漳平水仙は花香型の中でも最高品質の蘭花香型になります。
標高800m以上の、漳平の中では最も高地の茶畑で作られています。また、機械を可能な限り使用しない伝統的な製法で作られています。

また固形にする際の技術も味わいや香りに影響します。熟練した作り手によるものは、大きすぎず、圧をかけすぎず、最適な大きさ、緊圧をもって成形を行います。産地でもこの成形技術のレベルはまちまちで、大きすぎるものや小さすぎるものなど様々なものが見られます。実際、大きすぎるものなどは味わいが鈍く感じるようになってしまいます。
当店では最適な大きさ、味わいが鈍くなるような成形のものは選ばす、最高品質の蘭花香型にこだわって選んでいます。

伝統 ショウ平水仙 2018年 炭焙煎 春
伝統 漳平水仙(ショウ平水仙) 2018年 炭焙煎 春

とても希少な炭焙煎の漳平水仙(ショウ平水仙)(青茶)です。
この炭焙煎は紙に包んでから行うため、通常の散茶よりもずっと時間も技術も必要となり、今では数件の茶農家でしか行うことができません。

ほっこりとした香ばしい火の香りと、甘い柔らかな花香が感じられます。深みのある旨みと柔らかで心地良い回甘、ミネラル感がとても強く、焙煎を施すことで蘭花香系とはまた違った茶樹の旨味を強く感じることができます。

漳平水仙(ショウ平水仙) 紅茶 2018年春茶
漳平水仙(ショウ平水仙) 紅茶 2018年春茶

甘い果実香と深みのある旨味、甘さを持っています。中国紅茶にしては珍しく甘く柔らかい中にミネラル感も感じることができます。紅茶でありながらも煎持ちが非常によく、かなり長く楽しめます。英徳紅茶にも通じるような心地良い独特な余韻もしっかり感じられます。