毎日気軽に美味しくお楽しみいただける普洱熟茶が入荷しました!
普洱教父として名高い白老師が親しい友人たちへの毎日のお茶として確保していたお茶を譲っていただいております。
陳年 龍条茶
10年ほど前に作られた普洱熟茶の茎のみを集めた茎茶です。
お茶にとって茎はとても大事な部位です。
茶葉の旨味や甘みをたくさん溜め込んでいる部位で、萎凋や発酵の際に、その美味しさが葉の部分へと移り、美味しいお茶が作られます。その際にでた茎をそのまま熟成させたお茶です。
深みのある甘みが素晴らしく、龍条茶と名付けられています。
モウ海賀開地域で製茶された熟茶の茎です。詳細な製茶年数は今となってはわかりませんが、少なくとも10年以上は経過しています。
陳香のような普洱茶特有の香りは感じられません。カビ臭さも泥臭さも全くなく、棗系の香りを持っています。癖がなく、非常に素直な味わいです。旨味と甘みが非常に深く柔らかく、大変に美味しい普洱茎茶です。
73棗香厚磚 2017年
ミャンマーとの国境近くにある雲南永徳でワ族の人たちが作る素朴なお茶です。
73厚磚茶というお茶は普洱熟茶の歴史において重要なお茶の1つです。熟茶の製法が確立され、1973年に国営企業である昆明第一茶廠によって、はじめて本格的に生産された普洱熟茶が、この73厚磚茶です。その後、昆明第一茶廠がなくなったあとも、この73厚磚茶は色々な茶業、メーカーによって作り続けられてきました。
この73棗香厚磚はその名のとおり、棗香が優しい、癖のない素直な普洱熟茶です。泥臭さなどは一切なく、非常に清らかでバランスの良い熟茶です。茶葉が持つ旨味、甘味のバランスがよく、優しく飲みやすい熟茶に仕上がっています。毎日のお茶としてのコストパフォーマンスが高いお茶です。
お求めやすい価格ですが、決して品質の低い茶葉を使用しているようなことはありません。人びとの生活を支えるお茶として、きちんと真摯に作られています。
多くの方からお問い合わせをいただいております岩茶が入荷しました!
大変お待たせいたしました。
今年は「これぞ岩茶!」といえる素晴らしい岩茶をご紹介させていただきます。
貢品 老叢大紅袍 2019
大紅袍は岩茶の中でも非常に有名な品種ですが、本来は武夷山の九龍巣景区の岩肌に生える6本の茶樹からつくられた武夷岩茶を指します。これらの茶樹は母樹大紅袍と呼ばれ、自然遺産ともされているため、一般に流通することはありません。
一般的に流通している大紅袍は商品大紅袍と呼ばれるブレンド茶です。一概にブレンド茶といっても様々です。それぞれの岩茶の質はもちろん、比率など、岩茶を代表するお茶であるだけに、作り手のセンスと技術が問われるお茶でもあります。その大紅袍を最高の岩茶とブレンド技術をもって一切の妥協をせずに作られた大紅袍です。
今回ご紹介する大紅袍は以下の岩茶をブレンドしています。
九龍巣老叢水仙
九龍巣肉桂
牛欄坑頭肉桂
牛欄坑頭老君眉
全て老叢、樹齢100年以上の茶樹から作られています。
どれもブレンドする必要のない、素晴らしい岩茶ですが、大紅袍としてブレンドすることで、もともと持っている茶葉のちからを更に増幅したような素晴らしいお茶に仕上がっています。素晴らしい花香、深みのある滋味、味わい、どれも素晴らしく、言葉にできないほどです。余韻も驚くほど長く、身体のなかから、その香りが広がるように戻ってきます。これほどまでに素晴らしい「大紅袍」はなかなか出会えることはありません。
慧苑坑 百年老叢水仙 2019
現在流通する老叢水仙には2つのパターンがあります。
本来、老叢水仙は武夷山の近く、曜変天目茶碗の産地ではないかということで知られる水吉鎮で発見、武夷山に持ち込まれました。かつては祝仙と呼ばれた品種で、「祝」と「水」の発音が同じであることから、現在は老叢水仙と呼ばれるようになりました。もう1つのパターンは武夷水仙の茶樹が50年以上経過したものを老叢水仙と呼びます。流通している多くの老叢水仙は後者か、今となってはどちらか分からないというものです。この老叢水仙はかつて祝仙と呼ばれたものとされています。かつて水吉鎮に住んでいた作り手の一族が武夷山に移住した際に一緒に持ち込んだと伝えられ、何代も大事に育てられた慧苑坑にある樹齢100年以上(おそらく150年は経過しているのではないかとのこと)老叢水仙から作られています。
清らかで深く、複雑なミネラル、旨味を感じさせる老叢水仙です。華やかな印象を持ちながら奥行きの深い味わいで、体に沁み入るような美味しさを持つ岩茶に仕上がっています。水仙らしさと古茶樹の美味しさを合わせた稀有な岩茶です。
2018年の祝仙老叢水仙も素晴らしいお茶でしたが、2019年のこのお茶は更に素晴らしさを増しています。
(2018年とは茶樹が異なります。)
龍泉窯の劉傑大師による柴窯(薪窯)の茶杯が入荷しました。
若くして中国伝統工芸大師、麗水市工芸美術大師となった非常に優秀な作家です。APECやG20、一路一帯といった国賓を迎えて行われる晩餐会で使用される食器の制作にも携わり、龍泉窯の中でも技術の高い作家として知られています。
在山堂 劉傑 柴窯小品杯
彼自身、お茶が好きということもあり、非常に使いやすい茶器を創り出します。美しさだけでなく、細部までこだわり抜いた精密さは使いやすく、美味しくお茶を淹れることができる稀有な作品を生み出しています。
作家によっては型を使用して作品を制作することがありますが、彼の作品は基本的に型は一切使用せず、全て自らの手で作り上げています。またこの作品は柴窯(薪窯)であるため、ガスと違い、登り窯の内部全てを同じ温度で焼き上げることは不可能です。そのため1つ1つ色合いや造形は異なり、同じものは2つとありません。
証明書、専用箱付きです。
今回は龍泉窯の期待の若手の茶杯も入荷しています。
楊盛侃 紋杯 A
楊盛侃 紋杯 B
龍泉窯の若手の中でも非常に技術、センス共に素晴らしく、将来が楽しみな作家です。
楊盛侃
1992年龍泉生まれ
浙江省第2回青磁作品コンクールにて4部門最優秀賞受賞
毎日のお茶としてお楽しみいただいている方も多く、人気の高い蔵茶が再入荷しました!
品切れでご迷惑をおかけして申し訳ありません。
特に年末年始の胃腸が疲れがちなこの時期におすすめです!
蔵茶は四川省の雅安で作られる黒茶で、普洱茶などを含む黒茶の中では最も古い歴史を持ちます。辺境の少数民族へと運ばれ、消費される辺茶であり、その名の通り、蔵茶はチベットへ運ばれ、消費されるお茶です。
蔵茶 康磚(布袋)
甘い香りで味は非常に柔らかくて甘く、飲みやすく、癖がありません。
香ばしさもあり、香り高く、品のある甘さが感じられます。
大変身体に優しいお茶です。
店主は過去に急性胃腸炎になった際、当然、お茶はもちろん、白湯も受け付けないほど胃腸が弱っていたのですが、この蔵茶だけは大丈夫でした。それほど胃腸、体に優しいお茶です。また酷い二日酔いなどのときにも蔵茶がおすすめです!回復が早くなるようです。
■ おかげさまで8周年を迎えます! ■
12月13日で鈴茶堂Webショップはおかげさまで8周年を迎えます。
2019年もたくさんのお客さまにご利用いただき、どうもありがとうございました。
鈴茶堂は美味しく、上質で、安心して楽しめるお茶を、少しでも価格を抑えてご紹介したいという思いで、日本、中国1名ずつのスタッフで、可能な限りコストを抑えて運営しています。
宣伝もイベントに出店することもなく運営している小さなショップを、多くの方がご利用いただいているということはとても嬉しいことです。本当にありがとうございます。
9年目も変わらず、より美味しいお茶、優れた茶器を、ご紹介していけるよう努めてまいります。
お世話になっているみなさまにお礼の気持ちをと思い、今年も5000円(商品代金のみ・税抜き)以上ご注文いただいた方には、心ばかりではありますが、お茶のセットをプレゼントいたします。(現在、ご予約いただいているご注文分も対象となります。)
商品としてショップでご紹介することはありませんが、中国国内でも入手することが難しいような、ちょっと珍しいお茶をご用意しました。
プレゼントのご用意には限りがございますため、在庫が終わり次第終了となりますのでご了承ください。
また、メールマガジンご購読のお客さまにはWEBショップでご紹介中の価格1万円以上の紫砂茶器および陶磁器を10%OFFにてご提供させていただきます。期間は2019年12月末日までのご注文分が対象です。
(ご注文受付時に変更後の金額をご連絡させていただきます。)
どうぞよろしくお願いいたします。