イベントのお知らせ」カテゴリーアーカイブ

1月のお茶会のお知らせ & おかげさまで3周年を迎えます

1月のお茶会のお知らせ

次回2015年1月のお茶会は黒茶がテーマです。

黒茶は一言で言うと「後発酵茶」です。
紅茶や青茶(烏龍茶)が鮮葉の酸化発酵を利用して作られているのに対して、黒茶は麹菌による発酵が行われたお茶になります。
黒茶は昔から雲南省、四川省や湖南省、陜西省などで作られ、チベットをはじめとする辺境の地へ、その地に住む人々の健康に欠かせないものとして大切に運ばれています。
一方、香港や台湾、東南アジアへも輸出され、その地の人々の喉を潤す美味しいお茶の1つとしても親しまれています。

前回、黒茶をテーマとして行ったお茶会でご紹介したお茶とはまた違った、色々な味わいをお楽しみいただければと思います。有名な普洱茶(プーアル茶)はもちろん、その他にも沢山の黒茶があります。一部しかご紹介できないとは思いますが、ご一緒に美味しく楽しめればと思います。

After Taste自慢のデザートと共にお楽しみください。

日時 2015年1月11日(日曜)12時30分~14時30分
場所 Bistro&Bar After Taste
東京都新宿区新宿3-28-16 新宿コルネやまとビル5F
03-6273-2001
新宿駅 徒歩2分 / 新宿三丁目駅 A5出口 徒歩1分
料金 4000円(お茶4種以上・デザート・お土産つき)
ご予約 お席に限りがありますため、1月9日までにAfter Taste店舗までご予約ください。満席になりしだい、ご予約を締め切らせていただきます。ご了承ください。
(03-6273-2001 15:00~翌1:00)

多くの方とお会いできるのを楽しみにしております。

満席となりました。ありがとうございました!現在はキャンセル待ちをお受けしております。


12月13日で鈴茶堂Webショップはおかげさまで3周年を迎えます。

気がつけば、あっという間の3年でした。
この1年も、たくさんの素敵な出会いをいただきました。ありがとうございます。茶縁のおかげで出会えることができた茶業さんたち、茶器などの作家さんたち、茶商さんたち・・・それも、当店を信頼してくださっているお客さまのおかげと感謝しております。
これまで以上にお茶や茶器を作り、守っていく人たちと、みなさまを繋げていけるように頑張ってまいります。

お世話になっているみなさまにお礼の気持ちをと思い、今年も本日12月11日から1月15日までにご注文いただいた方には心ばかりではありますが、お茶などのセットをプレゼントさせていただきます。数量が少ないためショップにでていないお茶やWEBショップでの販売を検討したものの業務販売のみに絞ったお茶などを予定しておりますので、珍しいものもあれば、特別に美味しいお茶、普通に美味しいお茶など様々です。

期間中のご注文毎に1セットずつプレゼントさせていただきます。
お茶の組み合わせはどうぞお任せください。また、数量限定のため内容の変更、早期終了などもございます。
ただし、メール便対象商品のみをご注文の場合は対象外とさせていただきますのでご注意ください。(メール便でお届けする場合はプレゼントを同梱することができません)
どうぞご了承ください。

4年目も妥協すること無く、美味しく安全なお茶をお届けできるようにスタッフ一同努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

11月 武夷岩茶のお茶会 どうもありがとうございました!

11月 武夷岩茶のお茶会

11月2日、新宿のAfter Tasteで開催させていただいたお茶会、おかげさまで無事終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました!

今回は武夷岩茶をテーマにご紹介しました。
日本でも人気の高い武夷岩茶ですが、その製法も定義も時代と共に変化してきています。どのように変わってきているのか、岩韻とはどのようなものなのか、正岩茶と半岩茶、外岩茶との違いはどのようなものなのかなど、現在の産地の様子なども絡めてご紹介させていただきました。

今回の茶器は宜興の紫竹軒による茶盤、汤宣武さんの陶然自得・一粒珠、中里太亀さんのうつわなどを中心に使わせていただきました。

お茶会の茶譜は以下の内容でした。

水帘洞(水簾洞) 花香水仙

青獅子岩 奇蘭

紅玉りんごのジュレ

流香澗 雀舌

九龍窠 大紅袍 10年老茶

今では入手が難しい岩茶や今年はとても美味しく仕上がっている岩茶など、最高品質の岩茶を中心にお楽しみいただきました。お気に入りのお茶がありましたら嬉しいです。
茶譜にはありませんが、福建省安渓で鉄観音種を使って作られた大紅袍という名の偽物の岩茶も参考までに淹れさせていただいています。全く岩韻がなく、鉄観音の滋味を持ったお茶で、岩茶の製法で作られているとはいえ、なかなか面白いお茶だったと思います。

紅玉りんごのジュレ

After Tasteの斎藤シェフによるデザートは紅玉りんごのジュレでした。
優しい味わいで、奇蘭の香りと相性が良かったのではないかと思います。いつも美味しいデザートを提供して下さる斎藤シェフに感謝です。

お土産にお持ちいただいたものはこちらになります。

青獅子岩 奇蘭
牛欄坑肉桂
青獅子岩 金牡丹

牛欄坑肉桂はとても貴重でなかなか手が出しにくい岩茶ですが、岩茶本来の美味しさを体験していただきたく、奮発して入れさせていただきました。とてもパワフルで滋味の深い岩茶ですので、ぜひじっくりとご自宅で向き合っていただければと思います。
その他の岩茶も青獅子岩という非常に美味しい岩茶が作られることで知られている場所で作られた金牡丹と奇蘭です。一般的に流通するものと違い、その味わいの深さと複雑さを実感していただければ嬉しいです。

次回After Tasteでのお茶会は来年2015年1月12日を予定しています。(2015年1月11日に変更になりました)日程、詳細な内容やテーマは未定ですが、決まりましたらまたお知らせいたします。


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南糯山 古樹雲南紅茶 2014

南糯山 古樹雲南紅茶 入荷しています!

古茶樹で有名な雲南省南糯山の樹齢300年以上の茶樹から作られた非常に上質な古樹雲南紅茶です。

一般的な雲南紅茶は甘く、誰もが美味しいと思えるお茶である反面、味わいが分かりやすすぎて飲み続けるには飽きてしまう部分もあります。近年流行している金色の雲南紅茶は特にその傾向が強く感じられ、当店ではお問い合わせをいただくものの、WEBショップでのお取り扱いは控えておりました。

この雲南紅茶は金色一色ではありませんが、その香りと味わいの複雑さ、奥深さが違います。
金色の雲南紅茶が入門向けとすれば、このお茶は上級者向け、玄人好みの味わいです。昨年にこのお茶と出会い、雲南紅茶にこれほど奥行きのある美味しさを持つものがあったのかと驚きました。
2014年は味わいがより深みを増して、甘く上品な味わいに仕上がっています。

無農薬・無肥料栽培 政和白茶
無農薬・無肥料栽培 政和白茶

7月にご紹介、あっという間に完売してしまった白茶ですが、その後もお問い合わせが多く、リピート希望の方も多いお茶ということもあり、現地茶園にて熟成を行うべく保管をしているロットを再入荷いたしました。

ここ数年で一番美味しい、凄いと思う白茶です。

無農薬・無肥料で栽培された政和大白茶種の茶樹から丁寧に摘みとって作られた白茶です。茶商によっては野生茶として流通されるような白茶で、ほとんど管理はされていませんが急勾配の山の斜面にある茶園のものです。当店では日本で言う「野生」とは概念が違うと考えますので野生茶とは呼びませんが、極めて人の手をかけないよう、自然のままの状態で育てられています。そのため生産量が少なく、斜面がきびしいために茶摘みも容易ではないため、ほとんど流通することのない白茶です。

珍しいだけでなく、とても甘く美味しいお茶です。
今年は例年にないほどたくさんの白茶を試飲しましたが、この白茶が飛びぬけて甘く美味しい白茶でした。

香りは甘い花の香りがこの上なく清らかに感じられます。粘性のあるトロっとしたお茶は複雑で柔らかく、花の蜜を添加しているのではないかと思ってしまうほどに爽やかで濃厚な甘味を感じていただけます。蜜のような味わいにミネラル感と滋味が合わさり、言葉にならないほどの美味しさです。

うわばみのお茶会 どうもありがとうございました!

うわばみのお茶会

10月25日に新宿のblanDouceで開催させていただいたお茶会、おかげさまで満席、無事終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました!

ウィスキーやラムといったハードリカーと中国茶を一緒に楽しむということをテーマに開催させていただきました。
こういったハードリカーを楽しむ時はチェイサーとしてお水も一緒に飲みますが、このお水を中国茶に変えると、お酒もお茶も美味しく楽しむことができます。ワインなどの苦味のあるお酒とはお茶が持つ苦味の成分を増幅してしまうので難しいのですが、ハードリカーはそういったことがありません。また、中国茶をはじめとするお茶の味わいや香りの深さはウィスキーなどが持つそれと共通する部分が多くあります。お水よりも悪酔いしにくくなりますのでお勧めです。

うわばみのお茶会

お茶会の茶譜は以下の内容でした。

凍頂烏龍茶 蘭亭序

2003年 昌泰號 中国・雲南省易武山(香港・台湾乾倉)

紫阳富硒红茶(紫陽富硒紅茶)

お酒はラフロイグやグレンリヴェット、リビエール・デュ・マなどと合わせていただきました。

お土産にお持ちいただいたものはこちらになります。

熟成茶 明前 祁門
四川高山紅茶
班盆 早春茶 2014

今までのお茶会とは違い、ユルユルな感じで行わせていただきました!
また機会がありましたら、他のお酒とも合わせて開催させていただきたいと思います。


長期間に渡る発送業務のお休みでみなさまにはご迷惑、ご不便をおかけしました。
無事にインドネシア、中国から帰国いたしました。
発送業務を再開しております。ご予約品などにつきましては、入荷次第順次ご連絡、発送させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。

インドネシアでは茶園を訪問させていただき、中国にはない大規模茶園のスケールの大きさに驚きつつ、色々と勉強させていただきました。
中国ではいつもの北京をベースに、今回は紫砂茶壺で有名な宜興を訪問してきました。
遅れがちではありますが、旅の様子は本ブログで順次ご紹介させていただきます。

11月のお茶会のお知らせ

武夷山

次回11月のお茶会は武夷岩茶がテーマです。

福建省の世界遺産、武夷山で作られる岩茶は中国を代表する銘茶です。その香りと味わいは他のお茶にはない素晴らしさを持っています。
武夷岩茶は一般的な茶畑で育つ茶樹とは異なり、岩が風化してできた僅かな土壌で育った茶樹から作られます。そのため、ミネラルが豊富で香木のような香りと深い旨味を持っています。岩ごとに、谷ごとに目まぐるしく環境の変わる武夷山で作られた武夷岩茶は、それぞれその味わいも香りも異なります。
残念ながら、そのような厳しい環境、本来の場所で育てられた茶樹から作られる武夷岩茶の量は決して多くはありません。かつては茶畑の存在しなかった地域でも作られるようになりました。正岩地区と呼ばれる「本来の場所」ですら以前とは異なり、その地域を拡大しています。中国国内でさえも「本来の場所」で育てられた茶樹から作られた武夷岩茶は決して流通量が多いとは言えません。残念ながら多くは本来の正岩地区以外で育てられた茶樹によるものです。当然ながら日本へ輸入される武夷岩茶もその通りです。

今回は本来の正岩地区で育てられた茶樹から作られた武夷岩茶をご紹介します。岩ごとに、谷ごとに異なる味わいをお楽しみください。秘蔵の武夷岩茶もご紹介する予定です。
After Taste自慢のデザートと共にお楽しみください。

日時 2014年11月2日(日曜)12時30分~14時30分
場所 Bistro&Bar After Taste
東京都新宿区新宿3-28-16 新宿コルネやまとビル5F
03-6273-2001
新宿駅 徒歩2分 / 新宿三丁目駅 A5出口 徒歩1分
料金 4000円(お茶4種以上・デザート・お土産つき)
ご予約 お席に限りがありますため、10月26日までにAfter Taste店舗までご予約ください。満席になりしだい、ご予約を締め切らせていただきます。ご了承ください。
(03-6273-2001 15:00~翌1:00)

多くの方とお会いできるのを楽しみにしております。

ありがとうございます。おかげさまで満席となりました。現在はキャンセル待ちをお受けしております。


伝統 九曲紅梅 2014
伝統 九曲紅梅 2014

中国浙江省を代表する紅茶として知られる九曲紅梅が今年も入荷しました。

この紅茶は福建省北部の武夷山付近から太平天国の乱の混乱を避けて浙江省のこの地へ湖埠へ移住してきた人々が作り出した紅茶と言われ、その名にある九曲は武夷山にある九曲溪から名づけられたものと言われます。

この紅茶の伝統的な茶樹品種は在来種である鳩坑小葉種ですが、実際には様々な品種が使われています。龍井茶の品種が使われているとも言われますが、このお茶はその伝統的な鳩坑小葉種のみを使って作られています。

大湖山で栽培された伝統的な品種と製法を守って作られています。とても技術の高い現地では非常に有名な作り手が全て手作業で機械を使わずに作ったとても上質な九曲紅梅です。

2014年は昨年よりも深みのある甘さと爽やかさを持ったお茶に仕上がりました。深みのある落ち着いた花果香とコクのある甘味と滋味が複雑にバランスよく、力強く繊細に感じられます。

もう1つの九曲紅梅は珍しい奇蘭種を使って作られたものです。

九曲紅梅 奇蘭 2014
九曲紅梅 奇蘭 2014

中国茶に詳しい方は奇蘭と聞いて不思議に思われると思います。奇蘭は福建省などにある青茶(烏龍茶)の茶樹品種です。この九曲紅梅に使われているのは台湾の奇蘭種です。かつて、この地でお茶作りをしようとした台湾人が持ち込み、植えたまま放置されている奇蘭の茶畑があり、その半野生化した茶畑から摘み取って作ったものがこの九曲紅梅です。

こちらも全て手作業で機械を使わずに作られています。

今年は春先に気温がなかなか上昇しなかったこともあり、非常に生産量が少なく入手が危ぶまれたほどでしたが、多くの方のご厚意で入手することができました。とても繊細な萌葉から作られているとは思えないほどの深みのある、華やかなオレンジの様なニュアンスを持った紅茶に仕上がっています。


10月7日から23日までのあいだ、海外出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。長期のお休み、大変申し訳ありません。

10月5日18時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文は翌日6日に発送させていただきます。銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は、10月4日中に入金確認ができたご注文を10月6日に発送させていただきます。それ以降のご注文は10月24日以降の発送となります。

また、10月25日および11月2日はイベントのため発送業務をお休みさせていただきます。

発送業務をお休みさせていただいている期間もご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。ネット接続環境が不明な場所へも行くことを予定しておりますため、ご返信などに最長で5日程度のお時間をいただくことも予想されます。

ご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

9月 凍頂烏龍茶のお茶会 どうもありがとうございました!

9月お茶会

9月15日に新宿のAfter Tasteで開催させていただいたお茶会、おかげさまで無事終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました!

凍頂烏龍茶をテーマにご紹介しました。
伝統的な製法で作られた凍頂烏龍茶をベースに老茶から特殊な凍頂烏龍茶まで、現在の凍頂烏龍茶を中心とした現地の状況や製茶技術について、当店の凍頂烏龍茶は時間が経過すればするほど、柔らかく美味しく後熟成していきますが、どうしてそれが可能なのかなど、茶葉を実際に見ていただきながら、ちょっとした裏話も含めてお話させていただきました。

今回の茶器は青木良太さん、多屋嘉郎さんのうつわに、汤宣武さんの松趣壶、青玉堂の蓋碗、そして最近中国で流行しはじめた琢斎および玉川堂の銅茶托などを使わせていただきました。

かぼちゃブリュレの凍頂烏龍茶クリーム

お茶会の茶譜は以下の内容でした。

凍頂烏龍茶 雀舌

凍頂烏龍茶 2013年春茶・冬茶

かぼちゃブリュレの凍頂烏龍茶クリーム

伝統凍頂烏龍茶 12年老茶

凍頂烏龍茶 蘭亭序

ちょっと特別な凍頂烏龍茶や、春茶と冬茶の違いなど、様々な凍頂烏龍茶をお楽しみいただきました。
茶譜にはありませんが、ベトナム産の茶葉を使って作られた凍頂烏龍茶もご参考までに試していただきました。
一口に凍頂烏龍茶といっても色々なタイプ、味わいがあったと思います。お気に入りのお茶がありましたら嬉しいです。

After Tasteの斎藤シェフによる、かぼちゃブリュレの凍頂烏龍茶クリームもとても美味しかったですね。いつも美味しいデザートを提供して下さる斎藤シェフに感謝です。

お土産にお持ちいただいたものはこちらになります。

凍頂烏龍茶 2013年春茶
凍頂烏龍茶 2013年冬茶
凍頂烏龍茶 蘭亭序

蘭亭序はかなり気に入られた方も多かったようですね。凍頂烏龍茶には思えないような、まるで鳳凰単欉のようなお茶で、その香りと味わいの深さに驚かれたのではないでしょうか?ぜひご自宅でもお楽しみいただければ嬉しいです。

9月お茶会

今回はお茶会終了後に秘蔵の最上級凍頂烏龍茶と最上級カシスリキュールであるLiqueur de Cassis de Mouton Rothschildを使ったカシスウーロンを楽しむイベントも開催させていただきました。
凍頂烏龍茶はお茶会でもご紹介した雀舌の、さらにビンテージものをご用意させていただきました。カシスリキュールにも負けない香りと味わいでした。

カシスウーロンも絶品でした。香りと味わいがどちらも深く、奥行きがある味わいで、ステアとシェイクと両方お試しいただきましたが、どちらもとても美味しかったです。

次回After Tasteでのお茶会は11月2日を予定しています。日程、詳細な内容やテーマは未定ですが、決まりましたらまたお知らせいたします。


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2014年凍頂烏龍茶 春茶

2014年凍頂烏龍茶 春茶です。

最近は本来の産地以外で作られたものなども多く流通しています。
最終焙煎は台湾の凍頂で行いますが、茶葉は大陸の福建省やベトナムから運ばれてきたもの・・・ということも残念ながら珍しくありません。

この凍頂烏龍茶は代々、伝統的な製法を頑なに守って作り続けています。
古式龍眼炭焙煎にこだわり、火入れも1ヶ月近くかけて行います。
とても高い技術力とそのこだわりで、通常の凍頂烏龍茶よりも、ずっと水分が少なく仕上げることができます。その水分量の少なさは普通の作り手では茶葉を焦げ付かせてしまったり、美味しく仕上げることができないほどです。この水分量の少なさと龍眼炭を使った焙煎、しっかりと行っている発酵により、年月を経た方が香り高く、柔らかく深みを増す性質を持っています。
実際に私どもの手元には10年前からのこの作り手による凍頂烏龍茶を保管していますが、好みはあるものの、古いものほど柔らかく深みのある、美味しい味わいになっています。

届いたばかりのフレッシュな凍頂烏龍茶の味わいを楽しむのも
お手元でその変化を楽しむのも
ビンテージ違いでその味わいや香りの違いを楽しむのもお勧めです。

凍頂烏龍茶 2013年春茶
凍頂烏龍茶 2013年春茶

凍頂烏龍茶 2013年冬茶
凍頂烏龍茶 2013年冬茶

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凍頂烏龍茶 蘭亭序

お茶会でも気に入っていただいた方も多かった凍頂烏龍茶 蘭亭序です。まるで鳳凰単叢のような特別な香りと味わいをもつお茶です。毎年できるとは限らない、まさに自然からの贈り物といったお茶です。

うわばみ の お茶会

うわばみ の お茶会

10月にお酒と中国茶のマリアージュをテーマとしたお茶会を行います。

様々なバリエーションのある中国茶とお酒は実はとても良く合います。
上質なモルトウイスキーやラムはそれだけでも美味しいものですが
お茶をチェイサーのように合わせて楽しむことで、その美味しさと香りが増幅します。
また、お茶と一緒に味わうことで悪酔いしにくくなります。

もちろん、お酒であれば何でも良いというものではありません。
今回は鈴茶堂のお茶に合わせて、blanDouceがセレクトしたお酒を合わせてお楽しみいただけます。

日時 2014年10月25日(土)16時30分~18時30分頃終了予定
場所 blanDouce bar & kitchen
東京都新宿区西新宿7-10-12 ダイハンビルデンス6F
03-6304-0458
新宿駅西口より徒歩6分
料金 4000円(税抜き)(お茶・お酒それぞれ3種以上 / お土産つき)
ご予約 お席に限りがありますため、10月14日までにblanDouce店舗までご予約ください。満席になりしだい、ご予約を締め切らせていただきます。ご了承ください。
(03-6304-0458 18:00~翌5:00)

多くの方とお会いできるのを楽しみにしております。

おかげさまで満席となりました。現在はキャンセル待ちをお受けしております。



蔵茶 康磚

鈴茶堂でも一番人気の蔵茶です。
四川省雅安茶廠の蔵茶は癖が少なく、プーアル茶のような刺激性もカフェインもないため
飲むタイミングを気にせず、空腹時でも就寝前でもお楽しみいただけます。
とても体に優しく、疲れた胃腸にも優しい健康茶です。
暖かいままお楽しみいただくだけでなく、冷やしても美味しく楽しめます。

使いやすいティーバックタイプもございます。

蔵茶 康磚(ティーバッグ)
蔵茶 康磚(ティーバッグ)おためし


蔵茶 金尖 雅細

蔵茶の中でも味を追求するのであれば、こちらの金尖 雅細です。
チベットの高僧が楽しむ蔵茶とされています。
黒茶とは思えない華やかな甘い花果香があり
蔵茶の優しさはそのままで、深みのある甘さがとても美味しいお茶です。

9月のお茶会のお知らせ

9月のお茶会

次回9月のお茶会は凍頂烏龍茶がテーマです。

台湾を代表する銘茶として知られる凍頂烏龍茶は、実際に日本で、台湾で味わったことのある方も多いお茶だと思います。標高の高さを競う高山茶が盛んになっても、凍頂烏龍茶は依然として台湾を代表する銘茶であることは変わらず、その産地、凍頂の製茶技術は安定して高く保たれています。
それでも時代によって製茶方法や仕上げは変わっていきます。その時代の人びとにより好まれるように変化していくのは他のお茶と同じように凍頂烏龍茶にもあります。近年は焙煎が浅く、緑茶のような軽い味わいを持つものが増えてきています。また、凍頂以外から持ち込まれた茶葉から作られた「凍頂烏龍茶」も流通しています。

日本の方にも馴染みの深い凍頂烏龍茶ですが、今回は伝統的な製法を守って作られている昔ながらの凍頂烏龍茶とそのバリエーションをお楽しみいただきます。秘蔵の老茶なども含めてお楽しみいただく予定です。
After Taste自慢のデザートと共にお楽しみください。

日時 2014年9月15日(月曜・祝日)12時30分~14時30分
場所 Bistro&Bar After Taste
東京都新宿区新宿3-28-16 新宿コルネやまとビル5F
03-6273-2001
新宿駅 徒歩2分 / 新宿三丁目駅 A5出口 徒歩1分
料金 3000円(お茶4種・デザート・お土産つき)
ご予約 お席に限りがありますため、9月10日までにAfter Taste店舗までご予約ください。満席になりしだい、ご予約を締め切らせていただきます。ご了承ください。
(03-6273-2001 15:00~翌1:00)

お茶会終了後に秘蔵の最上級凍頂烏龍茶と、同じく最上級カシスリキュールであるLiqueur de Cassis de Mouton Rothschildを使ったスペシャルなカシスウーロンを楽しむ企画もございます。数量限定となりますので、ご希望の方はお茶会のご予約時にお申し出ください。(2500円)

多くの方とお会いできるのを楽しみにしております。

ありがとうございます。おかげさまで満席となりました。現在はキャンセル待ちをお受けしております。


伝統 漳平水仙 2014年
伝統 漳平水仙 2014年

珍しい固形の烏龍茶、漳平(ショウヘイ)水仙が今年も入荷しました!

中国・福建省のショウ平市という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。
その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。

爽やかな甘味、ミネラル感、奥行きの深い滋味が花香と共に上品にバランス良くまとまっていて、子供の頃に遊びながら舐めていたツツジの蜜を連想させる爽やかで深みのある優しい甘味が感じられます。

爽やかな香りと味を持つお茶です。
これからの時期にぴったりで、普通にお湯で淹れるのはもちろん、アイスティーにしたり、水出しにしても美味しくお楽しみいただけます。

漳平水仙 紅茶 2014年
漳平水仙 紅茶 2014年

漳平水仙紅茶が入荷しております!

甘い果実香と深みのある旨味、甘さを持っています。
中国紅茶にしては珍しく甘く柔らかい中にミネラル感も感じることができます。
紅茶でありながらも煎持ちが非常によく、かなり長く楽しめます。
英徳紅茶にも通じるような心地良い独特な余韻もしっかり感じられます。


白茶がご好評をいただいております。

野生寿眉
野生寿眉

普段は人の立ち入らない山の中に群生している茶樹から作られた白茶で野生種を使用しているため白茶の分類上、寿眉としていますが、丁寧に手摘みで作られた上質なお茶です。茶農家さんの自家用に作られたこのお茶を譲っていただきました。

繊細な花の香りを感じるお茶です。驚くほど粘性のある茶水はしっかりと爽やかな甘味があります。茶樹の力強さを感じさせるミネラル感もあり、派手さはありませんが、しみじみと美味しいお茶です。

毎日のお茶としてもお勧めできる価格でご紹介できるのは、この茶農家さんが私たちの中国の親友の友人という茶縁のおかげです。

白毫银针(白毫銀針) 2014
白毫银针(白毫銀針) 2014

白毫銀針も入荷しております。

鈴茶堂の扱う白毫銀針は福建省福鼎市点頭鎮柏柳村のものです。
ここは白茶発祥の地と呼ばれています。

他の地域でも白毫銀針は作られていますが、様々な白毫銀針を比べた結果、青臭みのない、甘く美味しい品質のものは、柏柳村の茶業さんのものでした。何年も毎年確認してきていたのですが、鈴茶堂が美味しいと思う白茶はこの柏柳村の白毫銀針です。

白毫銀針をはじめとする白茶は年月を経たほうが、より柔らかく美味しく変化していきます。

無農薬・無肥料栽培 政和白茶は完売いたしました。ありがとうございます。

雲南白茶 月光美人
雲南白茶 月光美人

毎日のお茶として根強い人気のある雲南白茶も入荷しております。

雲南省南部の思茅の標高1800m付近の茶園で3月上旬に摘み取られました。茶園栽培によるものですが、無農薬・無肥料栽培の茶樹から丁寧に摘み取り、製茶されています。ビロードのような白毫が非常に美しい茶葉です。

今年は砂糖菓子のような甘さと滋味のバランスがよく、まるで甘い梨の果汁を味わっているような感覚です。その優しく甘い味わいは余韻も長く続きます。

思芽に住む少数民族の作り手さんが丁寧に作った白茶です。
ぜひ夏の常備茶としてお楽しみください。

7月のお茶会 どうもありがとうございました!

7月お茶会

7月20日に新宿のAfter Tasteで開催させていただいたお茶会、おかげさまで無事終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました!

今回は白茶をテーマにご紹介しました。
現在は入手が難しくなってしまった陳年の白茶や茶農家さん自家用に作られたとっておきの野性種の白茶など、それぞれのお茶の来歴と現在の白茶の状況、そして茶器やうつわなどについてもお話させていただきました。

今回の茶器はARITA PORCELAIN LABを中心に青玉堂の蓋碗や湯宣武老師の紫砂茶壷、井上萬二さんのうつわなどを使わせていただきました。
特に有田焼のモダンで素敵なARITA PORCELAIN LABのうつわにはご質問を多くいただきました。同じ新宿の伊勢丹さんでお取り扱いがあることをお伝えしましたが、お茶会の後に足を向けられた方も多かったようです。とても素敵なうつわですよね。

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お茶会の茶譜は以下の内容でした。

白毫銀針 スパークリング

2008年 雲南白茶 月光美人

無農薬・無肥料 政和白茶

バニラアイスクリームの白茶ジュレ

野生 政和白牡丹

2011年 陳年老白茶 白牡丹

白毫銀針 スパークリングには作り方のご質問をいただきましたので、当日ご参加いただいたみなさまにはそのレシピをお伝えしました。お食事にもあうようなバランスの飲み物になっていますので、ぜひご自宅でもお試しください。
今回も殆どが私蔵・秘蔵のお茶をメインに淹れさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?印象に残るお茶があれば嬉しいです。

After Tasteの斎藤シェフによるバニラアイスクリームの白茶ジュレは最高に美味しかったです。いつも美味しいデザートを作っていただいていますが、今回のデザートはそのなかでも抜群に美味しかったです。こっそりレギュラーメニュー入りをお願いしましたが、作るのがとても大変とのことで叶いませんでした・・・

お土産にお持ちいただいたものはこちらになります。

無農薬・無肥料 政和白茶
野生寿眉
野生 政和白牡丹
新工芸 福鼎白茶

無農薬・無肥料 政和白茶はショップの方でもご紹介している今年の白茶です。ここ数年来で一番美味しいと思える白茶に仕上がっていて、ぜひご自宅でもお試しいただきたいと思い、お土産に入れさせていただきました。
お茶会当日のお水でも充分に甘くて美味しかったのですが、もっと柔らかいお水で淹れていただくと、驚くほどの粘性と甘味が出てくるお茶です。おすすめは南アルプスの天然水です。
野生寿眉もショップでご紹介している白茶です。茶農家さんの自家用に作られたもので、美味しく気軽に楽しめる白茶です。
野生 政和白牡丹はお茶会でも淹れさせていただきました。昨年、ショップでご紹介した、やはり茶農家さんの自家用の白牡丹で、非常に味わいも香りも良い白茶になっています。今年は量の問題もあり、入手できませんでしたが、とても美味しい白茶ですのでお店の保管分をお土産にさせていただいています。昨年よりもずっと甘く柔らかく変化しています。
最後の新工芸 福鼎白茶はここ数年新しく作られるようになった白茶です。といっても揉捻をしているお茶ですので、純粋に「白茶」とは言えません。醗酵は一般的な白茶に比べると少し強く、なかなか美味しいお茶に仕上がっています。珍しいということもあり、お土産に入れさせていただきました。

次回After Tasteでのお茶会は9月を予定しています。日程、詳細な内容やテーマは未定ですが、決まりましたらまたお知らせいたします。


白茶、ご好評をいただいております!

無農薬・無肥料栽培 政和白茶
無農薬・無肥料栽培 政和白茶

ここ数年で一番美味しい、凄いと思う白茶に出会いました。

無農薬・無肥料で栽培された政和大白茶種の茶樹から丁寧に摘みとって作られた白茶です。茶商によっては野生茶として流通されるような白茶で、ほとんど管理はされていませんが急勾配の山の斜面にある茶園のものです。当店では日本で言う「野生」とは概念が違うと考えますので野生茶とは呼びませんが、極めて人の手をかけないよう、自然のままの状態で育てられています。そのため生産量が少なく、斜面がきびしいために茶摘みも容易ではないため、ほとんど流通することのない白茶です。

珍しいだけでなく、とても甘く美味しいお茶です。
今年は例年にないほどたくさんの白茶を試飲しましたが、この白茶が飛びぬけて甘く美味しい白茶でした。

香りは甘い花の香りがこの上なく清らかに感じられます。粘性のあるトロっとしたお茶は複雑で柔らかく、花の蜜を添加しているのではないかと思ってしまうほどに爽やかで濃厚な甘味を感じていただけます。蜜のような味わいにミネラル感と滋味が合わさり、言葉にならないほどの美味しさです。

4月に訪問した福建省政和の茶業さんによるものです。
5月のAfter Tasteさんで行ったお茶会にご参加いただいた方にはお土産でお渡しした白茶と同じ茶園のものですが、これはまた別モノです。お土産の白茶は今年の1番最初、まだ気温が十分に上がりきっていない時期の茶摘みによるものですが、こちらは最適な気候になるまで十分に待ってから作られた白茶です。

野生寿眉
野生寿眉

上でご紹介している政和白茶の茶業さんとは別の茶農家さんによるものです。
普段は人の立ち入らない山の中に群生している茶樹から作られた白茶で野生種を使用しているため白茶の分類上、寿眉としていますが、丁寧に手摘みで作られた上質なお茶です。茶農家さんの自家用に作られたこのお茶を譲っていただきました。

繊細な花の香りを感じるお茶です。驚くほど粘性のある茶水はしっかりと爽やかな甘味があります。茶樹の力強さを感じさせるミネラル感もあり、派手さはありませんが、しみじみと美味しいお茶です。

毎日のお茶としてもお勧めできる価格でご紹介できるのは、この茶農家さんが私たちの中国の親友の友人という茶縁のおかげです。

白毫银针(白毫銀針) 2014
白毫银针(白毫銀針) 2014

白毫銀針も入荷しております。

鈴茶堂の扱う白毫銀針は福建省福鼎市点頭鎮柏柳村のものです。
ここは白茶発祥の地と呼ばれています。

他の地域でも白毫銀針は作られていますが、様々な白毫銀針を比べた結果、青臭みのない、甘く美味しい品質のものは、柏柳村の茶業さんのものでした。何年も毎年確認してきていたのですが、鈴茶堂が美味しいと思う白茶はこの柏柳村の白毫銀針です。

白毫銀針をはじめとする白茶は年月を経たほうが、より柔らかく美味しく変化していきます。
2013年の白毫銀針もまだ若干量の在庫がございます。
味わいで比べると2013年の方がおすすめです。

白毫银针(白毫銀針) 2013

雲南白茶 月光美人
雲南白茶 月光美人

毎日のお茶として根強い人気のある雲南白茶も入荷しております。

雲南省南部の思茅の標高1800m付近の茶園で3月上旬に摘み取られました。茶園栽培によるものですが、無農薬・無肥料栽培の茶樹から丁寧に摘み取り、製茶されています。ビロードのような白毫が非常に美しい茶葉です。

今年は砂糖菓子のような甘さと滋味のバランスがよく、まるで甘い梨の果汁を味わっているような感覚です。その優しく甘い味わいは余韻も長く続きます。

思芽に住む少数民族の作り手さんが丁寧に作った白茶です。
ぜひ夏の常備茶としてお楽しみください。

7月のお茶会のお知らせ

お茶会のお知らせ

次回7月のお茶会は白茶がテーマです。

白茶は萌葉や若葉を丁寧に摘み取り、自然に酸化発酵をさせ、乾燥させるだけのシンプルな製法で作られるお茶です。歴史的にも非常に古いお茶で北宋の皇帝、徽宗が愛飲していたことでも知られています。
お茶の中でも茶王、美女と例えられる高貴で貴重なお茶です。
中国・福建省の一部、政和県、福鼎県で作られています。次第に雲南省でも作られるようになり、最近ではインドネシアなどでも製造が始まっています。

去熱作用(体内の余分な熱を取り去る作用)を持つと言われていることから中国・広東省や香港、東南アジアなどの熱帯地域で愛飲されています。近年ではその作用から夏場の常備茶としてこれらの地域以外でも親しまれるようになってきました。また、強い抗酸化作用を持ち美肌効果、消炎効果などが非常に高いとも言われることから女性を中心に人気があります。古くは伝染病や皮膚疾患の薬としても利用されていたこともあり、東南アジアの女性の中にはは吹き出物などができると白茶以外は飲まなくなる人もいるほどです。

7月は夏のお茶として、その白茶をお楽しみいただきます。秘蔵の白茶も登場する予定です。
After Taste自慢のデザートと共にお楽しみください。

日時 2014年7月20日(日曜)12時30分~14時30分
場所 Bistro&Bar After Taste
東京都新宿区新宿3-28-16 新宿コルネやまとビル5F
03-6273-2001
新宿駅 徒歩2分 / 新宿三丁目駅 A5出口 徒歩1分
料金 3000円(お茶4種・デザート・お土産つき)
ご予約 お席に限りがありますため、7月15日までにAfter Taste店舗までご予約ください。満席になりしだい、ご予約を締め切らせていただきます。ご了承ください。
(03-6273-2001)

多くの方とお会いできるのを楽しみにしております。

おかげさまで満席となりました。現在はキャンセル待ちをお受けしております。


身体の余分な熱を取り去る作用があるといえば白茶が有名ですが、緑茶にも同じような作用があると言われています。
水出しでもアイスティーにしても美味しくお楽しみいただける上質な緑茶が入荷しています。

2014年 明前 蒙頂甘露
2014年 明前 蒙頂甘露

中国を代表する銘茶、蒙頂甘露です。
2014年3月27日に摘み取り、製茶されています。

今年の蒙頂甘露は甘い栗の香りと清らかな甘い花の香り、その香りに答えるように深みのある甘味と爽やかな旨みが心地よく、飲み終えたあとも甘さが戻ってくるような蒙頂甘露に仕上がっています。

2014年 明前 蒙頂石花
2014年 明前 蒙頂石花

日本ではあまり馴染みのない蒙頂石花ですが、その歴史は古く、中国の銘茶の中では最も古いお茶とも言われています。
2014年4月3日に摘み取り、製茶されています。

とろみのある金色のお茶は甘い花とほっこりと香ばしい豆のような香りです。
丸い柔らかな甘味と上質な旨み、ミネラル感が感じられます。
翡翠のような、ふっくらと肥えた芽で構成された、とても美しいお茶です。

2014年 明前 蒙頂山禅茶
2014年 明前 蒙頂山禅茶

このお茶は1500年を越える歴史のある、ある古刹の依頼で作られました。
蒙頂山主峰の標高1100m付近で栽培されている在来種の茶樹から2014年3月26日に摘み取り、製茶されています。

仏教とお茶の関わりが深いのは良く知られていますが、中国ではこうしたお寺で開光(祈祷して魂を入れる)したお茶を、そのお寺の信者に分けるということが良くあります。このお茶もそうした目的で作られています。
その開光はされていませんが、今回、作り手さんにお願いして特別に分けていただきました。

とろみのある金色のお茶はキャラメルのような甘いお菓子のような甘い香りが強く感じられます。その甘い香りに応じるように濃厚な甘味とミネラル感がしっかりと感じられます。
緑茶がここまで複雑に濃厚な甘味を持てるのかと驚かされます。

希少なお茶ですが、それ以上に驚くほどに美味しいお茶です。

5月のお茶会 どうもありがとうございました!

5月 お茶会

5月18日に新宿のAfter Tasteで開催させていただいたお茶会、おかげさまで無事終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、本当にどうもありがとうございました!

今回は新茶をテーマにご紹介しました。
中国銘茶の中でも歴史ある四川省の蒙頂甘露といった緑茶から、実際に福建省まで行って作ってきた白茶、少し珍しい明前の紅茶、そして正真正銘の野生茶樹から作られた貴重な野生茶など、この時期ならではの新茶とそれにまつわるお話をさせていただきました。

今回の茶器は唐津焼、中里太亀さんのうつわをメインに、台湾の暁芳窯、陳文濱老師のうつわなどを使わせていただきました。

ダークチェリーと鉄観音老茶のムース

お茶会の茶譜は以下の内容でした。

2014年 明前 蒙頂甘露

政和白茶

ダークチェリーと鉄観音老茶のムース

明前 四川玫瑰紅茶

蒙頂野生茶

After Tasteの斎藤シェフによる鉄観音老茶のムース、今回もとても美味しかったです。持ち帰りの出来るような硬さのあるムースと違い、本当にふわふわトロトロでとても上品で美味しかったです。次回お茶会のデザートも楽しみです。

お土産にお持ちいただいたものはこちらになります。

明前 安吉白茶
2014年 明前 蒙頂石花
政和白茶
蒙頂野生茶

明前 安吉白茶は友人の茶農家さんが丁寧に作った、とても上質な緑茶です。アミノ酸含有量が通常の緑茶よりも多く含まれている、甘く美味しいお茶です。
蒙頂石花は当店でもご紹介しているものです。日本ではマイナーな印象の緑茶ですが、味わいのバランスが良く飲み飽きない、とても良い緑茶です。
政和白茶はお茶会で淹れたものと同じ、実際に福建省政和県まで行って持ち帰ってきたものです。今年の1番最初に摘み取られた鮮葉から作られた一番茶で全部で1斤(500g)しか作ることができなかった貴重な白茶です。
蒙頂野生茶も同じくお茶会で淹れさせていただいたものです。現在は引退した茶農さんのご隠居が自ら山に分け入って野生茶樹から摘み取って作った正真正銘の野生茶です。
どのお茶も甘く美味しいものばかりです。ぜひご自宅でも楽しんでみてください。

次回After Tasteでのお茶会は7月20日を予定しています。詳細な内容やテーマは未定ですが、決まりましたらまたお知らせいたします。


今年の四川の新茶が到着しております。
どれも美味しく、上質な新茶です。
鈴茶堂定番の蒙頂甘露・蒙頂石花に加えて、今年はとある古刹の依頼で作られた希少なお茶も入荷しております。

今年は気温が低い日が続いていたため、例年より1週間ほど遅く茶摘がはじまりました。蒙頂山茶区の標高の低い地域は例年通り3月上旬からはじまっていましたが、標高の高い地域は気温が上がるのが遅れていたようです。

私たちがお願いしている蒙頂の作り手さんは蒙頂山の中でも主峰、その中の標高1200m付近にある茶畑の茶樹から1つ1つ手摘みした茶葉にこだわっています。

2014年 明前 蒙頂甘露
2014年 明前 蒙頂甘露

中国を代表する銘茶、蒙頂甘露です。
2014年3月27日に摘み取り、製茶されています。

今年の蒙頂甘露は甘い栗の香りと清らかな甘い花の香り、その香りに答えるように深みのある甘味と爽やかな旨みが心地よく、飲み終えたあとも甘さが戻ってくるような蒙頂甘露に仕上がっています。

2014年 明前 蒙頂石花
2014年 明前 蒙頂石花

日本ではあまり馴染みのない蒙頂石花ですが、その歴史は古く、中国の銘茶の中では最も古いお茶とも言われています。
2014年4月3日に摘み取り、製茶されています。

とろみのある金色のお茶は甘い花とほっこりと香ばしい豆のような香りです。
丸い柔らかな甘味と上質な旨み、ミネラル感が感じられます。
翡翠のような、ふっくらと肥えた芽で構成された、とても美しいお茶です。

2014年 明前 蒙頂山禅茶
2014年 明前 蒙頂山禅茶

このお茶は1500年を越える歴史のある、ある古刹の依頼で作られました。
蒙頂山主峰の標高1100m付近で栽培されている在来種の茶樹から2014年3月26日に摘み取り、製茶されています。

仏教とお茶の関わりが深いのは良く知られていますが、中国ではこうしたお寺で開光(祈祷して魂を入れる)したお茶を、そのお寺の信者に分けるということが良くあります。このお茶もそうした目的で作られています。
その開光はされていませんが、今回、作り手さんにお願いして特別に分けていただきました。

とろみのある金色のお茶はキャラメルのような甘いお菓子のような甘い香りが強く感じられます。その甘い香りに応じるように濃厚な甘味とミネラル感がしっかりと感じられます。
緑茶がここまで複雑に濃厚な甘味を持てるのかと驚かされます。

希少なお茶ですが、それ以上に驚くほどに美味しいお茶です。