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早期壺 九曲紅梅 入荷しました!

早期 水平壺
早期 水平壺

当店の紫砂茶壺は美味しくお茶を楽しむことのできる道具であるということに加えて、造形に狂いがないものという視点で選んでいます。当然、重要なのはその土質ですが、現在の紫砂とはまた異なる上質な土として知られている早期壷をご紹介します。

文化大革命の時代、1970年代から1980年代にかけて作られた紫砂茶壺は早期壺と呼ばれ、非常に上質な土を使用していることで知られています。当時は中国国内での需要を満たすためというよりは輸出用に作られ、それらはヨーロッパや香港、台湾、そして日本へ輸出されていました。当時の土は現在のものとは異なり、著名な作家の作品ではなくても、とても美味しくお茶を淹れることができます。

現在のように紫砂作家がそれほど確立されていない時代であったことから、早期壺の多くは大量生産品でした。そのため土質はとても上質であるもののその造形が甘いものが多くあります。この茶壺はそういった早期壺の中でも珍しく、素晴らしく整った造形と繊細な彫刻が施されています。

この水平壺は中国宜興で作られた後に台湾へ運ばれ、早期壷の収集家の手元で大事に保管されてきたものです。

王芳 倣古如意
王芳 倣古如意

国家級工芸美術師の王芳による倣古如意が入荷しました。

倣古如意は紫砂茶壷の中でも岩茶や鳳凰単叢といったお茶に適している基本的な茶壺の1つです。それだけにたくさんの作家が作る形の茶壺ですが、洗練された造形と土質の良さを兼ね備えた作品が少ないのも現状です。

王芳は紫砂七大老芸人と呼ばれた王寅春の孫娘にあたります。幼少期から優れた作品に囲まれて育ち、紫砂の技法を学んで育った彼女の作品は女性らしい優しさと繊細さを持ちながらも決して造形が狂うことなく、存在感のある作品を作っています。この倣古如意も王芳らしい繊細さと力強さを持った、バランスの良い作品に仕上がっています。

中国国内でも王芳の作品は人気が高く、現在では中国においても今回ご紹介する価格ではすでに入手が難しい状態です。

ありがとうございます。完売いたしました。


伝統 九曲紅梅 2014
伝統 九曲紅梅 2014

中国浙江省を代表する紅茶として知られる九曲紅梅が今年も入荷しました。

この紅茶は福建省北部の武夷山付近から太平天国の乱の混乱を避けて浙江省のこの地へ湖埠へ移住してきた人々が作り出した紅茶と言われ、
その名にある九曲は武夷山にある九曲溪から名づけられたものと言われます。

この紅茶の伝統的な茶樹品種は在来種である鳩坑小葉種ですが、実際には様々な品種が使われています。龍井茶の品種が使われているとも言われますが、このお茶はその伝統的な鳩坑小葉種のみを使って作られています。

大湖山で栽培された伝統的な品種と製法を守って作られています。とても技術の高い現地では非常に有名な作り手が全て手作業で機械を使わずに作ったとても上質な九曲紅梅です。

2014年は昨年よりも深みのある甘さと爽やかさを持ったお茶に仕上がりました。深みのある落ち着いた花果香とコクのある甘味と滋味が複雑にバランスよく、力強く繊細に感じられます。

もう1つの九曲紅梅は珍しい奇蘭種を使って作られたものです。

九曲紅梅 奇蘭 2014
九曲紅梅 奇蘭 2014

中国茶に詳しい方は奇蘭と聞いて不思議に思われると思います。奇蘭は福建省などにある青茶(烏龍茶)の茶樹品種です。この九曲紅梅に使われているのは台湾の奇蘭種です。かつて、この地でお茶作りをしようとした台湾人が持ち込み、植えたまま放置されている奇蘭の茶畑があり、その半野生化した茶畑から摘み取って作ったものがこの九曲紅梅です。

こちらも全て手作業で機械を使わずに作られています。

今年は春先に気温がなかなか上昇しなかったこともあり、非常に生産量が少なく入手が危ぶまれたほどでしたが、多くの方のご厚意で入手することができました。とても繊細な萌葉から作られているとは思えないほどの深みのある、華やかなオレンジの様なニュアンスを持った紅茶に仕上がっています。

四川高山紅茶 2014
四川高山紅茶 2014

品切れが続き、ご迷惑をおかけしていた四川高山紅茶が入荷しました。
当店でも一番人気の四川高山紅茶です。

花の香りと香ばしさ、濃厚に深く甘い果実の香りが濃厚に感じられますが、香りづけをおこなったものではなく、すべて天然の茶葉の香りです。味は深みのある濃厚な甘さと旨みをしっかりと感じていただけます。
おそらくこれ以上に美味しい四川紅茶を作ることができる作り手は他にいないであろうと思うほどに美味しい紅茶です。


プレゼント用などにご提供させていただいている茶缶の価格が変わりました。

できるかぎり今までと変わらない価格でご提供させていただきたいと頑張ってまいりましたが、消費税増税や仕入価格の上昇などで大変申しわけありませんが以下のように変更になっております。

中サイズ 300円(税抜)
大サイズ 350円(税抜)

現在、ミニサイズのお取り扱いは中止させていただいております。
(ノベルティ・記念品など20個以上ご注文の場合は対応いたします。)

どうぞご了承いただけますよう、お願いいたします。

漳平水仙 紫砂茶壺 入荷しました!

伝統 漳平水仙 2014年
伝統 漳平水仙 2014年

珍しい固形の烏龍茶、漳平(ショウヘイ)水仙が今年も入荷しました!

中国・福建省のショウ平市という場所で伝統的に作られている烏龍茶です。
その形はとても珍しい固形の烏龍茶で、四角い茶餅の形をしています。

中国の茶商さんですら知らない人が殆どという流通の少ない珍しいお茶で、私たちは何年もこの漳平水仙を作る茶農家さんを探していました。やっと納得いく品質のショウ平水仙を作る茶農家さんとのご縁ができ、ご紹介させていただいています。

ここ数年、漳平水仙をマイナーな、中国国内の茶商でさえも知らないようなお茶ではなく、全国規模で名の知れた銘茶となること、要するにブランド化を目指している動きがあります。このブランド化への動きは価格の上昇も見られ、今年は前年よりもかなりの値上がりとなってしまいましたが、同時に製茶方法の改善という良い結果ももたらしています。
今年の漳平水仙は製茶技術が格段に向上し、以前よりもずっと美味しいお茶に仕上がりました。

爽やかな甘味、ミネラル感、奥行きの深い滋味が花香と共に上品にバランス良くまとまっていて、子供の頃に遊びながら舐めていたツツジの蜜を連想させる爽やかで深みのある優しい甘味が感じられます。

爽やかな香りと味を持つお茶です。
これからの時期にぴったりで、普通にお湯で淹れるのはもちろん、アイスティーにしたり、水出しにしても美味しくお楽しみいただけます。

漳平水仙 紅茶 2014年
漳平水仙 紅茶 2014年

漳平水仙紅茶も入荷しております!

甘い果実香と深みのある旨味、甘さを持っています。
中国紅茶にしては珍しく甘く柔らかい中にミネラル感も感じることができます。
紅茶でありながらも煎持ちが非常によく、かなり長く楽しめます。
英徳紅茶にも通じるような心地良い独特な余韻もしっかり感じられます。


紫砂茶壺も入荷しております!

范忠平 青花扁圓
范忠平 青花扁圓

国家級工芸美術師の範忠平による茶壺です。
景徳鎮などの磁器に使われる粉彩の技法を取り入れて、美しい青い花の絵柄が描かれています。
青花は現在の美しさだけでなく、深みを増した陶肌になっていくにつれ、その美しさを増していきます。

岩茶などに使いやすい形状の茶壺です。

ありがとうございます。完売いたしました。

徐萍 水平壷
徐萍 水平壷

国家級工芸美術師の徐萍による水平壷です。

水平壷は紫砂茶壷の中でも基本の形とされるものです。
非常に使いやすく、どんなお茶でも美味しく淹れることのできる茶壷です。一方、基本となるシンプルな形故に造形のバランスを取るのが難しく、作家の技量がそのまま表れてしまう作家泣かせの茶壷でもあります。実際、造形のバランスが崩れてしまっている作品が多く見られます。

非常に技術の高い徐萍によるこの水平壷は完璧な造形バランスを保っています。水平壷であるための注ぎ口、壷身、取っ手の水平はもちろん、全体のバランスも非常に良く考えられています。また、冬梅傲雪(冬梅は雪に屈っすることなく春を迎える)の美しい泥絵が描かれていますその繊細さは女性作家ならではの精密さです。

この茶壷はとても硬度の高い紫砂泥を使って作られています。
概して泥絵と呼ばれる絵柄のある茶壷は、その装飾のために使用する紫砂泥の硬度を下げて作られることが殆どですが、この茶壷は硬度の高いまま製作された非常に希少な作品です。

お茶の種類を選ばずお使いいただけます。
(使用する際はお茶の種類を決めてお使いください)

ありがとうございます。完売いたしました。

湯宣武の紫砂茶壺もございます!

湯宣武 韻墨含香
湯宣武 韻墨含香

こちらは硬度の高い原礦朱泥を使用して作られています。
最近は朱泥でも品質のあまり良くないものが多いなか、この茶壷の朱泥は最上質の滑らかさと硬さを持っています。その硬い朱泥を使った上でのこの造形の素晴らしさは、湯宣武という作家の技術の高さを表しています。

岩茶に非常に適した形です。

ありがとうございます。完売いたしました。


白茶がご好評をいただいております。

無農薬・無肥料栽培 政和白茶
無農薬・無肥料栽培 政和白茶

ここ数年で一番美味しい、凄いと思う白茶に出会いました。

無農薬・無肥料で栽培された政和大白茶種の茶樹から丁寧に摘みとって作られた白茶です。茶商によっては野生茶として流通されるような白茶で、ほとんど管理はされていませんが急勾配の山の斜面にある茶園のものです。当店では日本で言う「野生」とは概念が違うと考えますので野生茶とは呼びませんが、極めて人の手をかけないよう、自然のままの状態で育てられています。そのため生産量が少なく、斜面がきびしいために茶摘みも容易ではないため、ほとんど流通することのない白茶です。

珍しいだけでなく、とても甘く美味しいお茶です。
今年は例年にないほどたくさんの白茶を試飲しましたが、この白茶が飛びぬけて甘く美味しい白茶でした。

香りは甘い花の香りがこの上なく清らかに感じられます。粘性のあるトロっとしたお茶は複雑で柔らかく、花の蜜を添加しているのではないかと思ってしまうほどに爽やかで濃厚な甘味を感じていただけます。蜜のような味わいにミネラル感と滋味が合わさり、言葉にならないほどの美味しさです。

4月に訪問した福建省政和の茶業さんによるものです。
5月のAfter Tasteさんで行ったお茶会にご参加いただいた方にはお土産でお渡しした白茶と同じ茶園のものですが、これはまた別モノです。お土産の白茶は今年の1番最初、まだ気温が十分に上がりきっていない時期の茶摘みによるものですが、こちらは最適な気候になるまで十分に待ってから作られた白茶です。

野生寿眉
野生寿眉

普段は人の立ち入らない山の中に群生している茶樹から作られた白茶で野生種を使用しているため白茶の分類上、寿眉としていますが、丁寧に手摘みで作られた上質なお茶です。茶農家さんの自家用に作られたこのお茶を譲っていただきました。

繊細な花の香りを感じるお茶です。驚くほど粘性のある茶水はしっかりと爽やかな甘味があります。茶樹の力強さを感じさせるミネラル感もあり、派手さはありませんが、しみじみと美味しいお茶です。

毎日のお茶としてもお勧めできる価格でご紹介できるのは、この茶農家さんが私たちの中国の親友の友人という茶縁のおかげです。

白毫银针(白毫銀針) 2014
白毫银针(白毫銀針) 2014

白毫銀針も入荷しております。

鈴茶堂の扱う白毫銀針は福建省福鼎市点頭鎮柏柳村のものです。
ここは白茶発祥の地と呼ばれています。

他の地域でも白毫銀針は作られていますが、様々な白毫銀針を比べた結果、青臭みのない、甘く美味しい品質のものは、柏柳村の茶業さんのものでした。何年も毎年確認してきていたのですが、鈴茶堂が美味しいと思う白茶はこの柏柳村の白毫銀針です。

白毫銀針をはじめとする白茶は年月を経たほうが、より柔らかく美味しく変化していきます。

雲南白茶 月光美人
雲南白茶 月光美人

毎日のお茶として根強い人気のある雲南白茶も入荷しております。

雲南省南部の思茅の標高1800m付近の茶園で3月上旬に摘み取られました。茶園栽培によるものですが、無農薬・無肥料栽培の茶樹から丁寧に摘み取り、製茶されています。ビロードのような白毫が非常に美しい茶葉です。

今年は砂糖菓子のような甘さと滋味のバランスがよく、まるで甘い梨の果汁を味わっているような感覚です。その優しく甘い味わいは余韻も長く続きます。

思芽に住む少数民族の作り手さんが丁寧に作った白茶です。
ぜひ夏の常備茶としてお楽しみください。


水出し茶 ご好評いただいています!

水出し茶 蒙頂甘露
水出し茶 蒙頂甘露

水出し茶というと中国茶の場合は青茶をメインに考えてしまいますが、気温の高い時期に美味しくすっきり楽しめるのは実は緑茶のほうが適しています。すっきりと甘く爽やかな水出し茶をお楽しみください。

水出し茶 雲南緑茶
雲南緑茶は水出しと非常に相性の良いお茶の1つです。
甘さはもちろん、華やかな爽やかさも楽しめます。
日常的にお楽しみいただく常備茶としておすすめです。

水出し茶 雲南紅茶
甘くしっかりした雲南紅茶は水出しにも最適です。
こちらも常備茶としてお楽しみください。

鈴茶堂の扱う黒茶以外のお茶は基本的に水出しでも美味しくお楽しみいただけます。
7月〜8月に黒茶以外のお茶をご注文頂いた場合は水出し・アイスティーの作り方をおつけしてお届けいたします。

白茶・紫砂茶壺・茶玩 入荷しました!

発送業務のお休みででみなさまにはご迷惑、ご不便をおかけしました。
無事に中国から帰国いたしました。
今回は白茶を中心に今までに無い位、たくさんのお茶を確認してきました。
驚くほどに美味しい白茶にも出会うことができました。

無農薬・無肥料栽培 政和白茶
無農薬・無肥料栽培 政和白茶

ここ数年で一番美味しい、凄いと思う白茶に出会いました。

無農薬・無肥料で栽培された政和大白茶種の茶樹から丁寧に摘みとって作られた白茶です。茶商によっては野生茶として流通されるような白茶で、ほとんど管理はされていませんが急勾配の山の斜面にある茶園のものです。当店では日本で言う「野生」とは概念が違うと考えますので野生茶とは呼びませんが、極めて人の手をかけないよう、自然のままの状態で育てられています。そのため生産量が少なく、斜面がきびしいために茶摘みも容易ではないため、ほとんど流通することのない白茶です。

珍しいだけでなく、とても甘く美味しいお茶です。
今年は例年にないほどたくさんの白茶を試飲しましたが、この白茶が飛びぬけて甘く美味しい白茶でした。

香りは甘い花の香りがこの上なく清らかに感じられます。粘性のあるトロっとしたお茶は複雑で柔らかく、花の蜜を添加しているのではないかと思ってしまうほどに爽やかで濃厚な甘味を感じていただけます。蜜のような味わいにミネラル感と滋味が合わさり、言葉にならないほどの美味しさです。

4月に訪問した福建省政和の茶業さんによるものです。
5月のAfter Tasteさんで行ったお茶会にご参加いただいた方にはお土産でお渡しした白茶と同じ茶園のものですが、これはまた別モノです。お土産の白茶は今年の1番最初、まだ気温が十分に上がりきっていない時期の茶摘みによるものですが、こちらは最適な気候になるまで十分に待ってから作られた白茶です。

野生寿眉
野生寿眉

上でご紹介している政和白茶の茶業さんとは別の茶農家さんによるものです。
普段は人の立ち入らない山の中に群生している茶樹から作られた白茶で野生種を使用しているため白茶の分類上、寿眉としていますが、丁寧に手摘みで作られた上質なお茶です。茶農家さんの自家用に作られたこのお茶を譲っていただきました。

繊細な花の香りを感じるお茶です。驚くほど粘性のある茶水はしっかりと爽やかな甘味があります。茶樹の力強さを感じさせるミネラル感もあり、派手さはありませんが、しみじみと美味しいお茶です。

毎日のお茶としてもお勧めできる価格でご紹介できるのは、この茶農家さんが私たちの中国の親友の友人という茶縁のおかげです。

白毫银针(白毫銀針) 2014
白毫银针(白毫銀針) 2014

白毫銀針も入荷しております。

鈴茶堂の扱う白毫銀針は福建省福鼎市点頭鎮柏柳村のものです。
ここは白茶発祥の地と呼ばれています。

他の地域でも白毫銀針は作られていますが、様々な白毫銀針を比べた結果、青臭みのない、甘く美味しい品質のものは、柏柳村の茶業さんのものでした。何年も毎年確認してきていたのですが、鈴茶堂が美味しいと思う白茶はこの柏柳村の白毫銀針です。

白毫銀針をはじめとする白茶は年月を経たほうが、より柔らかく美味しく変化していきます。
2013年の白毫銀針もまだ若干量の在庫がございます。
味わいで比べると2013年の方がおすすめです。

白毫银针(白毫銀針) 2013

雲南白茶 月光美人
雲南白茶 月光美人

毎日のお茶として根強い人気のある雲南白茶も入荷しております。

雲南省南部の思茅の標高1800m付近の茶園で3月上旬に摘み取られました。茶園栽培によるものですが、無農薬・無肥料栽培の茶樹から丁寧に摘み取り、製茶されています。ビロードのような白毫が非常に美しい茶葉です。

今年は砂糖菓子のような甘さと滋味のバランスがよく、まるで甘い梨の果汁を味わっているような感覚です。その優しく甘い味わいは余韻も長く続きます。

思芽に住む少数民族の作り手さんが丁寧に作った白茶です。
ぜひ夏の常備茶としてお楽しみください。


湯宣武の紫砂茶壺が入荷しました!

湯宣武 霊珠
湯宣武 霊珠

均整の取れた美しい茶壷です。湯宣武の作品の中でも珍しく還元焼の手法を使って作られています。素晴らしい造形と見事な硬い土質、それに加えて還元焼による表面の艶やかな陶肌は他に例を見ない美しさです。
ありがとうございます。完売いたしました。

湯宣武 韻墨含香
湯宣武 韻墨含香

こちらは硬度の高い原礦朱泥を使用して作られています。最近は朱泥でも品質のあまり良くないものが多いなか、この茶壷の朱泥は最上質の滑らかさと硬さを持っています。その硬い朱泥を使った上でのこの造形の素晴らしさは、湯宣武という作家の技術の高さを表しています。

久しぶりに紫砂茶玩も入荷しています!

B04.12
紫砂茶玩 綿羊宝宝

可愛らしい綿羊の子羊をモチーフとした茶玩です。
買い付け時に思わず一目惚れしてしまったほどの可愛らしさです。
ありがとうございます。完売いたしました。

紫砂茶玩 蓮の実
紫砂茶玩 蓮の実
ありがとうございます。完売いたしました。

紫砂茶玩 石榴
紫砂茶玩 石榴

石榴も蓮も中国をはじめとするアジアでは縁起の良い植物とされています。
手作りで丁寧に作られた可愛らしい茶玩です。


水出し茶 ご好評いただいています!

水出し茶 蒙頂甘露
水出し茶 蒙頂甘露

水出し茶というと中国茶の場合は青茶をメインに考えてしまいますが、気温の高い時期に美味しくすっきり楽しめるのは実は緑茶のほうが適しています。すっきりと甘く爽やかな水出し茶をお楽しみください。

水出し茶 雲南緑茶
雲南緑茶は水出しと非常に相性の良いお茶の1つです。
甘さはもちろん、華やかな爽やかさも楽しめます。
日常的にお楽しみいただく常備茶としておすすめです。

水出し茶 雲南紅茶
甘くしっかりした雲南紅茶は水出しにも最適です。
こちらも常備茶としてお楽しみください。

鈴茶堂の扱う黒茶以外のお茶は基本的に水出しでも美味しくお楽しみいただけます。
7月〜8月に黒茶以外のお茶をご注文頂いた場合は水出し・アイスティーの作り方をおつけしてお届けいたします。

凍頂烏龍茶 2014年春茶 入荷しました! / 発送業務お休みのお知らせ

20101.10
2014年凍頂烏龍茶 春茶

2014年凍頂烏龍茶 春茶が入荷しました!

最近は本来の産地以外で作られたものなども多く流通しています。
最終焙煎は台湾の凍頂で行いますが、茶葉は大陸の福建省やベトナムから運ばれてきたもの・・・ということも残念ながら珍しくありません。

この凍頂烏龍茶は代々、伝統的な製法を頑なに守って作り続けています。
古式龍眼炭焙煎にこだわり、火入れも1ヶ月近くかけて行います。
とても高い技術力とそのこだわりで、通常の凍頂烏龍茶よりも、ずっと水分が少なく仕上げることができます。その水分量の少なさは普通の作り手では茶葉を焦げ付かせてしまったり、美味しく仕上げることができないほどです。この水分量の少なさと龍眼炭を使った焙煎、しっかりと行っている発酵により、年月を経た方が香り高く、柔らかく深みを増す性質を持っています。
実際に私どもの手元には10年前からのこの作り手による凍頂烏龍茶を保管していますが、好みはあるものの、古いものほど柔らかく深みのある、美味しい味わいになっています。

届いたばかりのフレッシュな凍頂烏龍茶の味わいを楽しむのも
お手元でその変化を楽しむのも
ビンテージ違いでその味わいや香りの違いを楽しむのもお勧めです。

凍頂烏龍茶 2012年冬茶
凍頂烏龍茶 2012年冬茶

凍頂烏龍茶 2013年春茶
凍頂烏龍茶 2013年春茶

凍頂烏龍茶 2013年冬茶
凍頂烏龍茶 2013年冬茶


手摘み川根茶 2014年一番茶
手摘み川根茶 2014年一番茶

手摘み川根茶 2014年一番茶 ご好評をいただいています!

この川根茶は一般には流通せず、毎年口コミによる茶農家さん自身の直接販売だけで完売してしまう知る人ぞ知る名茶です。大井川の上流、標高が高く山深い場所の川根町は静岡県の中でも気温が低く、最も茶摘みが遅い場所の1つです。高冷地でじっくりと育てられた茶樹は完全無農薬で大事に育てられています。

今年は昨年よりも柔らかい花香と爽やかな甘さが特徴的に仕上がっています。
ここ数年のうちでは最も優しく甘く仕上がっているように思います。


7月5日から7月9日までのあいだ、中国出張のため、発送業務をお休みさせていただきます。
ご迷惑、ご不便をおかけして申し訳ありません。

7月2日21時までにクレジットカード・代金引換によるお支払い方法をお選びいただいたご注文、銀行振込やゆうちょ銀行送金などのお支払い方法をお選びいただいた場合は同じく7月2日中に入金確認ができたご注文を7月3日または4日に発送させていただきます。それ以降のご注文は7月10日以降の発送となります。

発送業務をお休みさせていただいている期間も、ご注文は変わらずお受けいたしておりますが、ご注文確認のメールやお問い合わせの返信メールなどにいつもより少しお時間をいただく場合がございます。

また、7月20日はイベントのため、発送業務がお休みとなります。

ご不便をおかけしますが、どうぞご了承いただけますようお願いいたします。

手摘み川根茶 2014年一番茶 入荷します!

手摘み川根茶 2014年一番茶
手摘み川根茶 2014年一番茶

今年も手摘みの川根茶が入荷します。

この川根茶は一般には流通せず、毎年口コミによる茶農家さん自身の直接販売だけで完売してしまう知る人ぞ知る名茶です。大井川の上流、標高が高く山深い場所の川根町は静岡県の中でも気温が低く最も茶摘みが遅い場所の1つです。高冷地でじっくりと育てられた茶樹は完全無農薬で大事に育てられています。

中国茶がメインの当店ですが実は中国茶にこだわっている訳ではありません。美味しく、安全に楽しんでいただけるお茶をご紹介したいと日本や中国、台湾をはじめ、インドやマレーシア、タイ、インドネシアなども茶畑の確認も含めて行っているのですが、なかなか中国と台湾以外には
広げられないというのが現状です。そんな中、これは美味しいと私たちも納得できる日本のお茶がありました。
それがこの川根茶です。

手摘み川根茶

今年は気温がなかなか上がらなかったということもあり、例年より少し遅れての茶摘みとなりました。
当店では味わいの違いからも手摘みのお茶にこだわっているのですが、茶摘をする人の確保は日本も中国も台湾も大変です。基本的には作り手さんとそのご家族で行っていますが、毎年手摘みでお茶が作れるかどうか直前まで分かりません。
なんとか今年も手摘みのお茶をお届けできることができます。

発送は6月15日ごろを予定しております。
現在は美味しくお楽しみいただけるよう熟成を行っています。


あっという間に気温が上がってきて夏の訪れを感じさせるような気温になってきました。
とはいえ、朝晩は冷え込んだり、日によっては肌寒かったり、まだ不安定な陽気でもあります。
こんなときにお勧めのお茶は温かいままはもちろん、冷やしても、水出しにしても美味しく楽しめるお茶です。
当店のお茶はどれも雑味の無い上質な茶葉を使用していますので、1煎目はお湯で温かいままお楽しみいただき、その茶葉をそのまま水出しに使用しても美味しくお楽しみいただけます。この時期は寝る前のゆっくりした時間に熱湯で淹れた温かいお茶を、そのまま冷水筒に茶葉を移して水出しに、翌日の昼間は冷たいお茶を楽しむといったこともできます。

20702.2
特級 香檳烏龍茶 (東方美人)

この香檳烏龍茶は6月中旬に完全手摘みで摘み取られた茶葉を使用し、ロットの中でも最高品質のものです。落ち着きを出すために後熟成を行い、現在はこれ以上ないほどに最高の香り、味わいになっています。

東方美人の多くは新竹、苗栗などで作られる青心大有種のものが主流です。これらは果実香の強い、味わいのしっかりした火入れが強い特徴を持ちます。苦味が出やすく、中には苦味がそのまま出ているものや、多くは複数のロットや様々な品種から作られた東方美人をブレンドします。
一方、石錠で作られる東方美人は青心烏龍種から作られ、軽やかな香りと味わいで、まさにシャンパンのようです。
香檳烏龍という名前は石錠で作られた東方美人に与えられたと言われています。

その石錠郷の中でもこれ以上のものはないほどに上質な東方美人です。
もしお手元に東方美人があれば是非比べていただきたいと思うほどに、今年もとても上品に美味しく仕上がっております。

10912.4
南糯山 古樹滇红(雲南紅茶)

古茶樹で有名な雲南省南糯山の樹齢300年以上の茶樹から作られた非常に上質な古樹雲南紅茶です。

一般的な雲南紅茶は甘く、誰もが美味しいと思えるお茶である反面、味わいが分かりやすすぎて飲み続けるには飽きてしまう部分もあります。近年流行している金色の雲南紅茶は特にその傾向が強く感じられ、当店ではお問い合わせをいただくものの、WEBショップでのお取り扱いは控えておりました。

今回のこの雲南紅茶は金色一色ではありませんが、その香りと味わいの複雑さ、奥深さが違います。
金色の雲南紅茶が入門向けとすれば、このお茶は上級者向け、玄人好みの味わいです。11月の中国出張で出会ったお茶ですが、雲南紅茶にこれほど、奥行きのある美味しさを持つものがあったのかと驚きました。
(もちろん、入荷できない位に高額なお茶にはあります・・・)

少数民族が代々大切に守ってきた古茶樹から丁寧に作られた紅茶です。
ぜひ、大切な時間に楽しんでいただければと思います。

10802.7
四川高山桂花紅茶

当店で一番人気の四川高山紅茶に桂花の香りを移した四川高山桂花紅茶が入荷しました。

ベースとなっている四川高山紅茶は四川省蒙山主峰の標高1200m以上という高山地帯で栽培された茶葉を使用して丁寧に作られています。無農薬認証は得ていませんが、標高が高く斜度のきつい斜面で栽培された無農薬栽培の茶樹を使用しています。また香り付けに使用している桂花(キンモクセイ)も厳選された無農薬の桂花を使用しています。

2014年 特級 蒙頂黄芽 入荷しました!

2014年 特級 蒙頂黄芽
2014年 特級 蒙頂黄芽

お問い合わせの多い蒙頂黄芽がようやく入荷しました。
当店の蒙頂黄芽は黄茶でありながらも癖の無い、甘く香ばしさのある、とても美味しいお茶に仕上がっています。

蒙頂黄芽は中国を代表する銘茶、中でも希少性の高い黄茶に分類されるお茶です。
一般的に黄茶は独特の風味が強いものが多く好みが分かれますが、この蒙頂黄芽は誰もが美味しいと思う品格のある黄茶に仕上がっています。

蒙頂山主峰の標高1200m付近で栽培されている茶樹を2014年3月26日に摘み取り、製茶されています。

伝統的な製法を守りながら更に改良を重ねて作られています。
特有の癖が強い黄茶や、殆ど緑茶としか思えないような黄茶が増えている中、この蒙頂黄芽は黄茶本来の旨みを持ちながら癖を取り除いたような、純粋に蒙頂黄芽としての美味しさを楽しめる上質な黄茶です。

優しい品のある花の香りと香ばしい栗の香りを感じるお茶です。
味わいは深く甘く、複雑な旨みがしっかり出ています。
飲み終えたあとも甘さが戻ってくるような感覚があり、長く余韻をお楽しみいただけます。

黄茶は美味しくない、癖があると思っている方にも是非お試しいただきたいお茶です。


人気の高い湯宣武の紫砂茶壷、入荷しております。

湯宣武 紅禅
湯宣武 紅禅

湯宣武は非常に技術力の高い人気のある女性紫砂作家です。
夫である范澤鋒は紫砂茶壷の大家で、彼の作品は既に日本円にして、数十万~数百万円という値がついています。

湯宣武の作品の入荷は年々難しくなってきております。
昔から懇意にさせていただいている関係上、なんとか入手が出来る状態ですが、それでも価格の上昇などもあり、今後の入荷は難しくなると思います。

陳宗宝 福禄玉蛇
陳宗宝 福禄玉蛇

第2の湯宣武とも称される若手作家、陳宗宝の茶壷です。
范澤鋒を師に持ち、その技術の高さから近年評価が高くなってきています。
この茶壷も范澤鋒の指導の下に作られているだけあり、非常に完成度の高い、素晴らしい茶壷になっています。

紫砂茶壷には興味があるけれども、いきなり作家物は難しいという方に、入門向け茶壷のご紹介です。

実際のところ、入門用とされるレベルの茶壷は土質が柔らかいものが多く、美味しくお茶を淹れるには難しいものが多いです。そういった理由もあり、美味しくお茶を淹れることができるという前提で入門用の茶壷を探すのはなかなか難しいのですが、今回無名の若手作家による納得できる品質の茶壷を入手することができました。

紫砂小壷
紫砂小壷

日本で一般的に入門用とされている茶壷に比べるとどうしても高価になってしまいますが、紫砂以外の材料の混入などの無いもの、美味しくお茶を淹れることのできる品質であることということからも自信を持ってお勧めいたします。

無量山 寨子坡 2008年 入荷しました!

無量山 寨子坡 2008年
無量山 寨子坡 2008年

チーズと中国茶のマリアージュお茶会でご紹介させていただいたプーアル茶が入荷しました。蜂蜜のような香りと甘くミネラル感がしっかりとある、とても美味しいプーアル茶です。
渋味や苦味が少ないのは無量山のお茶の特徴ですが、この2008年の寨子坡もその特徴が良く出ているため、渋味・苦味はもちろん、雑味は一切感じません。回甘も強く、余韻が長く続きます。煎持ちも良く、柔らかく優しく、しっかりと美味しいお茶になっています。

そのままでも、もちろんお茶会の時のようにチーズなどとあわせていただいても美味しく楽しめます。

本来であれば餅茶は1枚をその変化も楽しんでいただきたいため、当店では餅茶を崩してのご紹介は行っておりません。
とはいえ、餅茶1枚をいきなりはなかなか勇気が必要なものです。今回はこの無量山に限り崩しでのご紹介もいたします。

無量山(无量山) 寨子坡 2008年 崩し
無量山 寨子坡 2008年 崩し

この機会にぜひ美味しいプーアル生茶を体験してください。


鳳凰単叢、ご好評をいただいております。
種類によっては既に数少なくなっているものもございます。

鳳凰単叢 玉蘭香
鳳凰単叢 玉蘭香

玉蘭とは中国語で白木蓮を意味します。その名の通り白木蓮のような、品のある上質な香りを持つ鳳凰単叢です。

かつて、鳳凰単叢は三無主義と呼ばれる、茶樹に「肥料を与えない・選定を行わない・農薬を与えない」方法で栽培されてきました。しかしながら近年流通している殆どの鳳凰単叢が作られる茶園栽培では、一本の茶樹から作られていないというだけでなく、この三無主義はまず行われていません。生産量が劣る三無主義は今や一部を除いて殆ど行われていないのが現状です。
この玉蘭香は樹齢はまだ若い茶樹ですが、この三無主義で栽培された茶樹から作られました。そのため、ミネラル感のしっかりした味わいが楽しめます。

鳳凰単叢 草蘭香
鳳凰単叢 草蘭香

お茶会でご紹介させていただいた鳳凰単叢です。

この草蘭香は標高1000mを越える高い場所にある1本の老茶樹から作られています。そのため、非常に生産量が少なく
年間10キロしか作ることができない貴重な鳳凰単叢です。こうした高山にある老叢から作られるお茶には特韻と呼ばれる高山気、つまり特別な香気、味わいがあります。
この草蘭香はその特韻が良く出ている素晴らしい出来上がりとなっています。
通常はこの価格でご紹介できない鳳凰単叢ですが、この特韻を多くの方にぜひ味わっていただきたく、今回は特別にご紹介いたします。

鳳凰単叢 坪坑老叢
鳳凰単叢 坪坑老叢

鳳凰単叢の産地、鳳凰鎮の中でも坪坑頭村の外れにある樹齢250年以上の古茶樹から作られています。当然、この茶樹からしか摘み取れないため、生産量は少なく、茶樹の状態によってはその年の生産自体を見送る、とても大事にされている古茶樹から作られています。

この坪坑老叢は他のどの鳳凰単叢とも違います。
深みのある甘く複雑な香りは落ち着きも感じさせる厚みのある深さと、うっすらと塩気を感じるような、杏系の複雑な香りを持っています。味わいも香りに負けず劣らず複雑です。見事なミネラル感、旨みに甘味と微かな酸味が加わり、凄みすら感じるような奥深さがあります。
鳳凰単叢というお茶にこのように複雑なミネラル感と旨み、滋味を持つものがあるのかと驚かせるような、別格と言える鳳凰単叢です。

老叢竹葉単叢
老叢竹葉単叢

この老叢竹葉単叢は標高1200m付近にある樹齢250年にもなる、竹葉種の古茶樹から摘み取られた茶葉から製茶されています。

竹葉種はその葉の形が特徴的でこの名前がつけられました。他の一般的な品種よりも細長く、竹のような葉の形をしています。あまり栽培量が多いとは言えない品種で、中国の専門店でもあまり見かけることが少ない品種の1つです。

爽やかな甘い花香が優しく、複雑な品格を感じる香りにまとまっています。
味わいはすっきりとした甘さと複雑なミネラル感、旨みがあります。味わいのバランスが非常に良く、派手さはありませんが、爽やかさと筋の通った凛々しさはその名の竹を連想してしまいます。
濃厚な甘さの蜜蘭香とは対極の清々しい味わいと香りです。

鳳凰単叢 鴨屎香 冬片
鳳凰単叢 鴨屎香 冬片

鴨屎香を直訳すると「鴨の糞の香り」という意味ですが、あまりにもこの品種の茶樹から作られたお茶が香り高く美味しいため、その木を盗まれないように「鴨屎香」と名づけたことに由来しています。その名の通り、数年前までは一部で栽培されていたのみでしたが、現在は標高の低い場所にある茶園でも大量に栽培されるようになりました。

この鴨屎香はその茶園栽培のものではなく、標高1000m付近にある、樹齢80年ほどの1本の茶樹から11月下旬に摘み取られた冬茶です。

清らかな甘い花の香りと微かな乳香が感じられるお茶です。一般的な鳳凰単叢に見られる苦みが殆ど無く、すっきりとした上品な甘さと茶園栽培のものには無い繊細なミネラル感が感じられます。

鴨屎香はとても美味しい鳳凰単叢の1つですが、その中でも老茶樹の単叢ならではの味わいが楽しめるお茶です。

雲南緑茶 四川玖瑰紅茶 入荷しました!

雲南の緑茶と明前 四川玖瑰紅茶も入荷いたしました!
どちらも日本にはあまり輸入されることのないお茶ですが、珍しいという以上に美味しくお楽しみいただけます。

思茅 頭春茶
思茅 頭春茶

今年も雲南緑茶、入荷しました!

頭春茶と呼ばれる雲南緑茶です。中国・雲南省南部の思茅にある標高1800m付近にある茶園で2014年3月15日に摘み取られました。今年に最初に摘み取られた茶葉で作られたお茶です。

思茅はお茶づくりの歴史がとても古い地域です。多くの野生茶樹、人工栽培の茶園、過去に人工栽培の茶園として利用されていたけれども何十年と放置された古茶樹園など様々な種類の茶樹が豊富に存在しています。

甘い爽やかな花の香りと雲南紅茶を連想させるような深みのある優しい甘さが感じられます。飲み終えた後の余韻も長く、体の中から甘さが戻ってきます。
特に2014年は甘さが強く美味しく仕上がっています。

明前 四川玖瑰紅茶 2014
明前 四川玖瑰紅茶 2014

人気の四川高山紅茶の明前茶です。今年も入荷いたしました!

名前にある玖瑰(メイグイ)は日本で言うところのハマナス、バラの原種です。
この四川紅茶はその玖瑰の香りのする紅茶として命名されています。後から香りを添加したり、花茶のように花の香りを移した紅茶ではなく、茶葉本来の香りがまるでバラのようであることから名づけられています。四川省蒙山の標高1200m以上という高山地帯で栽培された茶葉を3月15日に摘み取って作った特別な紅茶です。

緑茶と違い、酸化発酵を行って作る紅茶の場合はある程度成長した茶葉が必要になります。若い茶葉で美味しい紅茶を作るには高い技術力が必要です。この紅茶がとても美味しく仕上がっているのは、この作り手さんが常に真摯に製茶技術の向上を日々努力している結果です。四川高山紅茶を既にお楽しみいただいている方には、その技術の高さが実感していただけていると思います。

黒々とした茶葉に金粉をまぶしたような、金色の美しい茶葉は甘い可憐なバラの香りがあり、柔らかく品のある自然な甘味とミネラル感を味わっていただけます。淹れたお茶の湯温が下がるとまた変化します。花の香りと合わせてキャラメルのような甘い香りが立ち上り、味わいもより深い甘みが増してきます。
特に2014年は香りも甘味も非常に綺麗に出ています。


凍頂烏龍茶 2013年冬茶
凍頂烏龍茶 2013年冬茶

鈴茶堂の凍頂烏龍茶は昔ながらのしっかりと発酵・火入れを行った伝統的な製法によるものです。

凍頂烏龍茶というと日本にも良く輸入されていることもあり馴染み深いお茶ですが、この凍頂烏龍茶は深みのある味わいと余韻の長さが違います。その美味しさは癖になるほどで、お客さまの中にはこの凍頂烏龍茶だけをリピートされている方もいらっしゃいます。

焙煎技術が非常に高く、一般的な凍頂烏龍茶の半分ほどしか水分量がありません。
そのため、実質的な賞味期限がなく、時間が建てば経つほど、その美味しさを増していくお茶です。
現在最もお勧めの凍頂烏龍茶は2012年冬茶です。(2012年春茶は完売いたしました。)

凍頂烏龍茶 2012年冬茶
凍頂烏龍茶 2012年冬茶

凍頂烏龍茶 2013年春茶
凍頂烏龍茶 2013年春茶

最近は本来の産地以外で作られた安価なものも流通しています。
この凍頂烏龍茶は代々、伝統的な製法を頑なに守って作り続けています。
ぜひ本来の凍頂烏龍茶の味わいをお試しください。

2014年 新茶入荷しました!

お待たせいたしました!今年の四川の新茶が到着いたしました。
どれも美味しく、上質な新茶です。
鈴茶堂定番の蒙頂甘露・蒙頂石花に加えて、今年はとある古刹の依頼で作られた希少なお茶も入荷しております。

今年は気温が低い日が続いていたため、例年より1週間ほど遅く茶摘がはじまりました。蒙頂山茶区の標高の低い地域は例年通り3月上旬からはじまっていましたが、標高の高い地域は気温が上がるのが遅れていたようです。

私たちがお願いしている蒙頂の作り手さんは蒙頂山の中でも主峰、その中の標高1200m付近にある茶畑の茶樹から1つ1つ手摘みした茶葉にこだわっています。

2014年 明前 蒙頂甘露
2014年 明前 蒙頂甘露

中国を代表する銘茶、蒙頂甘露です。
2014年3月27日に摘み取り、製茶されています。

今年の蒙頂甘露は甘い栗の香りと清らかな甘い花の香り、その香りに答えるように深みのある甘味と爽やかな旨みが心地よく、飲み終えたあとも甘さが戻ってくるような蒙頂甘露に仕上がっています。

2014年 明前 蒙頂石花
2014年 明前 蒙頂石花

日本ではあまり馴染みのない蒙頂石花ですが、その歴史は古く、中国の銘茶の中では最も古いお茶とも言われています。
2014年4月3日に摘み取り、製茶されています。

とろみのある金色のお茶は甘い花とほっこりと香ばしい豆のような香りです。
丸い柔らかな甘味と上質な旨み、ミネラル感が感じられます。
翡翠のような、ふっくらと肥えた芽で構成された、とても美しいお茶です。

2014年 明前 蒙頂山禅茶
2014年 明前 蒙頂山禅茶

このお茶は1500年を越える歴史のある、ある古刹の依頼で作られました。
蒙頂山主峰の標高1100m付近で栽培されている在来種の茶樹から2014年3月26日に摘み取り、製茶されています。

仏教とお茶の関わりが深いのは良く知られていますが、中国ではこうしたお寺で開光(祈祷して魂を入れる)したお茶を、そのお寺の信者に分けるということが良くあります。このお茶もそうした目的で作られています。
その開光はされていませんが、今回、作り手さんにお願いして特別に分けていただきました。

とろみのある金色のお茶はキャラメルのような甘いお菓子のような甘い香りが強く感じられます。その甘い香りに応じるように濃厚な甘味とミネラル感がしっかりと感じられます。
緑茶がここまで複雑に濃厚な甘味を持てるのかと驚かされます。

希少なお茶ですが、それ以上に驚くほどに美味しいお茶です。


お茶会のお知らせ

次回5月のお茶会は新茶がテーマです。

この時期、各地から届いた新茶をご紹介します。
中国茶は青茶・烏龍茶が中心と思いがちですが、実は緑茶がその殆どを占めています。
日本茶とは異なる味わい、香りをお楽しみいただければと思います。

ショップでご紹介予定外の新茶や緑茶以外の新茶もご紹介する予定です。
実際の産地の状況なども含めてご紹介いたします。
After Taste自慢のデザートと共にお楽しみください。

日時 2014年5月18日(日曜)12時30分~14時30分
場所 Bistro&Bar After Taste
東京都新宿区新宿3-28-16 新宿コルネやまとビル5F
03-6273-2001
新宿駅 徒歩2分 / 新宿三丁目駅 A5出口 徒歩1分
料金 3000円(お茶4種・デザート・お土産つき)
ご予約 お席に限りがありますため、5月15日までにAfter Taste店舗までご予約ください。満席になりしだい、ご予約を締め切らせていただきます。ご了承ください。
(03-6273-2001)

残席わずかですがございます。
おかげさまで満席となりました。ありがとうございます。

紫砂茶壷 ガラス茶器 入荷しました!

長期間の発送業務お休みでみなさまにはご迷惑、ご不便をおかけしました。
無事に中国から帰国いたしました。
今年も四川・雲南の美味しい新茶と出会うことができました。
新茶の方は現在通関・検疫手続き中です。
完了次第ご紹介させていただきますので、もうしばらくお待ちください。

全商品完売してしまっておりました紫砂茶壷ですが、新作が入荷しました。
人気の高い湯宣武の紫砂茶壷も入荷しております。

湯宣武 紅禅
湯宣武 紅禅

湯宣武は非常に技術力の高い人気のある女性紫砂作家です。
夫である范澤鋒は紫砂茶壷の大家で、彼の作品は既に日本円にして、数十万~数百万円という値がついています。

湯宣武の作品の入荷は年々難しくなってきております。
昔から懇意にさせていただいている関係上、なんとか入手が出来る状態ですが、それでも価格の上昇などもあり、今後の入荷は難しくなると思います。

陳宗宝 福禄玉蛇
陳宗宝 福禄玉蛇

第2の湯宣武とも称される若手作家、陳宗宝の茶壷です。
范澤鋒を師に持ち、その技術の高さから近年評価が高くなってきています。
この茶壷も范澤鋒の指導の下に作られているだけあり、非常に完成度の高い、素晴らしい茶壷になっています。

高建軍 朱泥壷
高建軍 朱泥壷

国家級工芸美術師の高建軍による朱泥壷です。
紫砂茶器では有名な龍徳堂に所属するベテラン作家で、その技術の高さには定評があります。
特にこの朱泥壷は、朱泥とは思えないほどに硬く締まった土を使用しており、その造形の完成度と合わせて、稀に見る上質な茶壷に仕上がっています。

紫砂茶壷には興味があるけれども、いきなり作家物は難しいという方に、入門向け茶壷のご紹介です。

実際のところ、入門用とされるレベルの茶壷は土質が柔らかいものが多く、美味しくお茶を淹れるには難しいものが多いです。そういった理由もあり、美味しくお茶を淹れることができるという前提で入門用の茶壷を探すのはなかなか難しいのですが、今回無名の若手作家による納得できる品質の茶壷を入手することができました。

紫砂小壷
紫砂小壷

日本で一般的に入門用とされている茶壷に比べるとどうしても高価になってしまいますが、紫砂以外の材料の混入などの無いもの、美味しくお茶を淹れることのできる品質であることということからも自信を持ってお勧めいたします。

お茶を淹れるのが楽しくなるような美しいガラスポットが入荷しました!

ガラス ティーポット
ガラス ティーポット

耐熱ガラスを使用して、手作りで1つ1つ丁寧に作られています。
お茶を淹れる際に蓋が外れにくいよう、安全に使う工夫もされています。

透明ですので茶水の色や透明感が確認しやすく、工芸茶などを楽しむ際にもお勧めです。

ダブルウォールグラス
ダブルウォールグラス

耐熱ガラスのティーグラスです。

2重構造耐熱ガラスで作られているため、保温性にも優れています。
また、アイスにもホットにもお使いいただけます。
透明ですので茶水の色や透明感が確認しやすく、お茶の色合いも楽しめます。

品切れでご迷惑をおかけしていたガラスの公道杯・茶海が再入荷しました。

ガラス 公道杯 茶海
ガラス 公道杯 茶海

適度な薄さと無骨ではない、シンプルな形でご好評をいただいています。
透明ですので茶水の色や透明感が確認しやすくなっています。